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明るく晴れやかでイキのいい「バップ+ファンキー」的行き方により甘美なロマンティック傾向も加味されたさすが熟練のメロディック・ピアノ絶好調! 輸入盤LP JACKY TERRASSON ジャッキー・テラソン / MOVING ON [BLV 8420]

販売価格: 3,250円(税込)

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★1990年代に頭角を現したモダン・ピアノの個性的逸材=ヴェテラン:ジャッキー・テラソン(1965年旧西?ドイツのベルリン生まれ、母はフランス人、父はアメリカ人)の、今回は、フレンチ・トリオとアメリカン・トリオという二つのピアノ・トリオを基軸に、女性ヴォーカルやハーモニカ、ドラムらのゲスト陣も加わりつつの多彩な一編。

★繊細で端正かつ歯切れよく打鍵は強い、骨太にして精確な陰影あるストーン・タッチのピアノが、重低音をパワフルにヒットして中々豪快にダイナミズムを体現しつつマイルド・ブルージーに朗々と美メロを歌う、或いはより線を細めた高音部の軽涼なブロック・コード弾きで粋っぽいアーシー・ソウルも醸し出す、一貫して親しみやすく明快な人情味溢れる娯楽指向プレイを綴っておいしさ格別の魅力を放ち、代わる代わるこれを盛り立てるベースやドラムのそれぞれに揺るぎない律動力抜群のサポートも頼もしく際立つ他、ゲスト参入するハーモニカやヴォーカルらもきららかに彩りを添えた、全般に主役ピアノのハード・バップ・ピアノの王道を行くソリッド&スクエアーな熟練した名人芸と、絶妙のタイミングで現れる客演者達の賑々しい活躍、とをトントン拍子の快テンポでノリよく愉しませる、けっこう吹っ切れた充実内容。

★歌心とスイング感を何より重視し、コンテンポラリーなリズミカル・ビートやR&B調などリズム面にも上手く変化がつけられて一本調子にならない、1曲1曲は比較的簡潔にまとめられた至って分かりやすく入り込みやすい大衆派エンタテインメントの鑑とも云うべきリリカル・アクション・タイプのグルーヴィー奏演、が溌溂と晴れやかに展開され、テラソン(p)の、気力もイマジネーションも奮いに奮いきったアドリブ妙技が実に鮮やかに、そして余情豊かに冴え渡って素晴らしい。

→伝統的バップ・イディオムを活用しての硬質で角張った殺陣風の立ち回り攻勢と玉転がし様の軽やかで洒脱なファンキー節を掛け合わせ、そこへ今日流らしいポップでキャッチーな歌謡フレーズや、エヴァンス〜ジャレット辺りの成果を踏まえたモード系のセンスよきロマンティシズム解釈、時にはピーターソンとかとはまた違ったアクロバティカルな激烈速弾きなども織り交ぜてメリハリ感&清新なスリルを絶やさない、基本はあくまで「ファンキー・バップ」、しかもその息遣いからはこのセッションが楽しくてしようがないといったポジティヴな開放的覇気+歓びが伝わってくる弾鳴のあり様は、思わずこちらもウキウキ気分にさせられる伝播力と説得力満点だ。

★クールでエスプリを感じさせるベルトーと太く低く黒いギオック=テュラムのヴォーカル対比や、哀愁のポップ・フィーリング溢れるマレ(hca)、といったゲスト連の活躍も聴きもの。

LP
Side A:
1. Besame Mucho
2. Misty (Pompignan Take) *
3. Solar
4. Edit (Piaf)

Side B:
1. Moving On
2. My Baby Just Cares For Me (NYC Take) *
3. Est-Ce Que Tu Me Suis?
4. I Will Wait For You
5. Happy
6. On Green Dolphin Street *
*3Titles Exclusive To The LP Edition
(*印の3曲はLP限定収録)

French Trio:
Jacky Terrasson (piano,keybords)
Sylvain Romano (bass #A-1,2,4,B-3,4)
Lukmit Perez (drums #A-1,2,4,B-3,4)

Aerican Trio:
Jacky Terrasson (piano,keybords)
Kenny Davis (bass #A-3,B-1,2,5,6)
Alvester Garnett (drums #A-3,B-2,6)

