■ジョン・コルトレーンの早すぎる死から4年後に行われ、インパルス!によって録音され、最終的にリリースされるこの魅惑的なパフォーマンスは、アリスがリーダーとして初めてカーネギー・ホールで演奏したステージ。 彼女は4枚目のソロ・アルバム『Journey in Satchidananda』をリリースしたばかりで、5週間のインド旅行でスピリチュアルな探求を深めていた。その夜のアリス(ハープとピアノ)のバンドは、2人のサックス奏者(ファラオ・サンダースとアーチー・シェップ)、2人のベーシスト(ジミー・ギャリソンとセシル・マクビー)、2人のドラマー(エド・ブラックウェルとクリフォード・ジャーヴィス)からなる大編成のジャズ・アンサンブルに、サッチダナンダのサークルの2人のメンバー、クマール・クレイマーとトゥルシー・レイノルズがそれぞれハーモニウムとタンボーラを演奏したという魅惑のジャズ・アンサンブルによる圧巻のサウンド。
■『Journey in Satchidananda』から2曲、そしてジョン・コルトレーン作の2曲を演奏。来るべきものの兆し、音楽的かつ精神的な出現の最中にあるアーティストの年代記のような役割を果たしたライヴ。