商品詳細

表情多彩でメリハリの利いた芸の細かいドラムの的確なサポートに支えられ、粋渋の極みとも云うべき簡潔質素で滋味あるピアノのファンキー・プレイが軽々と風流に冴えた洒脱派バピッシュ・ピアノ・トリオの謹製品 CD ALVIN QUEEN TRIO アルヴィン・クイーン / FEELING GOOD [STUCD 24042]

販売価格: 2,400円(税込)

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★スイス(ジュネーヴ)を拠点にグローバルな活躍を続けるアメリカン黒人ドラムのヴェテラン名匠:アルヴィン・クイーン(1950年米ニューヨーク市のブロンクス生まれ)の、Stuntからの3作目となる本盤は新メンバーのアメリカン・ピアノ・トリオによるスタンダード中心の一編。

★ドスを効かせつつシャープに速射砲撃をかけてくるドラムの重厚にして敏捷そして表情多彩なカラフル・スウィンギン・アタック!に上手くノセられながら、端正さと豪胆さが表裏を成した感じの小石風タッチのピアノが、ソリッド&スクエアーなバップ・イディオムやモード・イディオムに則った殺陣の型的ダイナミック・フレージングで手堅く粛々と根幹を固める一方、漆黒のソウルを全開させた熱気孕む吟醸的ブルージー節や、往年のアーマッド・ジャマルとビル・エヴァンスを掛け合わせたような音数を絞ってのマイルド・ロマンティック文体、或いはまた、バピッシュ・グルーヴとダウン・トゥ・アース傾向とピーターソン的アクロバティカルさをミックスしたが如き旨口ワザ、など、総じてごくオーソドックスな「ブルース」を大方のキーワードとした一定の落ち着きを失わぬメロディック・プレイを綴って、温もりと芳醇さ溢れる優しい華を成した、全体を通じ単純明快で簡潔しかも親しみやすい人情に満ちたハード・バップ系ピアノ・トリオの見本とも云うべき娯楽指向の行き方が歯切れよく続いて、ノリノリにしてホッと和ませてくれる安心内容。

★歌心とスイング感に潔くポイントを絞り、伝統的なブルース&バップの精神・フィーリングやある時は詩人肌のロマンティシズム理念もしくは耽美性も潤沢に揮われる、とことん取っ付きやすくおいしさ格別のリリカル・エンタテインメント演奏、が節度と機智をもって愉しげに、ハートウォーミング&インティメイトに展開してゆき、寛ぎとダイナミズムが自然に並立しつつ敏活闊達そうに進んでゆく小気味のいい道程の中で、クイーン(ds)の手を代え品を代え抑揚豊かに他者を刺激し、最良面を引き出す何げに芸の細かいバックアップもさすがの醸熟感と煌めきを(決して出しゃばらず控えめに)放ち続けながら、その的確なナヴィゲートに快調に触発される恰好で、花形主役の任を担うカールトン・ホームズ(p)の、これまたジェントルで控えめなちょっとストイックともとれる粋渋風流人っぽいアドリブ妙技が、質素でいて余情豊かな冴えを軽々と見せて素晴らしい。

→基本としてはR・ガーランドやW・ケリー辺りに通じる所謂"ファンキー"・スタイルと、エヴァンスの流れを汲んだロマンティスト体質、が二本柱となっており、時には寛ぎファンキー小唄発ハンコック行きとか、エヴァンス経由の洒脱アーシー節、といった転回もごくナチュラルに織り交ぜられ、何より徹頭徹尾ワンポイントのゆとりと節度と洒落センスを保って飄々と筆を滑らせるその軽み、熱くならず燃えそうで燃えない柔和で穏やかなジェントルマンの矜持、が得難い魅力となっていて、腹八分目でサッと引き上げ後には幽玄めいた余韻・滋味が残る、という弾鳴キャラはさりげなく懐深さも抜群だ。堅実で精確、時に雄弁なところも見せるダントン・ボラー(b)の助演も良い按配。

01. Out Of This World (Harold Arlen & Johnny Mercer)
02. It Ain't Necessary So (George & Ira Gershwin)
03. Waltz For Ahmad (Jack Wilson)
04. Bleecker Street Theme (Ceder Walton)
05. Love Will Find A Way (Bedria Sanders)
06. The Night Has A Thousand Eyes (Gerry Brainin & Buddy Bernier)
07. Spartacus Love Theme (Alex North & Terry Callier) (solo piano)
08. Feeling Good (Anthony Newley & Leslie Bricusse)
09. Firm Roots (Ceder Walton)
10. Send In The Clowns (Stephen Sondheim)
11. Falling In Love With Love (Richard Rodgers & Lorenz Hart)
12. Someone To Watch Over Me (George Gershwin, Ira Gershwin & Howard Dietz) (solo piano)
13. Three Little Words (Harry Ruby & Bert Kalmar)

Carlton Holmes (piano) (synthesizer on 05)
Danton Boller (bass except 07, 12)
Alvin Queen (drums except 07, 12)

2023年9月26日,27日,29日米ニュージャージー州パラマスのテデスコ・スタジオ(Tedesco Studio)録音

レーベル:Stunt

在庫有り
三面デジパック仕様CD



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STUNT
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