商品詳細

【送料込み価格設定商品】 ウォーム&アーシー・ソウルフルな霧笛の如きトロンボーン吹鳴がスモーキー・テイスティーにコク深く妙味を揮う人情肌寛ぎハード・バップの逸品 国内仕様・紙ジャケットCD 治田 七海 NANAMI HARUTA / THE VIBE ザ・ヴァイブ [SOL ID-0005]

販売価格: 2,640円(税込)

商品詳細

★かつては小林陽一のジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズに加わっていたこともあり、その後米ミシガン州立大学に特待生として留学、以降ミシガン州を拠点にアメリカで演奏活動を続けて来、過去Music Stylistからリーダー・アルバム(渡米前か)を、また松本茜とのデュオ・アルバムをConcept Recordから出して好評を得ていた、若手正統派女性トロンボーン期待の星:治田七海(2001年北海道札幌市生まれ)の、今回は当代モダン・トロンボーンの筆頭巨匠:マイケル・ディーズを迎えた米国の猛者連との強力コンボ(クインテットがメイン)による一編=米Origin作品の日本盤化。

★おぼろに霞むスモーキー感や陰影と濃やかな温もりや端正さを併せ持った何とも味のある音色のトロンボーンが、ひたすらアーシー・バピッシュでメロディックな主流派ジャズの本道を行くリラックスした抒情性満点のプレイを綴って、ハートウォーミング&テイスティーに中々渋い華を成し、これに悠々とバック・ハーモニーをつけ、合いの手を入れる第二のトロンボーンやバリトンも色彩感とコクっぽい旨みを上手く増強、加えてモーダル力学とブルージー・フレイヴァーの塊のようなピアノのダイナミック弾奏もトータル・サウンドの引き締めに一役買ってまた好ましい、全体を通じ徹底してハード・バップらしいハード・バップたる暖かな人情味に富んだ快演が続いて大いにノセ、心地よく和ませる妙演内容。

★歌心とスイング感を変らず第一義とし、伝統的ブルース・フィーリング&バップ・スピリットも殊の外潤沢に備える、そして音空間には絶えずインティメイトな和気やリラクゼーションを底流させた、ノリよく親しみやすいリリカル・バピッシュ演奏がイキイキと愉しげに展開してゆき、雄弁にウネるウィテカー(b)や精確敏速に転げ回るオウェンズ(ds)らの活躍も的確にグルーヴを高める中で、優しさと落ち着き+吟醸感溢れる治田(tb)やどこか飄々とした機智と余裕を感じさせるディーズ(tb)のアドリブ妙技が、実に豊饒なる盛り上がりを見せてゴキゲンだ。

★治田(tb)の、ダウン・トゥ・アースでソウルフルなブルース音楽の本質に迫る黒っぽい芳醇さや、粋でシブいハード・バップ魂をしっかりと有し、そのウォームネス豊かなサウンドからは母性的包容力も滲む、これぞモダン・トロンボーンの鑑然とした結構折り目正しい立ち働きがグルーヴィーかつテンダーな妙味を揮っていて卓抜で、かたやディーズ(tb)の、あくまで主役の治田を立てる幾分控えめな振る舞いの中に、ジャズ・トロンボーンならではの漂いたゆたうが如きユーモラスな"味"を垣間見せる、そうした裕然と構えた泳ぎっぷりもさすがの醸熟感を湛えて絶品(但し、当然ながら両者とも同じ楽器種=トロンボーンをプレイしており、特段ソロ・オーダーが明記されているわけでも左右のチャンネル分けが殊更はっきりしているわけでもないので、正直なところどっちがどっちなのか分からなくなる場面も多分にあります)。トロンボーン2人が概ね安らいだ憩いの趣を醸成する一方で、精悍な凛々しさ演出役を担うデイヴィス(p)の鋭敏ワザも格好のスパイス効果。

01. Girlie's World 5:14 (composed by Renee Rosnes, arranged by Chris Glassman)
02. The Vibe 7:25 (composed by Gregg Hill, arranged by Michael Dease)
03. Algonquin 4:53 (composed by Curtis Fuller, arranged by Chris Glassman)
04. Toshi 6:01 (composed by Nanami Haruta)
05. Sister Rosa 6:49 (composed by Christian McBride, arranged by Chris Glassman)
06. Easy Money 4:12 (composed by Gregg Hill, arranged by Michael Dease)
07. Heartstrings 5:33 (composed by Nanami Haruta) (quartet)
08. How It Goes 6:42 (composed by Michael Dease)
09. Jamerson's Lullaby 7:12 (composed by Rodney Whitaker)
10. Woodpecker 5:25 (composed by Nanami Haruta)
11. Unchained Melody 4:36 (composed by Alex North) (tb-g-b trio)

