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明るく渋く和気あいあいな人情派セッションCD ROB SCHNEIDERMAN ロブ・シュナイダーマン / GLASS ENCLOSURE [RSRCD 193]

販売価格: 2,500円(税込)

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●ニューヨーク・シーンで長らく活動、1980年代後期より一貫してこのReservoirから硬派なアルバムを発表し続けてきた同レーベルの看板スターであり、また一方では数学の博士号も持つという多才な人気ピアニスト:ロブ・シュナイダーマン(マサチューセッツ州ボストン生まれのカリフォルニア育ち)の、今回は、かつてのボスでもあった旧交深いバップ・アルトの重鎮:チャールズ・マクファーソンをフィーチュアして(6曲に参加し、あとトリオで4曲)の一編。2007年7月14日ニューヨークシティ録音。カッチリ堅固でいて軽涼流麗な潤い表現にもイイ味わいを見せる、透徹クリアー・タッチ・ピアノの清やかな職人的バップ・プレイと、肩の力を抜いてひらひらと楽しげに舞い泳ぐ洒脱でソウルフルな吟醸的アルト・ブローイング、が和気あいあいのハートウォームな交歓会にノリよく興じた爽快編である。インティメイトな寛ぎ気分を底流させつつリズム〜テンポの起伏メリハリは豊富につけられた、歌心徹底重視の単純明快な人情派ハード・バップ奏演が溌剌と、歯切れよく続き、トリオ編成による、暗影濃いめで重量感の強化されたハードボイルドな劇的熱演、もタイミングよく(引き締め処然と?)現れながら、ピアノやアルトの、潔く正攻法勝負に徹しきった伸びやかなソロ奮戦が、旨味もたっぷりのゴキゲンな見せ場を形作ってゆく。ピアノ者の、パウエル系の伝統的なバップ・イディオムを揺るぎなく根幹に据えながら、粋な小唄調のマイルド節を散りばめたり、玉転がし様のファンキーなブロック・コード技をアクセント活用したり、ハンコックorモンクに接近したパーカッシヴ指向の立ち回りをキメたりと、適宜表情豊かにバリエーション転回を見せてゆく謹厳誠実げな活躍が、爽やかで渋い安定した魅力を揮っており、一方アルト者の、脱力的ソフトネスとシャープで熱い締まり感がない交ぜになったような、「パーカー流儀+アーシー・ブルージーな歌謡性」が身上のおおらかな飄遊ぶり、も頓智俳人?っぽい芳醇キャラで好インパクト。シブげにして開放感ある逸品。

1.Reunion
2.Ready Or Not
3.Buster Rides Again
4.Embraceable You
5.Glass Enclosure
6.Bluegenes
7.Fine & Dandy
8.Yardbird Suite
9.Social Call
10.Cocktails For Two

Rob Schneiderman(p)
Charles McPherson(as on 1,2,3,4,7,10)
Todd Coolman(b)
Leroy Williams(ds)

2007年7月14日ニューヨークシティ録音

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