★エレン・アンデション Ellen Andersson は、ふたつの声を合わせもっていると言われます。若々しく、旺盛な好奇心の感じられる声と、少し歳をとった、豊かな経験をうかがわせる声。そのことが彼女の芸術の奥深い魅力につながっています。
★新しいアルバム『Impressions of Evans』は、ビル・エヴァンスと、彼とのコラボレーションで《Waltz for Debby》を歌ったスウェーデンのヴォーカリスト、モニカ・セッテルルンドへの「トリビュート」として制作されました。「ヴェルムランドの松林とフィフス・アヴェニューが切れ目なくつながる」とエレンの言う、スカンディナヴィア音楽の新しい時代を告げた1964年の録音から60年。モニカの歌った歌をエレンが初めてスウェーデン語歌詞の《Monicas vals(モニカのワルツ)》で歌います。
★2022年12月、コペンハーゲンの「V-Recording」でセッションが行われ、デンマークのミュージシャンが参加しました。ハイネ・ハンセン Heine Hansen のピアノ、トマス・フォネスベク Thomas Fonnesbæk のベース、アンドレーアス・スヴェンセン Andreas Svendsen のドラム。それにビャーケ・ファルグレーン Bjarke Falgren のストリングズが加わります。
★民謡の《Jag vet en dejligrosa》(美しいばらを知っている)《Vindarna suska uti skogarna》(風が森でため息をつき)とウッレ・アドルフソンの《Om natten är alla änkor grå》(夜、未亡人はみんな灰色なの?)。モニカの大切なレパートリーだった歌をエレンが、共感をこめ、ユーモラスな表情もまじえて歌います。(新譜インフォより)
1. Jag vet en dejlig rosa(Traditional)
2. Monicas vals(Bill Evans/Beppe Wolgers)
3. Very Early(Bill Evans/Carol Hall)
4. Summertime(GeorgeGershwin/DuBose Heyward/Dorothy Heyward/Ira Gershwin)
5. My Bells/Childrenʼs Play Song(Bill Evans/Gene Lees)
6. Vindarna suska uti skogarna(Traditional)
7. Some Other Time(Leonard Bernstein/Betty Comden/Adolph Green)
8. Just You, Just Me(Jesse Greer/Raymond Klages)
9. Om natten är alla änkor grå(Olle Adolfphsson/Carl Fredik Reuterswärd)
10. Blue in Green(Bill Evans/Miles Davis/Hansen)
Ellen Andersson エレン・アンデション(vocal ヴォーカル)
Heine Hansen ハイネ・ハンセン(piano ピアノ)
Thomas Fonnesbæk トマス・フォネスベク(bass ベース)
Andreas Svendsen アンドレーアス・スヴェンセン(drums ドラム)
Bjarke Falgren ビャーケ・ファルグレーン(strings ストリングズ)