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【送料込み価格設定商品】 アブストラクトとスピリチュアルの両極端を烈しく往来する概ねバラード・コンセプトがメインのフリー派流リリシズム探究デュオ!降参!!! CD 田村 夏樹 & 藤井 郷子 NATSUKI TAMURA & SATOKO FUJII / ALOFT アロフト [Libra 102 075]

販売価格: 2,530円(税込)

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★田村夏樹(tp)(1951年滋賀県生まれ)と藤井郷子(p)(1958年生まれ・東京都出身)のフリー派夫妻コンビによる、3年ぶり・9作目となるデュオ・アルバム。

★端正でいて重心の据わった繊細さと骨太感の並立するニュアンス濃やかな堅牢タッチのピアノが、じっくりと瞑想の世界へ入ってゆくようなスピリチュアル・バラード的アプローチで奥深いところを見せながら、時折エモーションを爆発させるが如きダイナミズム攻勢あるいは不穏で怪しい不協和音を瞬発的に炸裂させたりなどの転回も絶妙の按配で盛り込んで、上手く起伏メリハリをつけ、がトータルとしては大凡のところメディテイティヴ・ロマンティストらしいキャラ・イメージを定着させて荘厳で力強い感動を齎し、
一方、こまめに打楽器も活用して妖しいエキゾティズムを漂わせる反面、突風が唸りを上げる感じでもあるノイジーなトーンのトランペットの抽象実験性と狂おしいスピリチュアリティが交錯する咆哮の様も、切迫したワイルド・テイスティーな妙味を揮いきった、全体を通じフリー・ジャズならではの奇怪な異形性は多々あるもののその中でしっかりと詩情〜リリシズムが探究される渾身熱演の連続で、大いに胸熱くさせられる敢闘内容。

★シュールでダダイスティックなある種の頓狂さに溢れるのと並行して、詩的な情緒性も確固と示された、アブストラクトとスピリチュアルの両極端を烈しく往来する極めて硬質な即興インタープレイが、妥協なくストロングに推し進められてゆき、以心伝心・当意即妙な両者のコンビネーションの粋もきららかに際立ち続ける中で、各々の肝っ玉の据わったフリー・インプロヴィゼーションが超フレッシュ・スリリングかつ鮮麗に冴え渡って全く素晴らしい。

★田村(tp)の、ビザールでストレンジな騒音・雑音めいた歪み吹鳴の内側からエスニック・フォーキーな情魂味を濃厚に立ち昇らせて見せたり、時にはトランペット本来の美しい音色をストレートに活かして雄々しく哀愁節を歌ったり、などのあくまでエモーショナルなプレイが力強い輝きを放ちまた切実なる昂揚感を呼び込んでおり、かたや藤井(p)の、奇異な破壊性を覗かせるところもあるものの大筋では表情は険しいがわりかし真っ当な(※真っ当とは云っても飽く迄"フリー派の範疇"における真っ当である。念のため。)バラード・プレイヤー&唯美主義者の本領を発揮した、心象風景の無限の深淵を見る思いのダーク・ポエティックなストーリーテラーぶりがまた格別。

1. Migration (8:09)
2. Wintering (8:08)
3. Traveling Bird (4:57)
4. Lifting (9:26)
5. On The Flyway (10:04)
6. Waiting For Dawn (9:37)
*all composed by Natsuki Tamura(BMI) and Satoko Fujii(BMI)

田村 夏樹 Natsuki Tamura (trumpet) (percussion on 1, 3, 4)
藤井 郷子 Satoko Fujii (piano) (noise? on 6)

2023年12月13日米ニューヨークシティのSamurai Hotel(Studio)録音

レーベル:Libra

在庫有り
国内制作・見開き紙ジャケット仕様CD

商品情報

LIBRA

★田村夏樹(tp)、藤井郷子(p)、3年ぶり 9作目となる Duo作品!!
30年の月日がもたらす成熟と、新鮮さを失うことのない即興演奏、6編が描きだすストーリー。

★ピアニスト/作曲家の藤井郷子と、トランペッター、田村夏樹、2023年録音によるデュオ・アルバム。デュオ作品は 1996年『How Many』を第一作目として、本作は 3年ぶり、9作目となる。作品は即興で描かれる 6編。

★スタジオに入るまでに曲は用意せず、「ただ何かを演奏しようと決めただけ」といい、演奏前に音楽について話すということはなかったともいうが、即興演奏でキャリアを極めてきた二人。これまでの 8作品と同様、創造性と驚きが満ちあふれる。

★テレパシーのような演奏、と表現される藤井と田村によるデュオ。そこに、お互いの信頼と、触発しあう好奇心があるのは言うまでもないこと。二人は、静謐に戯れるかと思えば、轟音でぶつかり、間合いを見るユニークな当意即妙の対話などをくりひろげ、時に優雅さと流麗さをもったハーモニーを奏で、音楽を創り出していく。しかし、同時に驚くのは、トータルで描かれる音楽のストーリーでもある。演奏は無形とみえる即興の連なりでありながら、構成力を兼ね備える藤井のたぐいまれな才能により、あたかも楽曲があったのではと感じさせるように、大きなうねりとなって物語のようなものも導き出している。

★「即興音楽のように演奏される作曲や、作曲された音楽のように聴こえる即興音楽が好き」「その境界を消したい。」と、藤井郷子。30 年にわたる経験が導く成熟と、新鮮さを失わない演奏には興味が尽きることがない。

★NYC の、すばらしいスタインウェイ(モデル D)を擁するスタジオ「サムライ・ホテル」での、マイク・マルシアーノに依る録音。彼は多くのミュージシャンに愛された、今はなき名スタジオ「システムズ・トウ」で兄の故ジョー・マルシアーノと長年仕事をしてきた名エンジニアである。

Recorded by Mike Marciano
Mixed on April 4, 2024 by Mike Marciano, Mastered on April 7, 2024 by Mike Marciano Systems Two,NYC
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