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クール・スムースな丸みあるアルト吹鳴や清涼な中に翳りある燻し銀的ヴィブラフォン妙技が粋で渋〜い魅力を放つ一種の番外クール・ジャズめいた寛ぎ路線のユニーク逸品 CD SU ROSSY GIROD ナット・スー、ホルヘ・ロッシー、ドミニク・ジロ / THREE TRIOS [TCB 38102]

販売価格: 2,500円(税込)

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★この顔ぶれで以前Fresh Soundにも吹き込みを残していた、クール派で鳴らすアルトサックス(本盤では3曲でドラムを叩く)の個性的逸材:ナット・スー(1963年スイスのビューラッハ生まれ)、ブラッド・メルドー・トリオ他の国際的活躍で名を馳せるスペインのNo.1ドラマーにして独創肌ヴィブラフォン奏者:ホルヘ・ロッシー(1964年スペインのバルセロナ生まれ)、故JF(ジャン=フランソワ)・ジェニー=クラークに師事したというスイスの腕利きベーシスト:ドミニク・ジロ(1975年スイスのヴィンタートゥール生まれ)、といういずれも多才でオリジナリティ溢れるヴェテラン〜中堅の猛者連が組んだ連名トリオによる、入魂かつ力の抜けた一作。

★キュッと引き締まっていながら自然な脱力感をも湛えた味のあるトーンのアルトが、抵抗なく流れに身を任せてスイスイと渦巻きウェイヴを描くかのような、何げにメロディー・センスも抜群のクール・ブルージー・プレイをゆとりをもって涼やかに綴って、小粋で典雅かつ余情豊かな魅力を揮い、堅固に律動スイングしつつ随所に浮かび上がっては雄弁に歌うソロもキメる旨口ベースや、思索性や妖しいサスペンスと渋いバピッシュ・グルーヴを同時並行的に表すインテリジェントそうなヴィブラフォン、らもしっかりおいしい彩りを添えた、全般に1950〜1960年代辺りの米白人インテリ系のマイナー路線を彷彿とさせる、燻し銀の趣と冷静な理知性の交錯する風流世界に心地よくハマらせてくれる中々のユニーク内容。

★先ずはスーがアルトで花形役を担い、ロッシーはとりわけヴィブラフォンでの陰影深いマレット捌きでこれにシブ〜く対抗、各々アルトとドラム、ドラムとヴィブラフォンの切り替えで目まぐるしく忙しいそうした二人を横目に、悠々とマイペースでウォーム&スピリチュアルに美旋律を唄うジロもコクのある妙味を放つ、というのを大筋として、何より歌心とスイング感を重んじインティメイトな和やかムードに包まれた"寛ぎ抒情派クール・ジャズ"調の行き方が、一定の節度と品格を保った上で流麗滑脱に推し進められ、三者が程好いコントラストを成しつつ交わるその道筋は巧まずして一切無駄のない高密度さに仕上がっていて全く見事。

★スーのアルトによる肩肘張らずリラックスした自然体調子から繰り出される、詩人肌でありバッパー&ブルースマンでありクールイストでもあるメロウ・スムース吹奏が、何よりの円熟した煌めく華たる極みを見せている(ドラムに転じての芸の細かいサスペンスフルな妙技もナイス)他、ロッシーの完璧なドラミングもさることながらヴィブラフォンによるちょっとザイロフォンっぽくもあり往年のレッド・ノーヴォ辺りを思わせるところもある翳ったスモーキー・プレイの滋味深さがまた絶妙だったり、ジロの饒舌なまでに朗々と歌いまくるハッスルぶりも好アクセントとなっていたりなど、道程はなごんでいながら決して聴き逃せない鮮麗充実至芸の連続。

1. You'd Be So Nice To Come Home To (as-b-ds)
2. Nem Um Talvez (vib-b-ds)
3. But Beautiful (as & b duo)
4. After The Morning (vib-b-ds)
5. Swift Robbery (vib-b-ds)
6. Just One Of Those Things (as-b-ds)
7. Isfahan (as-vib-b)
8. So In Love (as & b duo)
9. Darn That Dream (as-b-ds)

Nat Su ナット・スー (alto saxophone on 1, 3, 6, 7, 8, 9) (drums on 2, 4, 5)
Dominique Girod ドミニク・ジロ (bass)
Jorge Rossy ホルヘ・ロッシー (drums on 1, 6, 9) (vibraphone on 2, 4, 5, 7)

2023年6月4日スイス-チューリッヒのPas d'oreilles Studio録音

レーベル:TCB

在庫有り
スリーブケース仕様CD





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TCB

☆スペインの名ドラマー、ホルヘ・ロッシー!
☆活気のある即興演奏から繊細なバラードまで卓越した音楽性で魅せる!

★ブラッド・メルドー・トリオの元メンバーとしても知られるスペインの名ドラマー、ホルヘ・ロッシーのトリオ・アルバム。トラック2、4、5、7ではヴィブラフォン奏者としての一面も聴くことができます。ジャン・フランソワ・ジェニー・クラークに学んだスイスのベーシスト、ドミニク・ジロとTCBでは古くからおなじみのサクソフォニスト、ナット・スーとのシームレスなインタープレイが心地よく、多様な音楽の伝統からインスピレーションを得た折衷的なサウンドはカジュアルなリスナーとコアな愛好家の両方を魅了します。
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