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モーダルなダイナミズムに溢れファンキー&アーシーな吟醸的ブルース・テイストも潤沢に備えた現代流粋渋ハード・バップ・ピアノ益々絶好調! CD 平倉 初音 HATSUNE HIRAKURA / MOON AND VENUS ムーン・アンド・ヴィーナス [DOD 044]

販売価格: 2,640円(税込)

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★首都圏シーンで精力的に演奏活動を行う他、レコーディングの上でもアルフィーでのトリオ・ライヴや当Days of Delightよりの池田篤(as)&井上陽介(b)との変則トリオ・アルバムがともに高い評価を得るなど、ここ最近破竹の勢いで進境著しいところを見せている本邦モダン・ピアノの若き才媛:平倉初音(25歳、大西順子に師事しバークリー音大に学ぶ)の、今回は須川崇志(b)&山田玲(ds)の猛者連とガッチリ組んだトリオによる自作曲集。

★堅牢で鋭角的キレと軽やかな弾性を持ち、透明感と深い陰影が表裏を成した風な鮮度抜群な精悍タッチのピアノが、モーダルなダイナミズム表現を根幹に据えながらよりマイルドな詩情描写やファンキーな吟醸節なども適所適量盛り込む、トータルとしては甘さやや控えめな今日流硬派筋ハード・バップ・ピアノの正統らしいアウトラインに着地させた躍動感溢れるグルーヴィー・プレイを綴って、中々覇気軒昂なる魅力を放ち、
一方、安定律動性とゲリラ的遊撃力を併せ持ったベース&ドラムの芸の細かい、そして自在に絡みつくサポートもノリとサスペンスを的確に強化しきった、全体を通じ現代版ストレートアヘッド・ジャズの本道たるところを顕示したフレッシュ・スリリングな敢闘が続いて、爽快に昂揚させてくれる、気力の充実ぶりもダイレクトに伝わってくる好投内容。

★当世型ハード・バピッシュ・ピアノ・トリオの一典型然とした、程好く苦味走ってはいるものの歌心やブルース・フィーリングにも事欠かない、何げに均整のとれたメリハリある敏活邁進がイキイキと展開してゆき、精緻にして含蓄深そうな須川(b)やシャープ&スピーディーに核心を衝くような斬り込みを入れてくる山田(ds)、らの機略縦横の攻勢に上手く触発され、またガッチリ頼もしく支えられながら、平倉(p)の、腰を据えてメインストリーマーになりきった正攻法勝負のアドリブ妙技が余情豊かにして凛とした冴えを、キレを見せて壮快だ。

→奏法の基本はハンコックやマッコイの流れを汲みながらそれをよりクール・スマート化した、とでも云えそうな、凹凸烈しく聴く者を圧倒する力学的な気魄〜迫真味に満ちつつ同時に端正なエレガンスも絶やさない、パワフルな中に一定の節度を有したその滑脱アクションが清々しい好調ぶりを見せており、転回として、幾分エヴァンスに接近するも甘さには慎重にブレーキのかけられた抒情指向アプローチや、ブルース色濃くゴスペルっぽくもあるダウン・トゥ・アースな語り口がどこか初期のK・ジャレット辺りにも底通するリズミカル・グルーヴ路線、ファンキー・テイスト全開で純正ハード・バップ的行き方に興じるノリノリの粋渋熱演、ちょっとクラシックっぽくもある哀愁バラード、エレピに転じてのポップなロマンティック・スタイルまたはアーシーなファンク趣向、といった幅のある表情変化・筆致の推移を示すがその根本は真っ当なコンテンポラリー主流派バッパー気質から逸れることがない、という、そうした、多彩でいてさりげなく揺るぎないしっかり骨芯の据わった弾鳴のあり様は、誠にテイスティーかつ説得力十二分。

1. Moon and Venus
2. Glass Falls
3. Espelhar
4. Virgo's Sapphire
5. Ballad no.4 (p & b duo)
6. Sea Raccoon
7. The Trigger Point
8. そばの花
9. Days of Delight

平倉 初音 (piano except 3, 4) (electric piano on 3, 4)
須川 崇志 (bass)
山田 玲 (drums except 5)

2023年12月4日NK SOUND TOKYO(東京都新宿区四谷4丁目)録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD

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DAYS OF DELIGHT

★日本ジャズ界がいま最も注目する若手女性ピアニスト・平倉初音!
全曲オリジナルの新譜『Moon and Venus』を2024年5月30日に発売
群を抜くスイング感でジャズシーンを席巻する弱冠25歳の俊才ピアニスト!

★本作は、平倉初音の真骨頂である群を抜くスイング感とドライヴ感に満ちたピアノトリオ作品で、須川崇志(b)、山田玲(ds)というトッププレイヤーを迎えて全曲オリジナルで臨んだ意欲作です。弱冠25歳ながら真正面からオーセンティックなジャズと向き合う真摯で情熱的な姿勢が、多くのジャズファンを魅了することでしょう。

★ジャズへの愛情。底流にあるブルース。タイム&フィール。そして歌心。ヒストリーをリスペクトし、それをまっすぐ表現する。小細工を弄せずひたむきに「正面突破」だけを考える。それこそが彼女の内にある “強靭な中軸”の構成原理でしょう。
彼女にはまだ数十年の時間が残されています。伸び代が計り知れず、いい意味で将来を見通せない。日本ジャズ界にとって大切な資源であることは疑いありません。 ――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣
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