商品詳細
脱力した巧まぬ自然体から繰り出される仄かに翳った憂き哀愁トランペット・ブロウが何とも云えぬ奥行き無限な深山幽谷の趣を醸し出したラヴァ流ビタースウィート・リリシズムの到達境地 CD ENRICO RAVA エンリコ・ラヴァ / FEARLESS FIVE [MPR178CD]
販売価格: 2,680円(税込)
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★バップと(フリー寄りなど)尖鋭系統の間を自在に往来するハードボイルド・リリシスト的芸風・作風にワン&オンリーの蠱惑力を発揮して、長年圧倒的な支持を集めてきたイタリア・モダン・トランペットの重鎮:エンリコ・ラヴァ(1939年イタリアのトリエステ生まれ)の、本盤は、最近率いている主力ユニットである、トロンボーン&ギター&ベース&ドラムとのクインテット=Fearless Fiveによる、80代半ばを迎えても依然意気盛んなところを見せた入魂の一作。
★脱力した自然体でただ呼吸するかのような悠々の趣と細かなニュアンスを込めて鋭くヒネりを入れてくる風なアクション傾向、をごくナチュラルに併せ持ったトランペットの節度とゆとりそして機微ある哀愁プレイが何とも典雅で奥深い妙味を放ち、一方、ある時はロック系ノイズの如き轟音を掻き鳴らしまたある時はコンテンポラリー・アメリカーナ寄りのバラード表現さらには半バップ的ダイナミック・ブルージー技も繰り出すギターや、おぼろな汽笛を思わせるウォーム・アーシー節からちょっと不気味で怪しいシュール咆哮まで自在に変幻するトロンボーン、らの活躍もしっかり濃い魅力を際立たせ、ドラム&ベースの遊撃力に長じた芸の細かい働きもサスペンスとグルーヴを的確に強化しきった、全般に詩情豊かなリリシズム路線とよりスピード感&躍動性に富んだアクティヴ趣向とがバランスよく配置された(どちらかと云うと前者がメイン)、メリハリあるドラマティックな流れを中々高密度に愉しませる充実内容。
★歌心やポエティックな情緒性と現代流のスイング感を先ずは何より大切にした、今日版ヨーロッパ抒情派の一典型らしいピリッとスパイスも効いたロマネスクかつスリリングなビタースウィート風味の流麗立ち回り妙演、が滑脱げに綴られてゆき、ラヴァ(tp,flh)の一貫してマイペースを崩さず決して"頑張りすぎない"裕然とした吹奏と、サイド陣の結構熱い猛ハッスルの様、が鮮やかなコントラストを成したソロ・コーナーの行方が何とも旨味たっぷりで卓抜だ。
★ラヴァ(tp,flh)の、リリカルな局面にあってはラヴァ流ダークネスを適度に加えた幽玄深き吟遊詩人ぶりをメランコリックに発揮し、バップ・アクション調の場面ではマイルスの流れを汲んだハードなフリー・ブローイングも炸裂させる、という、絶えず細かに誠心を込めながらしかし慌てず急がずあくまで得意ワザの繰り出しに終始して見せた平易にしてちょっとストイックともとれる立ち居振る舞いが、実に風流でアジな本領を振るっていて絶品で、現代感覚溢れるディオダーティ(g)の極彩色の攻勢や、ダウン・トゥ・アースな吟醸ソウル色と半アブストラクトな不思議さを上手く使い分けたパッジ(tb)の劇的活躍、といった辺りもばっちりテイスティー・グルーヴィーでナイス。#05での、ドラム女史:ポリドーロのヒンヤリ冷涼でしっとり妖艶な幻想ムード漂うヴォーカル披露も好アクセント。
01. Lavori Casalinghi
02. Lady Orlando
03. The Trial
04. Infant
05. Amnesia (♀vo-elg-b trio)
06. Bell Flower
07. Spider Blues
08. Cornettology
09. Fragile
10. Le Solite Cose
Enrico Rava エンリコ・ラヴァ (trumpet, flugelhorn except 05)
Matteo Paggi マッテオ・パッジ (trombone except 05)
Francesco Diodati フランチェスコ・ディオダーティ (electric guitar except 09) (acoustic guitar on 09)
Francesco Ponticelli フランチェスコ・ポンティチェッリ (bass)
Evita Polidoro エヴィータ・ポリドーロ (drums except 05) (vocal ≒ voice on 05)
2024年2月23日-24日イタリア-ローマのカーサ・デル・ジャズ(Casa Del Jazz)録音
レーベル:Parco Della Musica
在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
見開き紙ジャケット仕様CD
★脱力した自然体でただ呼吸するかのような悠々の趣と細かなニュアンスを込めて鋭くヒネりを入れてくる風なアクション傾向、をごくナチュラルに併せ持ったトランペットの節度とゆとりそして機微ある哀愁プレイが何とも典雅で奥深い妙味を放ち、一方、ある時はロック系ノイズの如き轟音を掻き鳴らしまたある時はコンテンポラリー・アメリカーナ寄りのバラード表現さらには半バップ的ダイナミック・ブルージー技も繰り出すギターや、おぼろな汽笛を思わせるウォーム・アーシー節からちょっと不気味で怪しいシュール咆哮まで自在に変幻するトロンボーン、らの活躍もしっかり濃い魅力を際立たせ、ドラム&ベースの遊撃力に長じた芸の細かい働きもサスペンスとグルーヴを的確に強化しきった、全般に詩情豊かなリリシズム路線とよりスピード感&躍動性に富んだアクティヴ趣向とがバランスよく配置された(どちらかと云うと前者がメイン)、メリハリあるドラマティックな流れを中々高密度に愉しませる充実内容。
