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シャープ&ソリッドなエッジの効いたソプラノが硬派街道をまっしぐらに突き進むハードボイルドにしてコク旨スピリチュアリティ満点の精悍敢闘編! CD 西口 明宏 AKIHIRO NISHIGUCHI / SOMETHING IN RED サムシング・イン・レッド [DOD 036]
販売価格: 2,640円(税込)
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★D-musicaやD-neo、Apollo Soundsよりの諸作が高い評価を得ていた(また当DODから出た馬場智章-tsの近作=2サックス・カルテット編でも大いに気を吐いていた)、バークリー音大に学んだ(ジョージ・ガゾーンやジョー・ロヴァーノらに師事)後暫くニューヨークで活動し(ジャズ界にとどまらずミュージカル、ラテン畑での演奏、歌伴、TV番組のための作曲など、多方面でその英才をフル発揮!)、2010年に帰国して以来主に首都圏シーンで益々精力的・多角的に活躍を続けているコンポーザー肌テナー&ソプラノサックスの個性的実力者:西口明宏(1980年兵庫県西宮市生まれ)の、今回は、自身はソプラノサックスに専念し、デイヴィッド・ブライアント(p)&粟谷巧(b)という腕利き陣を伴った新編成のドラムレス・トリオによるオリジナル曲集。
★しなやかな伸びや張り、そして鋭いキレや締まりを湛えた、エッジ感も十二分なトーンのソプラノが、中々ハードボイルドで荘厳さ漂うモーダル・スピリチュアル節であったり、よりクール・スマートなジェントルイズムや涼感を強めた寛ぎめのリリカル・フレージングであったり、更には少々荒削りで豪快な爆裂性を帯びつつの吟醸的唄いっぷりであったりと、押し並べて甘さは控えめだがブルース・フィーリングや歌謡センスにも事欠かぬエモーショナル・プレイを力強く精悍げに綴って雄渾たる華を成し、バップとモードの間を自在に往来する一音一音が煌めくが如き歯切れよいピアノや、肉太く重厚なヴォリューム感満点の音像をもってパワフルにウネり躍り音空間全体の"グルーヴ"を一手に引き受けるかのようなベース、らの濃やかな働きも魅力的に際立った、全般に主役ソプラノの思索性を伴ったビターで翳りある鳴り様が奏効して独特のメディテイティヴな音景色が描き出される、テイスティーにして歯応え充分の敢闘内容。
★歌心やスイング感は大切にするものの西口(ss)のピリッとスパイスが効いていて甲高く尖った音色そのものが醸し出す生々しい切迫ムードもあり、概ねシリアスな趣の硬質抒情路線的モード・ジャズ演奏が粛々と(或いは毅然げに)推し進められてゆき、西口の凛とした立ち居振る舞いに呼応するようにシャープで敏捷かつ精緻なダイナミック技をぶつけてくるブライアント(p)や、強烈にバネを利かせて大きく波打ちドライヴする結構マイペースそうな粟谷(b)、らの活躍もしっかり濃い口の妙味を放つ三つ巴の道程の中で、一座の花形たる西口(ss)の、一切の妥協を許さず徹底してソリッドな鳴り様を貫く硬派筋メインストリーマー然としたアドリブ奮戦が、殊の外勇壮勇猛げでピリッとした冴えを示して、聴いているこちらも自ずと背筋が伸びる思いだ。
→モード以降のソプラノサックス奏法の典型たる、あくまで強硬・堅牢、あくまで絞りのある十全に研がれた鳴音でもって瞑想的スピリチュアリティも仄めく、内に熱いものを秘めたアグレッシヴ&パッショネートな情動(〜情魂のたぎり)を描破するそのさえずり具合には、のっぴきならぬ圧倒的気魄と昂揚感が溢れているが、反面、ブルース色を強めたアーシー&ソウルフルなアプローチやバップ・テイスト濃い渋めの陰影豊かなアクション技、といった辺りの粋でイナセでコクのある風情がまた卓抜だったりと、そうした、さりげなく多彩で懐の広い吹鳴キャラは旨味も説得力も満点。
