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【送料込み価格設定商品】 幾分チェンバーっぽくもある落ち着いた音場の中でニュアンスに富んだメロウ&センシティヴなピアノの詩的プレイが瑞々しくもどこか儚げに冴える無双の"西山流"耽美浪漫世界 CD 西山 瞳 HITOMI NISHIYAMA / ECHO エコー [MT 13]

販売価格: 3,190円(税込)

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★お馴染み、現代和流抒情派メランコリック・ピアノの筆頭スターにして独創的な名コンポーザー=熟味も増してきた才媛:西山瞳(1979年大阪府生まれ)の、今回は、好評を博していた前作「Dot」と同じセッション(2023年7月12-14日@群馬県高崎市TAGO STUDIO TAKASAKI)で吹き込まれていた、メンバーも同じ、即ちピアノ・トリオに管弦3人のアンサンブル(クラリネット、テナーサックスまたはフルート、ヴァイオリン)が加わった6人体制基本(ピアノ・トリオ単独の演奏も1曲)での、前作とはまた趣を違えた必殺の自作曲集。

★繊細で端正な、水滴が転がってゆくかのような透明感と潤いに満ちたクリーン・タッチのピアノが、憂きロマンや半瞑想的詩情そして耽美性に溢れる一方でバップ系ジャズならではのダイナミック・グルーヴやブルース由来の旨みも隠し味っぽく自然に加えられた、基本はあくまで文芸アート派タイプのポエティックなメロディック・プレイを、あたかもストーリーを語るが如く切々と濃やかに綴って、最高に瑞々しくもどこか儚く感動的な音景色を形作り、ベース&ドラムの機略縦横の絡み様や、管弦陣の独特の質感と色彩感を湛えた響鳴も、深遠なる奥行き演出に一役買った、全編どこを切っても誰にも似ていない"西山ジャズ"の世界が創出されて、殊の外清新に昂揚させられ、また陶酔させられるさすがの熟達内容。

★温もりと弾性十二分に朗々と歌う西嶋(b)や荘厳でエレガントなmaiko(vln)、渋味豊かでテイスティー・グルーヴィーな橋爪(ts)、折り目正しくクール・スインギーな鈴木(cl)、らにスポットが当てられて上手く興趣が散らされるところも多々あるが、しかし徹頭徹尾主役は西山のピアノであるという態勢にはいささかもブレることがなく、当の西山はと云えばちょっと神妙そうな面もありながら結構マイペースでこのセッションを愉しんでいる、といったような伸び伸びとした活躍で得難い煌めきを見せており、幾分チェンバー傾向を含んだ西山独自の落ち着きあるコンテンポラリー・リリカル&ロマネスク空間が確固と立ち現れていて見事だ。

★全体が一つの大河ストーリーを成す風なドラマツルギーや構成重視の道程の中で、西山(p)の繰り出すアドリブ・ソロはしかしリキまず巧まぬ自然体の悠々たる絶好調ぶりを示しており、翳りやニガみを含んだややメディテイティヴな哀歌調であったり、ブルース色を強めた歯切れのいい明快な寛ぎ節であったり、甘美で牧歌的な浪漫の世界へ聴く者を心地よくいざなうマイルド・テンダー・フレージングであったりと、どこまでも詩人でありロマンティストでありちょっぴりバッパーでもある語り口の妙が、ゆとりと節度をもって中々しっとりと冴え渡っていて白眉。

★トータル的には作劇性や物語性(加えて色彩感演出)に重心が置かれつつ、しかしその中で西山(p)のリリカル・インプロヴァイザーとしての非凡さ・孤高さ(そしてピアノの音そのものに宿るちょっと刹那的ともとれる煌めき瞬くようなスター性)が図らずも鮮麗に浮かび上がった、思いがけずウナる逸品。これはしてやられました。

1. Echo エコー (5:42)
2. West World ウエスト・ワールド (8:07)
3. Ants アンツ (6:31)
4. Arrakis アラキス (10:26)
5. Raindrops レインドロップス (9:02) (p-b-ds trio)
6. Cobalt Blue コバルト・ブルー (8:41)
7. River リバー (5:25)
(*全曲 西山瞳作曲)

西山 瞳 Hitomi Nishiyama (piano, compose)
西嶋 徹 Toru Nishijima (bass)
則武 諒 Ryo Noritake (drums)
鈴木 孝紀 Takanori Suzuki (clarinet except 5)
橋爪 亮督 Ryosuke Hashizume (tenor saxophone except 5, 7) (flute on 7)
maiko (violin except 5)