*Guests:
Kareen Guiock Thuram (vocal #B-2,5)
Camille Bertault (vocal #B-3,5)
Gregoire Maret (harmonica #B-5)
Eric Harland (drums #B-1,5)
Bird from Borneo Island (#A-4)

2023年9月25日-28日,11月6日 THAT SOUND STUDIO,POMPIGNAN,FRANCE 録音
2023年10月27日,29日,30日 GSI STUDIO,NEW YORK CITY(STATE OF NEW YORK,UNITED STATES) 録音

2024年フランス作品

レーベル:Naïve

在庫有り
輸入盤LP

商品情報

画像: 明るく晴れやかでイキのいい「バップ+ファンキー」的行き方により甘美なロマンティック傾向も加味されたさすが熟練のメロディック・ピアノ絶好調! 輸入盤LP JACKY TERRASSON ジャッキー・テラソン / MOVING ON
NAIVE

★ブルーノート、インパルス、コンコードから30年間コンスタントに作品をリリース。1990年代を代表するジャズ・ピアニスト、ジャッキー・テラソン待望のトリオ新作。ビリー・ハート、エリック・ハーランド、カミーユ・ベルトーら豪華ゲスト参加。自身のレーベルEARTH SOUNDSからの記念すべき第1弾リリース。

★ブルーノートからの鮮烈なワールド・デビュー後、1990年代を代表するジャズ・ピアニストとして30年に渡り活躍を続けるジャッキー・テラソン待望のトリオ新作。自身のレーベルEARTH SOUNDSからの記念すべき第1弾リリース(仏Naiveがディストリビューション)。

★ジャッキー・テラソンは1965年、アメリカ人の母とフランス人の父の間にドイツで生まれ2歳でパリに移住。フランスでクラシック・ピアノを学んだ後、バークリー音楽大学に入学。ベティ・カーター、ディー・ディー・ブリッジウォーター、カサンドラ・ウィルソン、シャルル・アズナブール、ギィ・ラフィット、バルネ・ウィラン、レイ・ブラウンといった名手たちとともにキャリアをスタート。1993年、セロニアス・モンク国際ピアノコンクールで優勝すると、ニューヨーク・タイムズ紙で「今後30年のアメリカ文化の軌跡を形作る30人のアーティストの1人」と絶賛、各レコード会社の熾烈な争奪戦の末にブルーノートと契約し、1995年1月、『アイ・ラヴ・パリ』で華々しくワールド・デビュー。90年代を代表するジャズ・ピアニストとして、30年に渡りメジャーレーベル(ブルーノート、インパルス、コンコード、デッカ)から数くの作品を世に出してきた。

★今作は、自身で立ち上げたレーベルルEARTH SOUNDSからの記念すべき第1弾で、トリオのレコーディング・セッションを2度(フランスとニューヨークで)行った。これはタイトルにも現れているように、NYで30年間過ごした後、母国フランスに再び移住し、プレーのために2つの国を行ったり来たりするという、新たな道を選んだテラソンの決意表明でもある。

★ルクミル・ペレス (drums)、シルヴァン・ロマーノ(electric bass)、アルベスター・ガーネット (drms)、ケニー・デイヴィス (bass guitar、bass)というダブルトリオ編成に、エリック・ハーランド (drums)、ビリー・ハート (drums)、歌手のカリーン・ギオック=テュラムとカミーユ・ベルトー、ハーモニカ奏者のグレゴリー・マレ、という豪華ゲストが参加。

★ショパンの前奏曲をジャズのスタンダードと融合させた「Besame Mucho」、ボルネオ島で録音された鳥の音をミックスした「Edit (Piaf)」、テラソンが友人のために作曲しカミーユ・ベルトーが言葉を紡いだ「Est-Ce Que Tu Me Suis ?」、アルバムのミュージシャン全員がほぼ一堂に会する花火のように賑やかなファレル・ウィリアムスのカヴァー「Happy」など、様々な趣向でアルバムを彩る。

★CDとLPでそれぞれボーナストラックあり。CD 国内仕様盤には杉田 宏樹氏による解説付き。(新譜インフォより)
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