★高柳昌行アングリーウェイブスのピアノ入りテイク。1983年「アケタの店」でのスリリングなステージを当日の演奏順に70分完全収録。
★1985年以降に高柳が最も関心を寄せ、文字通り命がけで取り組んだのはaction directという形態だったが、本アルバムでは、そこに至る以前の、グループ形態によるJAZZインプロヴィゼーションの究極の姿を聴くことができる。
★本アルバムには、さらに驚くべき事がある。通常のangrywavesのメンバー(ギター、ベース、ドラムス)でなく、ベースをピアノに替えたトリオで演奏されているという点である。ピアノ参加によるangrywavesは、西荻窪「アケタの店」で計5回のライブを行っているが、どのような事情があったのかは分からないが、当時の情報誌やJAZZ専門誌のスケジュール欄に詳細の記載が全くない。また、高柳のファンの間では、ピアノバージョンのangrywavesが存在した事さえ知られておらずこのピアノ入りangrywavesは、いわば当日ライブに来た観客だけが知る幻のグループだったのである。
★ピアノの安田芙充央は、当時本名の安田文生で活動していた29歳のピアニストで、現在はクラシックピアニスト/作曲家として活躍中。このテープの存在を知らなかった氏は、当時を振り返って次のように話した。
「演奏中は剣山の上に座らされたような心境で、刺激的な体験だった」
1. first
2. second
3. third
4. fourth
高柳 昌行(g) Masayuki Takayanagi
安田芙充央(p) Fumio Yasuda
山崎 弘 (ds) Hiroshi Yamazaki
1983年録音
在庫有り
CD