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前期コルトレーンを更にクール・ジェントル化したような、激しい中にも節度と気品あるモーダル・テナー吹奏が中々端麗に冴えたカナダの実力者達による会心ライヴ 輸入盤CD RYAN OLIVER QUARTET ライアン・オリヴァー / LIVE IN VANCOUVER [DR096CD]

販売価格: 2,300円(税込)

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★人気グループ:The Cookers Quintet=クッカーズ・クインテットの要として大いに鳴らした(またArt of LifeやCellar Musicにも個人名義吹き込みのある)カナダの腕利きテナーサックス奏者:ライアン・オリヴァーの、今作は、ブライアン・ディキンソン(p)、ニール・スウェインソン(b)、テリー・クラーク(ds)というオールスター的顔ぶれのカルテットを率い、途中3曲ではヴェテラン黒人女性ヴォーカルのディー・ダニエルズがゲスト参入する、という磐石体制によるヴァンクーヴァーのフランキーズ・ジャズ・クラブでのライヴ編。

★締まりと抑えの効いた、スムースでありドライヴ感にも溢れる骨芯の据わり様の堅固なコク旨トーンのテナーが、モーダル・エモーショナルにして一定の節度を保っての哀愁とパッションみなぎったグルーヴィー・ブロウを敏活かつ流麗に繰り出して、情味豊かな雄渾の魅力を放ち、精緻でいて徐々に興奮をエスカレートさせてゆく感じのピアノや、漆黒の吟醸感を濃厚に発散する結構キレのあるヴォーカル、らも確たる存在感をもって魅力たっぷりに彩りを添えた、全編現代ハード・バップ=モード・ジャズの正統らしい硬派な敢闘が貫かれて、じっくりこってりと昂揚させる中々の高密度内容。

★内に激しい熱情を秘めながらドッシリ腰を据えて雄々しく力強く邁進する、主役テナーの芸風が奏効して(+レパートリー面も含め)全体的にコルトレーンのジェントル面を踏襲したようなイメージの重厚で凛としたタフな熱演が展開してゆき、リズム・セクションのスタンスにいささかのブレるところもない頑強そうなスイングぶりに頼もしく支えられ、触発されながら、オリヴァー(ts)の、揺るぎない肝っ玉の強固さを痛感させる、"アグレッシヴ"と"エレガント"が自然に同居したスピリチュアル&パッショネートなアドリブ奮戦が、ジワリジワリと盛り上がりを見せて思わずアツくさせられる。

→概ね、前期コルトレーンを更にクールに紳士化した、とも云うべき「静かに燃える」エネルギッシュでいて端正でもある哀切な情魂の活写を変らず身上とした、スケール雄大でエモーション漲ったダイナミック咆哮が壮快に映えているが、その吹鳴は熱いものを感じさせながらも表面上はわりかし沈着な理知性やスマートな美学っぽさに自ずと制御されている、風な破綻のない端麗さに上手くまとめられた印象があって、そういう比較的落ち着いたバランスのとり様に"今日のジェントルマン"らしい懐深き妙味が悠々と発揮されており好感度大だ。

★爆発する喜怒哀楽を精確巧妙なタッチで鮮やかに体現するディキンソン(p)、芳醇なるウネり波打ちで背後からテイスティーに躙り寄るスウェインソン(b)、パンチ&ドスの利いたダイナミズム攻勢で鋭敏に迫るクラーク(ds)、そして登場するやそのダウン・トゥ・アースな濃い口の歌声で空間を軽々自分色に染め上げてしまうさすが醸熟のダニエルズ(vo)、らの活躍もそれぞれにしっかりと華やいだ唯一無二の旨味を揮って卓抜→トータルな完成度を強力に押し上げている。

01. Wayfaring Stranger
02. Lonesome Lover
03. Equinox
04. Tryin' Times
05. Lonnie's Lament
06. Peaceful Warrior
07. Corcovado
08. Canyon
09. Nancy With The Laughing Face
10. Mahjong

Ryan Oliver ライアン・オリヴァー (tenor saxophone)
Brian Dickinson ブライアン・ディキンソン (piano except 08) (electric piano on 08)
Neil Swainson ニール・スウェインソン (bass)
Terry Clarke テリー・クラーク (drums)

guest:
Dee Daniels ディー・ダニエルズ (vocal on 02, 04, 07)

2023年7月28,29日カナダ-ヴァンクーヴァーのFrankie's Jazz Clubでのライヴ録音

レーベル:Do Right! Music

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD

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DO RIGHT! MUSIC

★クッカーズ・クインテットのテナー奏者、ライアン・オリヴァーが昨年カナダのフランキーズ・ジャズ・クラブで行ったライブ音源がリリース!

★クッカーズ・クインテットのテナー奏者、ライアン・オリヴァーが2023年7月にカナダのフランキーズ・ジャズ・クラブで行ったライブ音源。

★カナダのジャズ界のレジェンドであるブライアン・ディキンソンがピアノ、ニール・スウェインソンがベース、そしてテリー・クラークがドラムで参加。1960年代のジャズの活気に満ちた風景に根ざした音楽の旅といった感じでしょうか。これぞハードバップの醍醐味といえるでしょう。そしてジャズ、ブルース、ゴスペルの名歌手ディー・ダニエルズが、そのソウルフルなタッチで特別ゲストとしてステージを飾り、感動的な演奏を含む3曲でボーカルを披露。2曲目はアビー・リンカーンとマックス・ローチの曲、4曲目の「トライング・タイムズ」は 1960年代後半にダニー・ハサウェイによって作曲、時代を超越した曲です。7曲目はボサノヴァの名曲でいずれも情熱的でソウルフルな感情を与えてくれます。久々にDO RIGHTらしい王道作品です。(新譜インフォより)

Recorded live at Frankie's Jazz Club,Vancouver on July 28,29,2023
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