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クール・スムースにしてパンチも利いた歌心溢れる流線形的テナー・ブロウが練達の極みを見せた寛ぎモダン・スイングの特級品 CD HARRY ALLEN and MARTIN SASSE ハリー・アレン&マルチン・サッセ / LIVE AT BIRD'S EYE [JJ 51029]

販売価格: 2,650円(税込)

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★お馴染みアメリカの人気寛ぎ派テナーサックス名手:ハリー・アレン(1966年米ワシントンD.C.生まれ)の、今回は、かつてNagel Heyer諸作で好評を集めていたドイツのキャリアあるピアニスト:マルチン・サッセ(1968年旧西ドイツのハム生まれ)、との双頭カルテットによるスイス-バーゼルでのクラブ・ライヴ編。

★ちょっと引き摺るような掠れ感を帯びた太く丸みあるスモーキー・トーン(もしくはよりスッキリと澄んだ折り目正しく涼しげでクリーンな綺麗めの音色)のテナーが、ある時はやる瀬なく寂しさを嘆くが如き哀愁節を切々と唄い、ある時は流麗にスウィンギン・リズムに乗って吟醸的ブルースの世界をスマートに活写、またある時は渦巻き波打つ風なドライヴ感を強めてパワフルにバップ咆哮を轟かせる、といった具合で、一貫してメロディーの美と滑脱なノリのよさを大切にした抒情指向プレイをスイスイと綴って、何とも清々しく爽やかな、それでいてシブ味も仄めく懐の広そうな華を成し、スクエアー・バピッシュ&ファンキー・テイスティーなカッチリしたピアノの弾奏も確固として抑え役を担いきった、全体を通じ気さくで優しく温かな人情味と波乗り調子のグルーヴ感に貫かれた和み妙演の連続で、最高に居心地よく憩わせてくれる極楽内容。

★インティメイトなリラクゼーションが変らず底流し、歌心とスイング感を何より重視する、寛ぎリリカル系ハード・バップとモダン・スイング・ジャズの中間ぐらいの洒脱でソフィスティケートでまろやかな風合いの快演が展開され、律儀一徹そうなサッセ(p)以下リズム・セクションの、堅実で半ば昔気質の職人っぽく安定しているが結構アップトゥデイトなフレッシュネス&シャープネスも備わった、何げに芸の細かい機動力あるサポートもノリとスリルを的確に高める中々メリハリの利いた道程の中で、一座の花形アレン(ts)の、ひたすら朗々と歌う旨口インプロヴァイザーぶりが、さすが練達した絶好調の冴え渡り様を見せていて鮮麗この上なし。

→冒頭のスロー・バラードではレスター・ヤングとベン・ウェブスターの折衷っぽい燻し銀の趣を醸し出すが、2曲目以降はスタン・ゲッツを出発点とするモダニッシュなアプローチにほぼ終始しており、独特の清涼感を伴いつつスムースに流線形を描く柔和なマイルド・リラクシング・フレーズを紡ぎ、しかしそうした中で威勢よく突発音を起爆させる強烈にパンチの効いた豪快アタック的アクション小節も絶妙の加減&タイミングで滑り込ませ、ハード・バップに最接近もする、という、トータルとしてはさりげなく制御され(構成的に)コントロールされたクールで端正で粋渋なバランス感覚抜群のスタンスに自然と落ち着かせている、辺りの巧まず鍛え抜かれ磨き上げられた軽やかな吹鳴のあり様は正に達人の境地。アレンに花を持たせながらもダウン・トゥ・アース&ソウルフルな醸熟バップ・プレイで追い上げてくるサッセ(p)の活躍もナイス高得点。

1. When October Goes 5:19
2. Swing, Swing, Swing 10:11
3. Tea For You 5:02
4. Telling A Little Story 7:08
5. Blue Skies 6:38
6. Step Right Up 4:46
7. There's No Place For Me 5:20
8. See You At The Fair 6:05

Harry Allen (tenor saxophone)
Martin Sasse (piano)
Markus Schieferdecker (bass)
Joost van Schaik (drums)

2021年10月8日スイス-バーゼルのBird's Eye Jazz Clubでのライヴ録音

レーベル:JazzJazz

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三つ折りデジパック仕様CD

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JAZZJAZZ

★アメリカのジャズシーンで活躍するサックス奏者のハリー・アレンとドイツ人ピアニストのマーティン・サッセによるライブ盤バニー・マニロウ「When October Goes」や、オリヴァー・ネルソン「Step Right Up」を華麗にアレンジ

★アメリカのジャズシーンで活躍するサックス奏者のハリー・アレンと、ドイツ人ジャズ・ピアニストのマーティン・サッセによるライブ盤『Live at Bird's Eye』がケルンの JazzJazzからリリース!

★ハリー・アレンは、「遅く生まれ過ぎたテナーマン」とも呼ばれ、アメリカのジャズシーンで活躍する世界的にも有名なサックス奏者の一人。サイドマンのキャリアを合わせると数十、数百の CD を世に送り出している。今作の協力者であるマーティン・サッセは、ドイツ出身のピアニスト / 作曲家として、ケルンを拠点に活動するバンド、フェデレーション・オブ・ザ・グルーヴのメンバーとしても活躍している。

★劇的に進化したマーティン・サッセとハリー・アレンのセンスが凝縮されたオリジナル曲と、レジェンド歌手バニー・マニロウの曲「When October Goes」や、オリヴァー・ネルソンの「Step Right Up」など華麗にアレンジされたクラシックナンバーを含んだライブアルバムとなっており、テンポ、ムードを新しく洗練された方法で変幻自在に表現し、スウィングとグルーヴ、ソウルフルかつセンシティブなブルースがなんとも魅力的な一枚。セッションメンバーには、マーティン・サッセ(ピアノ)、マルクス・シーファーデッカー(ベース)、ヨースト・ファン・シャイク(ドラムス)が参加。(新譜インフォより)

Recorded at Bird's Eye Jazz Club Basel on October 8, 2021.
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