商品詳細

純正ハード・バッパー体質の温もりと旨味溢れるテナー吹鳴がよりシャープ&アグレッシヴなアルトとの対比でハートフル&テイスティーに映えた人情娯楽路線の逸品 CD JACOB CHUNG ジェイコブ・チョン / THE SAGE [CMF 120523]

販売価格: 2,200円(税込)

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★トロントでの活動を経て2022年よりニューヨーク・シーンで活躍している若手テナーサックス奏者:ジェイコブ・チョン(2000年生まれ)の、師匠であるヴィンセント・ハーリング(as)(チョンはマンハッタン音楽院でハーリングに師事している)も加わって来つつのクインテットやカルテットによる自作曲メインの一編。

★キュッと引き締まっていつつソフトな丸みを帯びた感じもある、肉太で重厚かつ一定のリキみの抜け具合を呈した滑りよくもパンチの利いた精悍トーンのテナーが、ハード・ドライヴ感溢れるダイナミック・アクションに"哀愁の歌謡性"を按配よく加えた、タフな中に温かい包容力を感じさせるメロディック・スウィンギン・プレイを快活に綴って中々おおらかに華を成し、このテナーとの対比でよりキンキンしたシャープで隆々たる印象の強いアルトの尖った咆哮もコントラスト鮮やかに凛々しい魅力を放ち、また、粋なファンキー・テイストとバップ・スピリットの塊のようなピアノの助演も美味しく彩りを添えた、全体を通じサックス・バトル物の正統(もしくはワンホーンの寛ぎめ抒情路線の鑑)らしい至ってド真っ当なハード・バップ大会が続いて、スッキリと爽やかに昂揚させ、豊かな旨みを満喫させてくれる会心打内容。

★メロディーの美と安定律動的ノリのよさを何より重視し、吟醸的ブルース・フィーリングも潤沢に備わった、ごく明快で親しみやすい人情肌娯楽指向の「ハード・バップらしいハード・バップ」演奏が敏活滑脱に展開してゆき、瞬発力抜群でキレのあるファーンズワース(ds)の巧緻な立ち働きに思わず耳が持って行かれそうな場面も多々ありつつ、そのグルーヴ力溢れる頼もしいバックアップにガッチリ支えられ、触発されて、フロントでは流れるようにマイルドなチョン(ts)と研ぎ澄まされたハーリング(as)の一騎討ちや横からアジに割り込む軽妙なヘンダーソン(p)、らのソロ合戦が風通しもよさげな開放感をもって晴れやかに見せ場を形成して、誠に清々しい限り。

★チョン(ts)の、隣にハーリングがいるせいで余計にそう思えるところのある、先ずもってモードよりもバップであり、ひたすらシンプル・ストレートに朗々とよく歌い、時にはホンカーに接近する傾向もあったりの徹頭徹尾分かりやすいメロディスト、徹頭徹尾バッパー&ブルースマンな今時の若手としてはちょっと珍しいとも云える迷いなき伝統志向の芸風が殊の外ハートウォーミングな妙味を揮っていて誠に好もしく、一方ハーリング(as)の、パーカー〜マクリーン〜ウッズ辺りの系譜の上にあるモード色を適度に含んだ鋭敏で烈しい強硬咆哮がまた、あくまでマイペースながらチョンとは好対照を成しつつ全体に喝を入れる役割をしっかり担っていて好インパクト。バップ+アーシー・ソウル系っぽいプレイでちょっと渋めの潤いを齎すヘンダーソン(p)の活躍もナイス。

1. My Aspiration (quartet)
2. Thompson's Pulpit (quintet)
3. The Sage (quintet)
4. Embraceable You (quartet)
5. Jeannine (quintet)
6. Imminent Parousia (quintet)
7. Vincent's Place (quartet)
8. Dim Sum (quintet)

Jacob Chung (tenor saxophone)
Vincent Herring (alto saxophone on 2, 3, 5, 6, 8)
Tyler Henderson (piano)
Caleb Tobocman (bass)
Joe Farnsworth (drums)

2023年12月5日米ニューヨーク市クイーンズ区ロング・アイランド・シティのGB's Juke Joint録音
2024年カナダ作品

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

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見開き紙ジャケット仕様CD

商品情報

CELLAR LIVE

★サックス奏者/作曲家であるチョンのニューアルバム「The Sage」には、アルトサックスのヴィンセント・ハーリング、タイラー・ヘンダーソン、ケイレブ・トボックマン、ジョー・ファーンズワースが参加している。

★ジャズ・サックス奏者/作曲家であるジェイコブ・チョンのダイナミックでブルースに根ざしたスウィングへのこだわりは、地元トロントや現在拠点としているニューヨークの聴衆を魅了してきた。 トロントで最もエキサイティングなプレイヤーの一人としての地位を確立した彼は、2022年にニューヨークに移り、マンハッタン音楽院でヴィンセント・ハーリングに師事。

★ニュー・アルバム「The Sage」でも自身のサックスに加え、ヴィンセント・ハーリングをフロントに迎えている。ピアノにタイラー・ヘンダーソン、ベースにケイレブ・トボックマン、そしてドラムにジョー・ファンズワースという実力者達で構成された注目作だ。
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