★NYブルックリンを拠点に飛ぶ鳥も落とす破竹の勢いの活躍を続ける、Inner Circle Music、Concord、Word of Mouth Music、Motéma Music、Blue Note等よりの過去作品群も高い評価を得ていた、進取性に富む個性派女性テナーサックス奏者:メリッサ・アルダナ(1988年チリのサンティアゴ生まれ)の、Blue Noteからの2作目となる本盤は、前作でも組んでいた人気ギタリスト:ラーゲ・ルンドとのコンビネーションを核としたクインテット(但し、おぼろに聞こえてくるキーボードらしき音はAlmazanか?或いはルンドのギター・シンセとかか?それとも6人目か?不明)による一編。
★自身の精神的な部分の深いところまで旅をすることがコンセプトだったという本作について、メリッサ自身は「このアルバムは、内省的な視点を持った個人的な旅のようなもので、『内なる預言者』(inner prophet)とは、年齢を重ね、自らの人生についての知識や直感、真実を持っている自分自身です。」と語っている。また、1曲目の「Echoes Of The Inner Prophet For Wayne Shorter」でオマージュを捧げたウェイン・ショーターについては、「年齢を重ねるにつれて、若い頃はできなかったかもしれないやり方で、彼の音楽や演奏に共感できるようになったと思います。彼の空間の使い方、ストーリーの語り方、コミュニケーションの方法、そして絵の描き方などです。そしてウェインのことを考えるとき、私は色のことを思い出します」とコメントしている。(新譜インフォより)