★歌心やポエティックな情緒性と現代流のスイング感を先ずは何より大切にした、今日版ヨーロッパ抒情派の一典型らしいピリッとスパイスも効いたロマネスクかつスリリングなビタースウィート風味の流麗立ち回り妙演、が滑脱げに綴られてゆき、ラヴァ(tp,flh)の一貫してマイペースを崩さず決して"頑張りすぎない"裕然とした吹奏と、サイド陣の結構熱い猛ハッスルの様、が鮮やかなコントラストを成したソロ・コーナーの行方が何とも旨味たっぷりで卓抜だ。
★ラヴァ(tp,flh)の、リリカルな局面にあってはラヴァ流ダークネスを適度に加えた幽玄深き吟遊詩人ぶりをメランコリックに発揮し、バップ・アクション調の場面ではマイルスの流れを汲んだハードなフリー・ブローイングも炸裂させる、という、絶えず細かに誠心を込めながらしかし慌てず急がずあくまで得意ワザの繰り出しに終始して見せた平易にしてちょっとストイックともとれる立ち居振る舞いが、実に風流でアジな本領を振るっていて絶品で、現代感覚溢れるディオダーティ(g)の極彩色の攻勢や、ダウン・トゥ・アースな吟醸ソウル色と半アブストラクトな不思議さを上手く使い分けたパッジ(tb)の劇的活躍、といった辺りもばっちりテイスティー・グルーヴィーでナイス。#05での、ドラム女史:ポリドーロのヒンヤリ冷涼でしっとり妖艶な幻想ムード漂うヴォーカル披露も好アクセント。
01. Lavori Casalinghi
02. Lady Orlando
03. The Trial
04. Infant
05. Amnesia (♀vo-elg-b trio)
06. Bell Flower
07. Spider Blues
08. Cornettology
09. Fragile
10. Le Solite Cose
Enrico Rava エンリコ・ラヴァ (trumpet, flugelhorn except 05)
Matteo Paggi マッテオ・パッジ (trombone except 05)
Francesco Diodati フランチェスコ・ディオダーティ (electric guitar except 09) (acoustic guitar on 09)
Francesco Ponticelli フランチェスコ・ポンティチェッリ (bass)
Evita Polidoro エヴィータ・ポリドーロ (drums except 05) (vocal ≒ voice on 05)
2024年2月23日-24日イタリア-ローマのカーサ・デル・ジャズ(Casa Del Jazz)録音
レーベル:Parco Della Musica
在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
見開き紙ジャケット仕様CD
商品情報
Parco Della Musica
☆イタリアの大御所トランペッタ―、エンリコ・ラヴァの新プロジェクト!
☆ベテランのラヴァを囲む新世代のミュージシャンによって構成された「恐れ知らず」なクインテット!
■イタリア・ジャズ界を牽引してきた大御所ジャズ・トランペッター、エンリコ・ラヴァの2024年新録音! エンリコ・ラヴァによる新しいプロジェクト「フィアレス・ファイヴ」は、ラヴァの他は新世代のミュージシャンで構成された「恐れ知らず(Fearless)」な五重奏団で、若くクリエイティヴなエネルギーとバンド・リーダーの豊富な経験が高度に結合されています。
エンリコ・ラヴァが新鮮で刺激的なラインナップのナンバーを書き上げ、シエナ・ジャズ・セミナーで発見した意外な才能であるトロンボーン奏者のマッテオ・パッジ、推進力あふれるベーシスト、フランチェスコ・ポンティチェッリ、並外れたドラマー兼歌手のエヴィータ・ポリドーロ、そして約10年間ラヴァと共演し、このクインテットの中心メンバーとなっているギタリスト、フランチェスコ・ディオダーティらが、エンリコ・ラヴァの熱きイタリアン・ジャズの魂を盛り立てます。
※録音:2024年2月23日-24日、カーサ・デル・ジャズ(ローマ)
☆イタリアの大御所トランペッタ―、エンリコ・ラヴァの新プロジェクト!
☆ベテランのラヴァを囲む新世代のミュージシャンによって構成された「恐れ知らず」なクインテット!
■イタリア・ジャズ界を牽引してきた大御所ジャズ・トランペッター、エンリコ・ラヴァの2024年新録音! エンリコ・ラヴァによる新しいプロジェクト「フィアレス・ファイヴ」は、ラヴァの他は新世代のミュージシャンで構成された「恐れ知らず(Fearless)」な五重奏団で、若くクリエイティヴなエネルギーとバンド・リーダーの豊富な経験が高度に結合されています。
エンリコ・ラヴァが新鮮で刺激的なラインナップのナンバーを書き上げ、シエナ・ジャズ・セミナーで発見した意外な才能であるトロンボーン奏者のマッテオ・パッジ、推進力あふれるベーシスト、フランチェスコ・ポンティチェッリ、並外れたドラマー兼歌手のエヴィータ・ポリドーロ、そして約10年間ラヴァと共演し、このクインテットの中心メンバーとなっているギタリスト、フランチェスコ・ディオダーティらが、エンリコ・ラヴァの熱きイタリアン・ジャズの魂を盛り立てます。
※録音:2024年2月23日-24日、カーサ・デル・ジャズ(ローマ)