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キレ味シャープで凛とした哀愁とガッツ溢れる甘くないモーダル・リリカル・プレイが圧倒的精悍さと打撃力をもって鮮やかに冴え渡る陰影豊かなビタースウィート・ピアノ・トリオの絶頂ライヴ! CD MANUEL VALERA TRIO マニュエル・ヴァレーラ / LIVE AT l'OSONS JAZZ CLUB [AD9036C]

販売価格: 2,640円(税込)

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★サックス奏者としてパキート・デリヴェラのグループに参加していたこともあり、以前FSNTやMaxJazzから出たピアノ・トリオ諸作も好評を集めていたキューバ出身の個性派ピアニスト:マニュエル・ヴァレーラ(1980年キューバのハヴァナ生まれ)の、トリオによるフランス-プロヴァンスのジャズクラブで2018年に録られていたライヴ編。

★端正で中々力強く精確に鍵盤をジャスト・ミートし打撃する明晰クリアネスを基本身上とし、時折勢いに任せてワイルドに荒波を描くが如き豪快さを垣間見せるところもある、ニュアンスに富んだ精悍そうな鋭いタッチのピアノが、哀愁的ロマンティシズム溢れるリリカル傾向に瞬発力抜群のダイナミック・アクション手法を多々嚙ませた、美旋律センスと殺陣っぽい迫真の立ち回り意匠の両方に長じる躍動型ポエティック・プレイをビシバシ・ガンガンと圧倒的キレのよさで紡いで、キリッと背筋の伸びきった凛々しい魅力を放ち、機略縦横の遊撃力満々なベース&ドラムの半ゲリラ・アタック的サポートもノリとサスペンスを的確に強化した、全編に渡り現代流アクティヴ抒情派ピアノ・トリオの一典型らしい気合軒昂なる敢闘が続いて、ハラハラドキドキさせつつスカッと壮快に昂揚させる真っ向勝負の好投内容。

★歌心とスイング感を何より大切にするも決して甘くない苦味走ったハードボイルド感充分の陰影にも富んだ詩的アクション熱演、が聴く者の胸をシャープにえぐって来るような只ならぬ気魄をもって歯切れよく硬質に展開され、スピリチュアルな唄性の宝庫たるウネりの中村(b)や縦横無尽かつスピーディーに手を代え品を代えつつ体当たりをカマしてくる感じの速射王ホイットフィールド(ds)、らの予断を許さぬ攻勢に上手く触発される恰好で、ヴァレーラ(p)の腰を据えて伸びやかに磨き抜かれた練達妙技を次々繰り出すアドリブ奮戦が、研ぎ澄まされ感もハンパでない鮮烈な冴えを、キレを見せて卓抜だ。

→先ずはハンコックやコリア辺りの抒情面を踏襲しつつ翳りやニガみを強めた風な憂愁ロマンとパーカッシヴな力学性のドッキング的ソリッド奏法を根幹として、メロディックな中にも聴き手を毅然と睨みつけるような威厳や鬼気ある鋭角的グルーヴィー・キャラを揺るぎなく固め、時にはマッコイの流れを汲んだ音数の多い熱血ダイナミズム表現でエネルギッシュかつ野性的に揺さぶって来たり、またバラードでは仄暗い瞑想風味のメランコリー描写やラテン色の強い哀歌めいた唄いっぷりに全く独自の「味」を見せたりと、最早その出所がどうのと一々想起させない確たるビタースウィート&グルーミーな個性が頑として立ち現れており、説得力も絶大。

1. Mercury (Sun Prelude 1 Mercury – The Messenger)
2. From The Ashes
3. Evidence
4. Ballade
5. Mirage
6. Darn That Dream
7. Tres Palabras
8. Neptune
9. All Of You

Manuel Valera (piano)
中村 恭士 Yasushi Nakamura (bass)
Mark Whitfield Jr. (drums)

2018年フランス、アルプ=ド=オート=プロヴァンス県のl'Osons Jazz Clubでのライヴ録音

レーベル:Jammin' colorS

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デジパック仕様CD
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