治田 七海 Nanami Haruta (trombone)
マイケル・ディーズ Michael Dease (trombone on 02, 04, 05, 06, 08, 09, 10) (baritone saxophone on 01, 03)
ザヴィエル・デイヴィス Xavier Davis (piano except 11)
ロドニー・ウイテカー Rodney Whitaker (bass)
ユリシーズ・オウェンズ・ジュニア Ulysses Owens Jr. (drums except 11)
クリス・ミナミ Chris Minami (guitar on 11)

米ミシガン州ランシング=LansingのTroubadour Recording録音
2025年作品

レーベル:Spice of Life(Origin原盤)

※他商品と併せてお買い上げの場合は、送料別価格2,520円になります。

在庫切れ
再入荷予定

国内仕様三つ折り紙ジャケットCD

商品情報

SPICE OF LIFE

★新星トロンボーン奏者の治田七海が、巨匠マイケル・ディーズとタッグを組み、豪華なオールスターセッションでいよいよ全米デビュー

★ジャズ界期待の新星トロンボーン奏者 治田七海待望のアメリカ・デビュー作は“The Vibe”
オールスター・リズムセクションと巨匠マイケル・ディーズ。
全米が注目するゴージャスなアルバムがいよいよ発売!

★17歳で2019年のSeiko Summer Jazz Camp 最優秀賞に輝いた札幌出身の治田七海はコロナのパンデミックが収束した 2023 年に Michigan State University に特待生として留学。それからわずか 1 年半の間に今や全米が注目するトロンボーン奏者として数々のコンテストに優勝するなど大活躍をしている。その彼女がいよいよアメリカ・デビューを飾る。

★治田七海からのメッセージ
アメリカに拠点を移してから1年半になりますが、その短い期間にも関わらず出会えたアメリカジャズシーンの最前線をゆくミュージシャンとのレコーディングが実現し、大変光栄に思っております。彼らの柔軟な音楽的選択のおかげもあり、頭から終わりまで楽しんでいただける一枚になりました。たくさんの方に聴いていただけることを願っています。治田七海

★米国盤のライナーノーツより
新星トロンボーン奏者の治田七海が、巨匠トロンボーン奏者マイケル・ディーズとタッグを組み、息を呑むようなオールスターセッションでデビュー。
2月28日に Origin Recordsよりリリースされる『The Vibe』には、ザビエル・デイヴィス、ロドニー・ウィテカー、ユリシーズ・オーエンス・ジュニアの優れたリズム・セクションがフィーチャーされている。日本生まれ、ミシガン州を拠点とする治田七海は、近年の記憶に残るジャズトロンボーンの最もスリリングな新人としての地位を確立しました。彼女のアメリカデビュー作には、ミシガン州立大学での七海の指導者であるマイケル・ディーズがプロデューサーとして、又フロントラインを七海と共に務めています。七海は、「トロンボーンがやり甲斐があるもののどれほど面倒なものであるかを忘れさせてくれる、神がかった器用さを持っている」とマイケルは話します。そして 「彼女の音楽精神には、デトロイトのカーティス・フラーの情熱と、彼女の故郷である札幌の田園地帯の牧歌的な魅力が融合しています。私は彼女が同世代のトロンボーン奏者をリードする可能性を秘めていると思っていて、七海がジャズの未来で大きな役割を果たすだろうと確信しています。」と語っています。2019 年までに、七海の才能は母国で認められるようになり、その年のセイコーサマージャズキャンプでは最優秀賞などの栄誉を得ることができました。しかしおそらく、キャンプから得たより重要な点は、彼女にアメリカに移住してMSUで一緒に勉強するよう勧めてくれた講師であるマイケル・ディーズとのつながりでした。2023年の夏にMSU(Michigan State University)に特待生として留学。そこで彼女は、ディーズ氏だけでなく、ウィテカー氏とデイヴィス氏からも指導を受けました。彼女はヤマハ・ヤング・パフォーミング・アーティスト賞、ミシガン・ジャズ・フェスティバル賞、カール・フォンタナ・ジャズ・トロンボーン・ソリスト・コンペティションでのトップの座、そしてカイ・ワインディング・ジャズ・トロンボーン・アンサンブル・コンペティションで優勝したディーズ率いるアンサンブルの一員としての次々に栄誉を獲得し続けています。(新譜インフォより)

解説:杉田宏樹

Produced by Gregg Hill and Michael Dease
(録音) recording, mixed and mastered by Corey DeRushia at Troubadour Recording, Lansing, MI
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内