2023年7月12日-14日群馬県高崎市TAGO STUDIO TAKASAKI録音

レーベル:Meantone Records

御予約商品
2024年10月2日発売予定
国内制作 W紙ジャケット仕様CD

*西山瞳
1979年生まれ。 2005年、横濱ジャズプロムナード・ジャズコンペティションにおいて、自己のトリオでグランプリを受賞。 2006年、スウェーデン録音の1stアルバム『キュービウム』をアミューズよりリリースし、デビュー。2007年には、日本人リーダーとして初めてストックホルム・ジャズフェスティバルに招聘され、以降2枚のスウェーデン録音作品をリリース。08年発表アルバム『パララックス』では、スイングジャーナル誌日本ジャズ賞にノミネートされる。 2010年、インターナショナル・ソングライティング・コンペティション(アメリカ)で、エントリー15,000曲の中から自作曲「アンフォールディング・ユニバース」がジャズ部門で3位を受賞。 2011年発表『ミュージック・イン・ユー』では、CDジャーナル誌2011年のベストディスクに選出されるなど、芸術作品として重厚な力作であると高い評価を得る。 2015年には、ヘヴィメタルの名曲をカヴァーしたアルバム『ニュー・ヘリテージ・オブ・リアル・ヘヴィ・メタル』を発表。マーティ・フリードマン(guitar)、キコ・ルーレイロ(guitar)、ヤングギター誌などから絶賛コメントを得て、発売前よりヘヴィメタルとジャズ両面から話題になり、ジャンルを超えたベストセラーとなった。シリーズ続編3作も、高崎晃(guitar)やデーモン閣下(聖飢魔II)の推薦を得て、いずれも高評価好セールスを記録。以降、文筆活動を通じてもジャズとヘヴィメタルを横断した活動を継続中。タワーレコード運営のサイトMikikiにて継続中の連載「鋼鉄のジャズ女」は同サイトで圧倒的人気を誇る。 横濱ジャズプロムナードをはじめ、全国のジャズフェスティバルやイベント、ライブハウスなどで演奏。これまでに24作品のCDをリリースし、いずれもジャズチャート上位にランクインを続け、文筆活動を通じてのメディアの活動も多い。 オリジナル曲は、高い作曲能力による緻密な構成とポップさの共存した、ジャンルを超えた独自の音楽を形成し、幅広い音楽ファンから支持されている。

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画像: 【送料込み価格設定商品】 幾分チェンバーっぽくもある落ち着いた音場の中でニュアンスに富んだメロウ&センシティヴなピアノの詩的プレイが瑞々しくもどこか儚げに冴える無双の"西山流"耽美浪漫世界 CD 西山 瞳 HITOMI NISHIYAMA / ECHO エコー
Meantone Records

★西山瞳待望の新作は、2023年作品『ドット』に呼応して生まれた『エコー』。
『ドット』と同日、同じメンバーで録音された本作は、『ドット』の散文的でモノクロームな世界に対し、
ストーリー性の高い色鮮やかなオリジナル曲7曲を収録。
★西山瞳待望の新作は、2023年作品『ドット』に呼応して生まれた『エコー』。
『ドット』と同日、同じメンバーで録音された本作は、『ドット』の散文的でモノクロームな世界に対し、
ストーリー性の高い色鮮やかなオリジナル曲7曲を収録。

★西山瞳待望の新作は、2023年作品『ドット』に呼応して生まれた『エコー』。『ドット』と同日、同じメンバーで録音された本作は、『ドット』の散文的でモノクロームな世界に対し、ストーリー性の高い色鮮やかなオリジナル曲7曲を収録。アルバム一枚が組曲のように展開され、共演者と呼応し合い、西山瞳の新たな世界を描く。

★西嶋徹(ベース)、則武諒(ドラムス)によるピアノトリオを核に、鈴木孝紀(クラリネット)、橋爪亮督(サクソフォン)、maiko(バイオリン)が加わり、イレギュラーな楽器構成により浮き上がる、生命の協同や手触りと温もり。キャリア第一作である自主制作盤『アイム・ミッシング・ユー』から20年、ヨーロッパジャズへの傾倒、ヘヴィメタルプロジェクトNHORHM、歌プロジェクトへの取り組みなどが結実し、これまで西山の培ってきた叙情的世界を力強く広げる、生命力溢れる作品。
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