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ブルージー・テイスティー&メロディアスな粋で渋くて哀愁とガッツ溢れる"ハード・バップらしいハード・バップ"の王道を貫いた爽快ライヴ! CD 奥平 真吾 SHINGO OKUDAIRA THE NEW FORCE +1 / THE BIG BROTHER [PILM 0009]

販売価格: 2,640円(税込)

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★かつては神童として騒がれ、今や日本のジャズ界になくてはならないヴェテラン大御所となったトップ・ドラマー〜モダン・ドラムの最高実力者の一人:奥平真吾(1966年東京都生まれ)、の率いるオールスター・クインテット=The New Force +1による益々快調ピットイン・ライヴ;アルバム全体が奥平のNY時代のボスであった故カルロス・ガーネットに捧げられている。

★歯切れよくシャープに安定律動しつつグループ全体を鼓舞するかのような(またフロントのソロイストの動向〜入れ代わりに応じて叩き方・打ち方を巧妙に変化させる)パンチのあるドラムの鳴り様も、絶えず頼もしげに敏捷性と吟醸感溢れる魅力を際立たせる中で、バッパーの矜持を感じさせるテナーや、アーシー&ソウルフルなギター、ファンキーなピアノらが次々ときららかに千両役者然と華々しく見せ場を繋いでゆき、ドスが利いていながら芸の細かさの光るドラムの簡潔即興攻勢にも適所で程好くスポットが当てられ、トータル・サウンドに上手く気合が注入された、全体を通じ徹頭徹尾「ハード・バップらしいハード・バップ」快演が続いてスカッと胸躍らされる清々しき会心打内容。

★歌心とスイング感に潔くポイントを絞り、伝統的なブルース・フィーリングやバップ・スピリットも自ずと豊富に備わった、そして気さくな人情味一杯の大衆娯楽指向の明るく晴れ晴れとしたダイナミック・グルーヴィー熱演、が力強くも開放感をもっておおらかに展開され、奥平(ds)のグルーヴ満点にしてしっかり"歌"を堅持した機略縦横の遊撃アタック!にも随所で思わず耳を奪われるノリにノッた道程の中、岡(ts,fl)、馬場(g)、堀(p)、落合(b)らのカラフル&ドラマティックな和気あいあいの主役争い〜ソロ合戦が躍動感十二分かつハートウォーミングに盛り上がりを見せて、全くゴキゲンだ。

★岡(ts,fl)の、一座の花形たるところを余裕で示す、タフな逞しさとレイジー・スモーキーなけだるさを絶妙に併せ持った滑脱テナー・ブロウや、繊細に涼風をそよ吹かせるフルート・プレイ、が先ずは快調で、これを追撃する馬場(g)の、バップからコンテンポラリーまで幅広い技法を会得しながら本作では主にベンソン〜グリーン系やバレル、ウェス辺りに通じるキレと硬質感あるホット・ソウルフルなブルージー節に真価を発揮したその活躍が、強力な屋台骨=座長の奥平を別とすれば恐らく一番目立っているのではと思わせる出色の妙味・存在感を放っている(時としては岡を凌ぐ)他、あくまでマイペースでソリッド&スクエアーな"バップ+ファンキー"技を手堅く繰り出す堀(p)や、ハード・ドライヴィングなウネり波打ちとスピリチュアルな唄い様を一体化させた落合(b)のコク旨な躍動ぶり、といった辺りもそれぞれバッチリ美味に光るなど、個人プレーの聴きどころは殊の外充実している。

1. ワン・フォー・カルロス (奥平 真吾) 11:16
2. ユー・アール・ディ・ワン・フォー・ミー (カルロス・ガーネット) 7:12
3. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (カルロス・ガーネット) 7:54
4. タマリンド (奥平 真吾) 12:14
5. ハーヴィーズ・チューン (堀 秀彰) 8:25
6. ストップ・アンド・ゴー (堀 秀彰) 11:55

*奥平 真吾 The New Force+1:
岡 淳 (tenor saxophone on 1, 3, 4, 6) (flute on 2,5)
馬場 孝喜 (guitar)
堀 秀彰 (piano)
落合 康介 (bass)
奥平 真吾 (drums, leader)

2023年10月22日,23日新宿ピットインでのライヴ録音

レーベル:ピットインミュージック Pit Inn Music

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国内制作デジパック仕様CD

商品情報

ピットインミュージック PIT INN MUSIC

★日本を代表するジャズ・ドラマー、奥平真吾が率いる『奥平真吾The New Force+1』の最新作は、ジャズ・ライヴの殿堂、新宿ピットインで録音されたライヴ・アルバム! P.S. ニューヨークのボスだったカルロス・ガーネットに捧ぐ!(奥平真吾)

★日本のジャズ・ライヴの殿堂、新宿ピットインで録音されたライヴ・アルバムが、奥平真吾の『THE BIG BROTHER』。ニューヨークのボスだったカルロス・ガーネットに捧ぐ!

★N.Y.に移って 19年間、N.Y.にて⻑期共演してきたミュージシャンが、パナマ出⾝のサックス奏者、カルロス・ガーネット。1970年代にマイルス・デイヴィス、ノーマン・コナーズらと共演、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズなどで活動した後、鬱病で現場を離れていたが 1991年に復活。その復活を機に彼をレギュラーとして起⽤、2023年故郷にて⻤籍⼊り、享年85才。

★本作のライヴ盤はメンバーが⾃由奔放に演奏するのと同時に、バンドのアンサンブルをふまえて親密な会話を繰り広げる。パワー、テクニックと共に奥平真吾のドラムスから伝わってくるのがドラマーとしての "歌ごころ" 。その"歌ごころ"の交感がこの上なく⼼地よい。この場にこめたスピリットは天のカルロス・ガーネットのもとにも届いたことだろう。(新譜インフォより)

ライナーノーツ:中原 仁
(English Liner Notes Inclluded)
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