商品詳細

ゆとりと節度と端正さを身上とするジェントル・スムースな流線形的メロディック・テナー・ブロウが悠々と熟成ぶりを見せた北欧発・寛ぎモダニッシュ・スイングの謹製品 輸入盤CD SCOTT HAMILTON スコット・ハミルトン / LOOKING BACK ルッキング・バック [STUCD 24072]

販売価格: 2,580円(税込)

商品詳細

★円熟の快調ぶりが続くアメリカン・モダン・スイング・テナーの大御所:スコット・ハミルトン(1954年米ロードアイランド州プロヴィデンス生まれ)の、すっかり馴染みの演奏仲間になったヤン・ルンドゥグレーン(p)以下のスカンジナヴィアン・リズム・セクション(w./ハンス・バッケンルート-b&クリスチャン・レト-ds)と組んだワンホーン・カルテットによる一編。

★ゆったり構えたリラックス調ながら中々折り目正しく一つ一つの音を心を込めて情味豊かに響鳴させる、ソフトでいて重厚に骨芯の据わった滑らかなテナー・ブロウが、温もりと包容力に富んだ懐深い醸熟の魅力を放ち、そうした流線形のテナーに比してよりピンと背筋の伸びた硬質鋭角な凛々しいダイナミズム表現でこれに応えるピアノの立ち働きも、絶妙のコントラストでくっきりクリアーに彩りを添えた、またドライヴ感溢れる肉太ベースのウネり波打ちや結構シャープにエッジを効かせてくるドラムのえぐり込みもそれぞれピタリと図にハマり、寛ぎの中にも歯切れよいノリを湛えた極楽音空間が現出する、そのさりげない巧まぬ練達度に大いに感服させられるという快適内容。

★親しみやすい歌心と奥の深い含蓄を有したきめ濃やかなスイング感の表出、を何より大切にし、ウォーム&インティメイトな和気あいあいの憩いムードと敏活でキレのあるアタックや瞬発力の並立するリリカル奏演が滑脱に展開され、スロー・バラードとテンポの速いスウィンギン突進調がバランスよく配置されたメリハリ充分、リフレッシュ効果抜群の道程の中、リズム・セクションのレイドバック感と前のめりの勢いを渾然一体化させた細心のサポートも頼もしく光り、彼らにガッチリ支えられ、清新にプッシュされる恰好で、ハミルトン(ts)の表情豊かに朗々と歌い、かつマイペースの安定感や落ち着きを決して崩さないジェントル&テンダーなアドリブ至芸が、小粋にして幽玄と滋味漂うさすが豊饒なる冴えを見せてゴキゲンだ。

→例によって悠々とした息遣いで自然と脱力した調子の、余裕と節度を身上とするメロディーの宝庫然とした明るく優しく晴れやかそしてスムースな唄いっぷりに終始し、それでいてディテールに着目してみると、端正で丁寧な一音たりとも疎かにせず流すことをしない、そうした誠心誠意の美旋律フレージングがしっかり芳醇に熟成ぶりを示していて全く見事で、テンポのあるアクティヴめの局面におけるパンチを利かせてハード・ドライヴィングにスタカートっぽく咆哮する辺りにはスタン・ゲッツの影もチラついたりして、そのクール・グルーヴィーな趣がまた絶品。

★一方ルンドゥグレーン(p)の、アーシー・バピッシュなソリッド感ある堅牢殺陣アクション技を根幹としつつ、時にはシアリングやブルーベックにも通じるクーリッシュなコードワークなども織り交ぜて上手くアクセントをつける活躍も、揺るぎなげにして卓抜な鮮度でキレを見せており◎。

01. I've Grown Accustomed To Her Face (Frederick Loewe)
02. The Maids Of Cadiz (Leo Delibes)
03. Beyond The Bluebird (Tommy Flanagan)
04. Big Tate (Scott Hamilton)*
05. Rockin' Chair (Hoagy Carmichael)
06. Noblesse (Gerry Mulligan)
07. Tune Up (Eddie Vinson)*
08. Hey There (Richard Adler / Jerry Ross)
09. Shadowland (Dave McKenna)*
10. On A Clear Day (Hans Zimmer)
(*=CD盤のみ収録)

Scott Hamilton スコット・ハミルトン (tenor saxophone)
Jan Lundgren ヤン・ルンドゥグレーン (piano)
Hans Backenroth ハンス・バッケンルート (bass)
Kristian Leth クリスチャン・レト (drums)

2024年1月14-16日スウェーデン録音

レーベル:Stunt

在庫有り
三つ折り紙ジャケット仕様輸入盤CD

商品情報

STUNT

★☆スコット・ハミルトン新録音! 今回もヤン・ラングレン・トリオを率いて、70年代の極上のスタンダードを!

■時代を超えたサウンド、非の打ち所の無いセンス、完璧な意思決定によりジャズ界の王道を歩み続けるアメリカの巨匠テナー、スコット・ハミルトンのStunt Records第7作目。

★「スウェディッシュ・バラード&モア」(STUCD13022)、「デニッシュ・バラード&モア」(OSTUCD18102)、「クラシックス」(STUCD22032S)等でも素晴らしい共演を魅せてくれた、ヤン・ラングレン(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)の北欧強力トリオをバックに、スコット・ハミルトンの味わい深いテナーで70年代の名曲を振り返る。

★トミー・フラナガンの「ビヨンド・ザ・ブルーバード」やホーギー・カーマイケルの「ロッキン・チェア」、マイルス・デイヴィスの演奏でも知られるレオ・ドリーブの歌曲「カディスの乙女」、ミュージカル映画『マイ・フェア・レディ』の音楽「彼女のことで頭がいっぱい」、そしてスコット・ハミルトンが70年代のバディ・テイトとのレコードに吹き込んでいた自作曲「ビッグ・テイト」など、21世紀になっても色褪せない極上のスタンダードを、ハミルトンの未だ衰えぬ繊細な息遣いでお届けします。(新譜インフォより)

ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内