★先頃の第1作が大好評だった、エリック・アレクサンダー(ts)、ヴィンセント・ハーリング(as)、マイク・ルドン(p)ら最強のトップ・スター達が顔を揃えた至高のセクステット:ヘヴィー・ヒッターズ(ベースのみ前作のピーター・ワシントンから本盤ではアレクサンダー・クラッフィーに交代している)(リーダーはルドンか?)の第2弾=今回はヴァンクーヴァーのフランキーズ・ジャズ・クラブでの白熱ライヴ編。
★息の合ったホーン・アンサンブルがファンファーレの如く勇ましげに轟いた後、コク味とドライヴ感の塊のようなテナー咆哮やピリッと背筋の伸びた鋭利なトランペット・ブロウ、アグレッシヴ&エネルギッシュに熱く迫るアルト吹鳴、中々猛烈に疾駆驀進するピアノのダイナミズム攻勢、などが各々圧倒的な推進力とスター性をもってカラフル&ドラマティックに白熱の見せ場を競い合ってゆく、全編を通じこれぞハード・バップの真髄たる完全燃焼のエキサイティング熱演が続いてスカッと壮快痛快に昂揚させてくれる、鮮やかなクリーンヒット内容。
★歌心とスイング感に重点を絞り、伝統的ブルース・フィーリングやバップ(&モード)・スピリットも潤沢に備わった、硬派軒昂にして旨味もたっぷりのダイナミック・グルーヴィー敢闘が迫真の臨場感満点に雄々しく展開され、リズム・セクションの安定律動力と機略縦横の遊撃性をフル発揮した前のめりの敏捷アタック!にガッチリ支えられ、またスリリングに煽られて、フロントではアレクサンダー(ts)、ハーリング(as)、ペルト(tp)、それにルドン(p)も加わっての、悔いなく濃密に燃え盛るソロ・リレー合戦が生々しくもしっかり美味しい盛り上がりを呈して、何とも清々しく興奮させられるという寸法だ。
★ソロ・コーナーに関しては、精悍凛々のモーダル・ブルージー・バッパーになりきったアレクサンダー(ts)の屈強吠えと、こちらも無敵の勇猛覇者たるハーリング(as)の雄叫び、との2サックス対決が先ずは激烈鮮烈な圧巻のハイライトを成すが、そこへ割って入るペルト(tp)のエッジの効いたシャープな硬質ブローイングや、ルドン(p)のただならぬヤバさを孕んだ疾走感溢れる"どハッスル"ぶり、といった辺りも各々強烈なインパクトで際立っていたりと、一切無駄なくタイトに、高密度に中身の詰まったリレー・バトルの鬼の隆盛具合には、聴く者を問答無用でねじ伏せるほどの凄味めいた気魄と説得力が溢れる。見事。
01. JB
02. That's What's Up
03. Shadows
04. Groundation
05. It's Magic (ts & p duo)
06. Blues For All
07. Continuum
08. My One & Only Love (solo piano)
09. Lord Walton
10. You'll Never Know What You Mean To Me
Jeremy Pelt (trumpet except 05, 08)
Vincent Herring (alto saxophone except 05, 08)
Eric Alexander (tenor saxophone except 08)
Mike LeDonne (piano)
Alexander Claffy (bass except 05, 08)
Kenny Washington (drums except 05, 08)
Executive Producer: Cory Weeds, Raymon Torchinsky, John Bennett, Jed Paradies, Patrick Julian & Yvonne DeTroye
Produced by Mike LeDonne and Cory Weeds
Recorded at Frankie’s Jazz Club in Vancouver, BC on December 15th, 16th & 17th, 2023
Engineered by Sheldon Zaharko
Edited, mixed and mastered by Chris Sulit
Photography by Cory Weeds
Design and layout by John Sellards
2023年12月15-17日カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ヴァンクーヴァーのFrankie's Jazz Clubでのライヴ録音
2024年カナダ作品
レーベル:
Cellar Live
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見開き紙ジャケット仕様CD