★1960年代初期にチャールズ・ミンガスのグループで頭角を現し、チャーリー・パーカー直系の生粋ビ・バッパーとして人気を博しつつ、師匠筋であるバリー・ハリスとの名コンビ等で味のある好アルバム群を残してきた、プロ・キャリア60年を越え御年84歳となるも依然精力的に活動を続けている大ヴェテラン・モダン・アルトサックスの重鎮:チャールズ・マクファーソン(1939年米ミズーリ州ジョプリン生まれ)の、今回は、テレル・スタッフォード(tp)やジェブ・パットン(p)参加のクインテット基本によるNY-Smoke Jazz Clubでのライヴ編。
1. Surge (Charles McPherson) 6:24
2. Blues For Lonnie In Three (Charles McPherson) 9:10
3. Come Rain Or Come Shine (Harold Arlen / Jonny Mercer) 7:03 (as-p-b trio)
4. Dynamic Duo (Charles McPherson) 7:28
5. Old Folks (Willard Robison / Dedette Lee Hill) 7:30
6. Ode To Barry (Charles McPherson) 7:00
Charles McPherson (alto saxophone)
Terell Stafford (trumpet except 3)
Jeb Patton (piano)
David Wong (bass)
Billy Drummond (drums except 3)
★しかしマクファーソンは、単純にトリビュート・プロジェクトに着手したわけではなく、その証拠にもレパートリーにはハリス作曲の曲はなく、偉大なピアニストであり教育者であったハリスへのオマージュとして書かれたのは、最後のトラック「Ode to Barry」のみである。マクファーソンはハリスを高く評価し、長年の師であり共同作業者である彼だけでなく、セッションに参加させた若いミュージシャンたちにも敬愛の念を持ってレコーディングに臨んだ。現在のバンドメンバーはもちろん、何世代ものジャズ・ファンが彼に対して抱いている深い尊敬の念を鮮やかに表現した一枚であり、これこそが今作のテーマである『Reverence』の所以なのだろう。(新譜インフォより)
Recorded November 1-5, 2023, Live at Smoke Jazz Club NYC.