1. Three Principles
2. Hub Trees
3. Something in Red
4. First Impressions
5. Ms. Colour
6. Blue Elephant
7. S.P.
8. Taro's Eleven
西口 明宏 (soprano saxophone)
David Bryant (piano)
粟谷 巧 (bass)
2022年11月29日東京・岡本太郎記念館(東京都港区南青山)での録音
2023年日本作品
レーベル:Days of Delight
在庫有り
国内制作CD
★しなやかな伸びや張り、そして鋭いキレや締まりを湛えた、エッジ感も十二分なトーンのソプラノが、中々ハードボイルドで荘厳さ漂うモーダル・スピリチュアル節であったり、よりクール・スマートなジェントルイズムや涼感を強めた寛ぎめのリリカル・フレージングであったり、更には少々荒削りで豪快な爆裂性を帯びつつの吟醸的唄いっぷりであったりと、押し並べて甘さは控えめだがブルース・フィーリングや歌謡センスにも事欠かぬエモーショナル・プレイを力強く精悍げに綴って雄渾たる華を成し、バップとモードの間を自在に往来する一音一音が煌めくが如き歯切れよいピアノや、肉太く重厚なヴォリューム感満点の音像をもってパワフルにウネり躍り音空間全体の"グルーヴ"を一手に引き受けるかのようなベース、らの濃やかな働きも魅力的に際立った、全般に主役ソプラノの思索性を伴ったビターで翳りある鳴り様が奏効して独特のメディテイティヴな音景色が描き出される、テイスティーにして歯応え充分の敢闘内容。
★歌心やスイング感は大切にするものの西口(ss)のピリッとスパイスが効いていて甲高く尖った音色そのものが醸し出す生々しい切迫ムードもあり、概ねシリアスな趣の硬質抒情路線的モード・ジャズ演奏が粛々と(或いは毅然げに)推し進められてゆき、西口の凛とした立ち居振る舞いに呼応するようにシャープで敏捷かつ精緻なダイナミック技をぶつけてくるブライアント(p)や、強烈にバネを利かせて大きく波打ちドライヴする結構マイペースそうな粟谷(b)、らの活躍もしっかり濃い口の妙味を放つ三つ巴の道程の中で、一座の花形たる西口(ss)の、一切の妥協を許さず徹底してソリッドな鳴り様を貫く硬派筋メインストリーマー然としたアドリブ奮戦が、殊の外勇壮勇猛げでピリッとした冴えを示して、聴いているこちらも自ずと背筋が伸びる思いだ。
→モード以降のソプラノサックス奏法の典型たる、あくまで強硬・堅牢、あくまで絞りのある十全に研がれた鳴音でもって瞑想的スピリチュアリティも仄めく、内に熱いものを秘めたアグレッシヴ&パッショネートな情動(〜情魂のたぎり)を描破するそのさえずり具合には、のっぴきならぬ圧倒的気魄と昂揚感が溢れているが、反面、ブルース色を強めたアーシー&ソウルフルなアプローチやバップ・テイスト濃い渋めの陰影豊かなアクション技、といった辺りの粋でイナセでコクのある風情がまた卓抜だったりと、そうした、さりげなく多彩で懐の広い吹鳴キャラは旨味も説得力も満点。
1. Three Principles
2. Hub Trees
3. Something in Red
4. First Impressions
5. Ms. Colour
6. Blue Elephant
7. S.P.
8. Taro's Eleven
西口 明宏 (soprano saxophone)
David Bryant (piano)
粟谷 巧 (bass)
2022年11月29日東京・岡本太郎記念館(東京都港区南青山)での録音
2023年日本作品
レーベル:Days of Delight
在庫有り
国内制作CD
商品情報
Days of Delight
★日本ジャズ界の鬼才・西口明宏が新たな表現に挑む、全編ソプラノ&ドラムレスの最新作。
★あえて決めごとをなくしたシンプルな空間を、キレのいいソプラノが疾走!
★本作は、西口明宏がこのために新編成したドラムレス・トリオによるもので、全編ソプラノサックス/全曲オリジナル/ドラムレスという意欲作です。脇を固めるのは、David Bryant(p)、粟谷巧(b)という 1 級の腕利きミュージシャン。あえて決めごとをなくしたシンプルな曲を、3 人の創造力が紡いでいきます。たっぷりと余白の空いた空間のなかを疾走する、キレのいいソプラノサックスの響きを存分にお楽しみいただけます。(メーカーインフォ)
★「決めごとのないシンプルな構造だから、プレイヤーは存分に創造力を発揮できるし、余白がたっぷり空いているので、リスナーも想像力を刺激される。ひとりひとりの音色、タイム、フレーズ...がしっかり届く。西口明宏のもっともプリミティブな姿をとらえた本作は、彼の原風景が透けて見える、いわば“体幹”の記録です」
――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣
★日本ジャズ界の鬼才・西口明宏が新たな表現に挑む、全編ソプラノ&ドラムレスの最新作。
★あえて決めごとをなくしたシンプルな空間を、キレのいいソプラノが疾走!
★本作は、西口明宏がこのために新編成したドラムレス・トリオによるもので、全編ソプラノサックス/全曲オリジナル/ドラムレスという意欲作です。脇を固めるのは、David Bryant(p)、粟谷巧(b)という 1 級の腕利きミュージシャン。あえて決めごとをなくしたシンプルな曲を、3 人の創造力が紡いでいきます。たっぷりと余白の空いた空間のなかを疾走する、キレのいいソプラノサックスの響きを存分にお楽しみいただけます。(メーカーインフォ)
★「決めごとのないシンプルな構造だから、プレイヤーは存分に創造力を発揮できるし、余白がたっぷり空いているので、リスナーも想像力を刺激される。ひとりひとりの音色、タイム、フレーズ...がしっかり届く。西口明宏のもっともプリミティブな姿をとらえた本作は、彼の原風景が透けて見える、いわば“体幹”の記録です」
――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