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【CDは日本のみ発売】 端正でスマートなビッグ・バンド・アンサンブルに研ぎ澄まされた現代感覚溢れるギター・インプロが鋭く絡む劇的感動編 国内盤CD KURT ROSENWINKEL + ORQUESTRA JAZZ DE MATOSINHOS カート・ローゼンウィンケル / OUR SECRET WORLD LIVE AT CARA アワ・シークレット・ワールド〜ライヴ [RPOZ 10106]

販売価格: 2,310円(税込)

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★個性派にして進歩派・新感覚派なコンテンポラリー・ジャズ・ギターの手練の使い手=人気スター:カート・ローゼンウィンケル(1970年米ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ)の、本盤は、以前「Our Secret World」というアルバム(2009年録音、2010年リリース)で共演していたポルトガルの精鋭ビッグ・バンド:オルケストラ・(ヂ・)ジャズ・ヂ・マトシニョスと再び組み、その「Our Secret World」のライヴ版を意図したポルトガル-ポルトでのライヴ録音作品(海外では配信とLPオンリーでCD発売は日本のみとなる)。

★コンテンポラリー・ビッグ・バンドの正統らしい、奥行き深く重層的なピタリと息の合ったアンサンブルがダイナミックかつ端正に雄渾のスケールをもって響鳴する中で、エッジを利かせてシャープに斬り込んでくるギターの現代感覚溢れる陰影とニガみを含んだブルージー・プレイが颯爽と、そしてちょっぴり妖しく華を成してゆき、ビッグ・バンド側の作劇構成力充分にストーリーラインを描く演奏も中々鮮やかに昂揚と感動を齎した、全体を通じ様式美やドラマツルギー重視の壮大アンサンブルと生々しくスリリングにリアル即興の道を行く小回り満点なギター、との鬩ぎ合い並びに協調で大いにエキサイトさせられる濃密な敢闘内容。

★今日のジャズ・オーケストラのオーソドックス・スタイルに則って流麗滑脱に歩を進める折り目正しいアンサンブルがエレガント&グルーヴィーに映え、これを背に進取性豊かなアドリブ・ソロを炸裂させるローゼンウィンケル(g)の、燃えているようでありクールでもある躍動ぶりがバックとは好対照にやんちゃさ仄めく花形役を担う、という、予定調和と突発力が同居したトータルとしてはあくまでメロディアスでノリのいいリリカル・アクション・タイプの快演が展開され、モード系ハード・バップの匂いを漂わすスマートなビッグ・バンドに比し、概ねバップからは遠く離れたファンクやブルース・ロックの色合い濃いローゼンウィンケル(g)の尖った弾鳴が鋭く異彩をもって際立つ、といった具合でさりげなく温度差や起伏メリハリにも富んだ道程をフレッシュに愉しませる。

★ローゼンウィンケル(g)の、あくまで悠々とマイペースを保ちながら研ぎ澄まされたゲリラ・ヒーローの本領を発揮するその、非バップ的ファンク・スタイルを基調とするも時折繋ぎっぽくバップ・フレーズを滑り込ませたり、飄然と遊泳するようでありながら俯瞰すれば鮮麗なる流れにキッチリ"構成"されてもいたりと、一聴肩の力の抜けたゆとりと落ち着きある行き方の中に得難い懐広さを垣間見せる巧まぬワザのキレはさすが絶品。

1. アワ・シークレット・ワールド Our Secret World – Live At Cara
2. ドリーム・オブ・ジ・オールド Dream Of The Old – Live At Cara
3. ターンズ Turns – Live At Cara
4. ユーズ・オブ・ライト Use Of Light – Live At Cara

Kurt Rosenwinkel カート・ローゼンウィンケル (guitar, composition)
Pedro Guedes ペドロ・ゲヂス (musical direction, produce) (arrangement on 4)
Carlos Azevedo カルロス・アゼヴェド (arrangement on 1, 2, 3)

*soloists:
Kurt Rosenwinkel カート・ローゼンウィンケル (guitar on all tracks)
José Pedro Coelho ホセ・ペドロ・コエーリョ (tenor saxophone on 3) 

Luís Macedo (trumpet)
Javier Pereiro (trumpet)
Rogério Ribeiro (trumpet)
Hugo Silva (trumpet)
Daniel Dias ダニエル・ヂアス (trombone)
Andreia Santos アンドレア・サントス (trombone)
Álvaro Pinto アルヴァロ・ピント (trombone)
Gonçalo Dias ゴンサロ・ヂアス (trombone)
João Guimarães ジョアン・ギマランイス (saxophone)
João Pedro Brandão ジョアン・ペドロ・ブランダン (saxophone)
Mário Santos マリオ・サントス (saxophone)
José Pedro Coelho ホセ・ペドロ・コエーリョ (saxophone)
Rui Teixeira フイ・テシェーラ (saxophone)
Carlos Azevedo カルロス・アゼヴェド (piano)
Demian Cabaud デミアン・カボー (double bass)
Marcos Cavaleiro マルコス・カヴァレイロ (drums)

2021年7月20日ポルトガル-ポルトのレコーディング・スタジオ・パフォーマンス・センター:Caraでのライヴ録音

レーベル:Core Port

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国内盤CD

商品情報

★2010年にカート・ローゼンウィンケルが、ラージ・アンサンブルとの共演という新たな挑戦としてリリースした名作にして野心作『アワ・シークレット・ワールド』。

★これはポルトガルのコンテンポラリー・ビックバンドのトップである「オルケストラ・ジャズ・ヂ・マトシニョス(OJM)」と共演し、過去の自作を新しい編曲世界観で表現して新たな地平を見せてくれたアルバムとして知られている。この録音以降も何度かOJMと共演機会はあったが、その録音から12年後の2021年に再び結集してライヴ・レコーディグが実現、遂にリリースされる。

★カート・ローゼンウィンケルは近年もドミ&JD・ベックのアルバムへのゲスト参加、自身のハートコア・レーベルからの精力的なリリース、石若駿との再演コンサート、伝説的カルテットであるザ・ネクスト・ステップのリユニオン・ツアー他多方面にわたる独創的な活動を続けている。

★このライヴ盤ではカート的な精緻な構造を持ったコンポジションを見事なアレンジで全員が演奏。収録曲は大名曲のM4や『Heartcore』収録のM1、『The Enemies of Energy』収録のM2、ライヴ定番曲M3で、陰影がありつつ畳みかけるようなソリッドなトーンのギター演奏を聴かせ、それを際立たせるOJM音楽監督ペドロ・ゲジスとピアニストのカルロス・アゼヴェドによるアレンジが素晴らしい。

★OJMは1997年にポルトで設立されポルトガルのナショナル・ジャズオーケストラとしての役割を担い、特にソロ・アーティストとのコラボレイト作品で世界中にその名を馳せている。
これまでの共演アーティストはマリア・シュナイダー、カーラ・ブレイ、リー・コニッツ、カート・ローゼンウィンケル、マーク・ターナー、ジョシュア・レッドマン、フレッド・ハーシュ、レベッカ・マーティン、マリア・ヒタ他膨大に数にのぼる。2018年からはポルトに多分野にわたるプロジェクトを推進するレコーディングスタジオパフォーマンスセンターのCARAを擁している。今回のライヴはそのCARAで収録されたもの。
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