★関西の人気才媛(1979〜)の、今回はレギュラー・トリオによる一編。
★緩急メリハリは豊富につけられるが、根底には一貫してメランコリックな奥深い詩的情緒を堅持した、躍動型リリカル指向の歯切れよい邁進が続き、主役ピアノの、重低音をパーカッシヴに強打するハードな力学的アクション攻勢で先ずは精悍毅然と迫り、一転バラードでは繊細・微妙なニュアンスをじっくりしっとりと丹念に掬い取ってゆくような、(さすがピエラヌンツィ派!らしい)独自の唯美的微視センスも遺憾なく発揮して見せるという、陰影に富んだ端正でいて力強い節回しが、また一段と磨きのかかった鮮烈な(確固たる)魅力を放っている。「ガキッ」「ゴツッ」とした石のような感触の、ダークなタッチも素敵。
1.Bull's-Eye
2.Softly As In A Morning Sunrise
3.Front Man
4.Changing
5.The Other Side Of Midnight
6.Images & Words
7.Invisible World
8.Omoi-Gusa 思ひ草
9.Blue Nowhere
10.Parallax
11.Aprilis
西山 瞳 Hitomi Nishiyama(p)
坂崎 拓也 Takuya Sakazaki(b)
清水 勇博 Takehiro Shimizu(ds)
馬場 孝喜 Takayoshi Baba(g on 4,7)
2008年4月1日&2日 滋賀県栗東市芸術文化会館さきら小ホールでの録音
在庫有り
CD