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悠然と構えた巧まぬナチュラルな態から繰り出される、気さくそうな人情味と歌心に溢れた何の変哲もない粋渋アルト吹鳴がバップ&ブルースの真髄を顕示する醸熟の逸品 CD 池田 篤 カルテット ATSUSHI IKEDA QUARTET / OUR STORIES - pave the history of humans アワー・ストーリーズ [MF 1002]

販売価格: 2,400円(税込)

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★還暦を過ぎて益々精力的に多方面で辣腕を揮っているアルトサックスのヴェテラン大御所にして急先鋒:池田篤(1963年横浜生まれ)の、好評だった先年の一作「Free Bird」と同じ顔ぶれ、即ち、熊谷ヤスマサ(p)、池尻洋史(b)、濱田省吾(ds)との鉄壁カルテットによる意気軒昂の第2弾=全て書き下ろしの自作曲集(4部構成の「サピエンス組曲」:01〜04含む)。

★鋭い絞りとまろやかなスムース感を併せ持ったニュアンスあるトーンのアルトが、ある時はブルージー・バピッシュ&リズミカル・グルーヴィーにノリよく旨み豊かな歌いっぷりを見せ、またある時はモーダル・スピリチュアルだったり半エキゾティックだったりのメディテイティヴ節を綴る、一貫して抜群のリズム感と粋渋なブルース&バップ・スピリット加えて内なる熱血パッションに確固と彩られた躍動型メロディック・プレイを滑脱に繰り出して、吟醸感とグルーヴ溢れる雄渾でテイスティーな揺るがぬ濃い魅力を放ち、アグレッシヴに追撃してくるピアノや太くウネるベース、キレ味シャープかつ賑々しく攻勢を掛けるドラム&パーカッション、らの活躍もガッチリ頼もしく妙味を際立たせた、全体を通じスタイルには適宜変化がつけられるもののあくまで現代ハード・バップの正統らしい泰然自若の態を成した行き方が続いて、スカッと壮快に胸躍らせ、醸熟の美味さを堪能させてくれる充実の敢闘内容。

★硬派で雄々しい真っ当筋モーダル・バップならではのアクションの迫真性〜スリルに溢れ、同時に豊かな歌心やブルース・フィーリングも満載した、明朗娯楽活劇の本道たる至って分かりやすいメロディアス・スインギー奏演が、精悍さと重みをもってイキイキと展開してゆき、リズム・セクションの機略縦横の遊撃力に長けたノリノリにしてサスペンス漂うバックアップに上手く触発される恰好で、池田(as)の、しかし終始マイペースの体を崩さない何げに表情多彩なアドリブ妙技が嬉々溌溂と、そして軽々と華々しい見せ場を飾っていて素晴らしい。

→パーカー〜マクリーン系あるいはA・ペッパー辺りの成果も踏まえ、一部ではややコルトレーン寄りのモード傾向を見せるところもありつつ、だが徹頭徹尾バップ&ブルースの精神を堅持してハード・ドライヴィングに歌性も満点の敏活アクティヴ・ブロウを勇ましく炸裂させまくる、その、白熱した気魄充分でいてワンポイントのゆとり(+美旋律センス)を絶やさない実に愉しそうな吹奏のあり様には、こちらも思わずほっこりさせられる優しい人情味が溢れていて説得力も卓抜。熊谷(p)の、コンテンポラリー・マイルドな耽美節だったりマッコイ似の荒波ダイナミック疾駆ぶりだったりの半劇的助演も好アクセント。

01. The Time For Praying
02. Festival Dance
03. Out Of Africa
04. No Man's Land
05. A Long Drive Of The Blues
06. Looking For Bird
07. To You, Who Turned 14
08. Move Forward, Move Forward, To Never Come Back
09. Shallow Hill
10. My Brothers
11. For A Little Peace
*all composition by Atsushi Ikeda

池田 篤 Atsushi Ikeda (alto saxophone) (笛? on 01, 03)
熊谷 ヤスマサ Yasumasa Kumagai (piano)
池尻 洋史 Hiroshi Ikejiri (bass)
濱田 省吾 Shogo Hamada (drums, percussion)
Unknown (child's voice on 11)

2024年1月27&28日静岡、Fuji Susono Studio録音

レーベル:Music Flower

在庫有り
国内(自主)製作・W紙ジャケット仕様CD

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Music Flower

★壮大なテーマに挑む「サピエンス組曲」を含む珠玉の書き下ろし作品集"これぞ、アツシ・ワールド!"

★壮大なテーマに挑む「サピエンス組曲」を含む珠玉の書き下ろし作品集。これぞ、アツシ・ワールド!前作『Free Bird』では、自身の考える最もジャズらしいジャズを、今回の作品では最も自分らしいジャズ・アルバムを目指したと池田は語る。冒頭のサピエンス組曲は、まるで壮大な歴史物語を観ているかのようだ。その後続いてきた数えきれぬ物語の最先端のひとつに、この『Our Stories』が存在するのだ。そして長年、人類が持ち続け未だ叶わぬ世界の平和を願う曲でアルバムは幕を下ろす。(鈴木 清 ジャズライター)

Recorded on January 27 & 28,2024
Mixed & Mastered by Ginger Atsu
Recorded at bf Fuji Susono Studio,Shizuoka

★自曲・解説:池田 篤
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