★近年も気合の入ったハードバップ作品を発表して好評を博してきた島根県出雲市在住のベテラン熱田修二が、今回は長年の共演仲間であるウエス派ジャズ・ギターの第一人者:宮之上貴昭との、息の合ったコラボレーション演奏を展開。編成は4tet。
★前作までの硬質的で熱っぽい勇躍路線とは打って変わった、熱田のルビー・ブラフ/ボビー・ハケット系統のレトロな、或いはジョー・ニューマン/ジョニー・コールズ似の渋い、素朴め中間派調の寛ぎ吹奏が実に新鮮で、全編に渡りおおらかでハートウォームなリラクゼーションが好もしく活写される。
★これに対し宮之上はウエス/バレル/ファーロウ系統の硬派技を使う一方、アコースティックでのジャンゴ系orボサノバ系のプレイも繰り出し、全体に次々と巧みな変化をつける大敢闘ぶり。宮之上の生ギターと熱田のほのぼのと和んだデュオ1、ジム・ホール技が熱田のクールな頽廃的バラード吹奏にしっとりと融け込む3、等々カラフルにして詩情豊かな楽しい名場面多数。
1 Taking A Chance On Love
2 Fascinating Rhythm
3 Sweet And Lovely
4 One Note Samba
5 Here's That Rainy Day
6 East To West
7 Georgis
8 I Found A New Baby
9 Round About Midnight
10 Cherokee
熱田 修二(TRUMPET)
宮之上 貴昭(GUITAR)
山口 雄三(BASS)
高橋 信之介(DRUMS)
2000年1月9日-12日 Kochi Studio,Ogatamura Akita 録音
Recorded By, Mastered By – Shinsuke Kochi
在庫有り
CD(経年変化による帯変色有り)
