商品詳細

軽妙洒脱でクール・メロウな優しい抒情指向の寛ぎロマンティック・スタイルに真価を発揮したスウェーデン発テンダー・ヴォーカルの清新快打! 輸入盤CD EMMALISA HALLANDER エンマリーサ・ハッランデル / OUT OF REACH [PCD 371]

販売価格: 2,500円(税込)

商品詳細

スウェーデンの新進女性シンガー(ペーテル・アスプルンドの近作にゲスト参加したりもしていた):エンマリーサ・ハッランデルの自作曲をメインとしたセカンド・アルバム。バックの編成はピアノ・トリオを不動の軸としつつ、ストリング・カルテットやトランペット(ペーテル・アスプルンド)、テナーサックス(ペール・テクサス・ユーハンソン)が加わったりの転回もある。仄かに甘い潤いと艶を湛え、透明感の中に幾分かスモーキーな陰影も覗かせた、中高音のきめの細かい半ハスキー・ヴォイスによる、先ずは歌詞とメロディーを大切にして優しくクール・メロウにリリシズムの世界を創出し、その後はダイナミック&ブルージーなスキャット技で道筋をアクション風に転回させたりもする、という、テンダー&ハートウォーミングにして堂々とした勢いあるドラマティック演唱が流麗に綴られてエモーショナルな華を成し、抑えを利かせた濃やかなピアノや荘厳ムーディーなストリングス、バップ色の強い粋渋なトランペットなど、演奏陣の活躍も充実した、全般に極めてオーソドックスなジャズ・ヴォーカルらしいジャズ・ヴォーカルの饗宴に心地よく浸れる快演内容。インティメイトな和気やリラクゼーションを変らず底流させ、同時に敏活でシャープなノリのよさ・歯切れよさにも事欠かぬ、基本はあくまで軽妙洒脱な人情肌の行き方がスイスイと滑らか&淑やかに続き、バック勢のツボを心得た作劇構成的サポートにガッチリ頼もしく支えられ、触発されつつ、ハッランデル(vo)の、躍動感溢れる本格派の面もあるものの、どちらかと云うとその本領はしっとりとした優しい抒情指向スタイルにありそうな、一声一声に真心をこめて丹念に語りかけてくる感じのキュート&センシティヴなリラクシング節が中々幽玄深く冴え渡っていて、何とも素敵だ。→アメリカ白人リリカル派もしくはクール派ジャズ・ヴォーカルの伝統を真摯に汲んだ、柔和で落ち着いた、それでいてその内側に力強い情動を秘めての、軽やかで瀟洒かつブルース由来の旨味も充分のバラード・シンガー的側面にこそ好もしい独自の魅力があり、序盤ではスキャットも常用したりして第一印象としてはそういう勇ましいキャラかと思わせてこちらもつい身構えるわけだが、しかしそんな趣向は最初の2曲ぐらいだけでそれ以降は穏やかな抒情路線がメインとなって、小粋でファンタジック・ドリーミーなロマンティスト面が遺憾なく揮われる(と同時に"ブルース"が一貫してキーワードとなっている辺りもまたテイスティーなミソ)、という、そうした清楚可憐な歌声のあり様はちょっと蠱惑的ですらある。ホンカー並の武骨な咆哮で圧倒的に迫るユーハンソン(ts)や、ダウン・トゥ・アース&ソウルフルな黒っぽい吟醸ブルースマンぶりを見せるアスプルンド(tp)、らの敢闘も光る。トータルに見れば北欧色はわりかし薄い。

01. At The End Of The Tunnel (Emmalisa Hallander)
02. I'll String Along With You (Harry Warren / Al Dubin)
03. Month Of May (Emmalisa Hallander)
04. Umbrella Drinks And Reaches (Emmalisa Hallander)
05. Before You (Emmalisa Hallander)
06. And So It Begins (Emmalisa Hallander)
07. Rain In July (Emmalisa Hallander)
08. Seesaw (Emmalisa Hallander)
09. A Singer's Dilemma (Emmalisa Hallander)
10. Street Of Dreams (Victor Young / Sam M. Lewis)

Emmalisa Hallander エンマリーサ・ハッランデル (vocal)
Filip Ekestubbe フィーリプ・エーケストゥッベ (piano)
Niklas Fernqvist ニクラス・フェーンクヴィスト (bass)
Henrik Jäderberg ヘンリク・イェーデルベリ (drums) (possibly percussion on 03)
Daniel Migdal ダニエル・ミーグダール (1st violin on 01, 03, 05, 06, 09)
Jonna Simonsson ヨンナ・シモンソン (2nd violin on 01, 03, 05, 06, 09)
Riika Repo リーカ・レポ (viola on 01, 03, 05, 06, 09)
Amalie Stalheim アマーリエ・スタルヘイム (cello on 01, 03, 05, 06, 09)

*guests:
Peter Asplund ペーテル・アスプルンド (trumpet on 02, 03, 05, 10)
Per Texas Johansson ペール・テクサス・ユーハンソン (tenor saxophone on 08, 09)

2025年スウェーデン作品

レーベル:Prophone

在庫有り
輸入盤デジパック仕様CD


商品情報

PROPHONE

★エンマリーサ・ハッランデル Emmalissa Hallander は、スウェーデンが世に出したジャズ・ヴォーカルのもっとも新しい「スター」といわれています。ストックホルムのクラブ「ファシング Fasching」で彼女が中心になったコンサートを行い、トランペットのペーテル・アスプルンドのツアーに帯同、ストックホルム・ジャズオーケストラと共演、「ファシング・ヴェンネル」や王立音楽アカデミー(KMA)などのスカラシップを受け、スウェーデンのジャズシーンの名声を手に入れました。2023年にリリースしたデビューアルバム『Have a Look Inside』(Varva Records)が、リスナーとメディアから称賛されました。

★新作の『Out of Reach』(手の届かないところ)も最初のアルバムと同じく、彼女のオリジナル曲を中心に、20世紀なかごろの「古き良き」ヴォーカルジャズのスタイルと気分で歌われます。共演のバンドは、アマンダ・ギンスブーリの『Tur att jag kan skratta』(Ladybird 79556881)のフィーリプ・エーケストゥッベ Philip Ekestubbe のピアノ、イサベラ・ルンドグレーンの『Out of the Bell Jar』(Ladybird 79556854)のニクラス・フェーンクヴィスト Niklas Fernqvist のベース、アントン・ドロムベリの『Stars』(Prophone PCD 366)のヘンリク・イェーデルベリ Henrik Jäderberg のドラムというトップクラスのメンバーで構成。ロマンティックなムードのトラックではダニエル・ミーグダール Daniel Migdal たちの弦楽四重奏が共演、いくつかの歌にはペーテル・アスプルンド Peter Asplund のトランペット、ペール・テキサス・ユーハンソン Per Texas Johansson のサックスがゲスト参加しています。(新譜インフォより)

エンマリーサ・ハッランデル(ヴォーカル)
フィーリプ・エーケストゥッベ(ピアノ)
ニクラス・フェーンクヴィスト(ベース)
ヘンリク・イェーデルベリ(ドラム)
ダニエル・ミーグダール(第1ヴァイオリン)
ヨンナ・シモンソン(第2ヴァイオリン)
リーカ・レポ(ヴィオラ)
アマーリエ・スタルヘイム(チェロ)

*ゲスト:
ペーテル・アスプルンド(トランペット)
ペール・テキサス・ユーハンソン(サクソフォーン)
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内