★プレスティッジ・ジャズ・カルテット（PJQ）は、しばしばモダンジャズ・カルテット（MJQ）と比較された。しかし同じ楽器のセットが、異なる指揮者の手にかかると、まったく異なる芸術的ビジョンが生まれることを認識することが重要である。
この独自性は、テディ・チャールズとマル・ウォルドロンの2人が作曲した特徴的な楽曲に大きく起因している。
このユニークさは、テディ・チャールズとマル・ウォルドロンという、当時のジャズ作曲界で最も革新的な2人の作曲家による、特徴的な楽曲に起因している。彼らの独創的なアイデアは、アディソン・ファーマー（ベース）、ジェリー・シーガル（ドラムス）のリズム・セクションによって活かされ、まとまりのあるダイナミックなアンサンブルを形成した。
テオ・マセロの加入でカルテットはクインテットに拡大し、彼らのサウンドに大胆な新次元を導入した。マセロは、神秘的で独創的なアプローチを持つ大胆なリード・プレイヤーである。テナー・サックス奏者であるマセロは、しばしばアルト・サックスの音域にまで踏み込んだ独特のテナー・サックス・スタイルを持ち込んだ。彼の演奏は叙情的であると同時に非常に独創的であり、同時代の演奏家たちとは一線を画していた。その結果、豊かなテクスチャーと感情的な深みに満ちた一連のレコーディングとなった。特に 「Ghost Story」、「Star Eyes」、「Dear Elaine」、そして野心的な 「Take Three Parts Jazz 」といった曲は素晴らしかく、テディ・チャールズの哲学を反映したものである。
PRESTIGE JAZZ QUARTET
TAKE THREE PARTS JAZZ 14:20
1. ROUTE 4
2. LYRISTE
3. FATHER GEORGE
4. META-WALTZ 5:26
5. DEAR ELAINE 8:49
6. FRIDAY THE THIRTEENTH 8:51
TEO MACERO
7. GHOST STORY 6:27
8. PLEASE DON’T GO NOW 6:41
9. JUST SPRING 4:51
10. STAR EYES 7:09
11. POLODY 5:16
12. WHAT’S NOT 5:54
こちらで試聴出来ます。
Tracks #1-6, from the Prestige album “Prestige Jazz Quartet” (LP 7108)
Tracks #7-12, from the Prestige album “Teo” (LP 7104)
By Teo Macero with the Prestige Jazz Quartet
PRESTIGE JAZZ QUARTET
Personnel: Teddy Charles (vb), Mal Waldron (p), Addison Farmer (b), Jerry
Segal (d)Recorded in Hackensack, NJ, June 27, 1957
TEO MACERO
with the PRESTIGE JAZZ QUARTET
Personnel: Teo Macero (ts), Teddy Charles (vb), Mal Waldron (p), Addison Farmer(b), Jerry Segal (d)
Recorded in Hackensack, NJ, April 22, 1957
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