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デリケートな機微に富んだ鋭いドラミングとクール・メロディックな端麗美溢れる詩的ピアノ弾奏が生鮮に融け合う現代ピアノ・トリオのクリーンヒット! CD ARI HOENIG TRIO アリ・ホーニグ / GOLDEN TREASURES [FSNT 637]

販売価格: 2,350円(税込)

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★過去四半世紀以上に渡ってニューヨーク主流派シーン第一線で多方面から引っ張りダコの八面六臂ぶりを続けてきた、人気辣腕ドラマー:アリ・ホーニグ(1973年米ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ)の、今回は、顔ぶれを改めて、イスラエル出身のピアニスト:ガディ・レハヴィをフィーチュアしたピアノ・トリオを基本に、2曲では同じくイスラエル出身のギタリスト:ヨアヴ・エシェドをゲストに迎えての(あとソロ・ドラムも1曲)気合溢れる一作。

★繊細なニュアンスをシャープに音像化するようなドラムのキレよく機智あるダイナミック・スイング鳴動や、おぼろで太いサウンドから濃い情魂味を立ち昇らせるベースのウネり、に上手く触発されながら、歯切れよさと滑らかさを併せ持った端正なタッチのピアノが、ある時はクール・ロマンティックに優しくしっとりと哀愁的詩情を映し出し、またある時はゴスペルやファンクに接近した感じのアーシーなフレーズを繰り出す、という、一貫してメロディアスでリズム感抜群のリリカル・プレイを紡いでフレッシュ&テイスティーな華を成し、時折現れるギターのコンテンポラリーでファンク・ジャム感覚仄めく軽妙ワザも淡麗な好アクセントを形作った、全般に剛と柔、硬と軟が絶妙のバランスで並立したメリハリある好演内容。

★歌心とスイング感を何より大切にし、なおかつ硬派で精悍軒昂そうなアクションの迫真力や骨太なグルーヴもしっかり備わった、抒情的でありハード・バピッシュでもある、小気味よくも美しい娯楽指向の快演が滑脱に展開してゆき、ホーニグ(ds)の、色彩感豊かにしてセンシティヴな機動的ドラミングでグループ全体を巧妙にコントロールする風な遊撃ぶり、も絶えずきららかに際立つ中で、実質的な主役を担うレハヴィ(p)の、折り目正しく落ち着きある、適度に抑制の利いたアドリブ奮戦が、瑞々しくも余情豊かに冴え渡って好調だ。

→エヴァンスの流れを汲んだ躍動型の耽美的マイルド浪漫フレージングを最得意の切り札として、煌めく朝露の如き清新な魅力を揮う他、マッコイやハンコックの奏法を十全に研究したと思しき力学主義っぽい全力疾駆型のダイナミズム攻勢、更には、パウエル系の伝統的バップ・イディオム弾奏、オールド・アメリカン小唄路線的な瀟洒味ある寛ぎファンキー節、といった辺りの転回にも確固たるところを見せ、しかも全体を通じいかなるアプローチにあっても「クール」で適宜「ライト」な持ち味を失わないその、常にヒンヤリ冷涼で軽やかな脱力感を伴った弾鳴のあり様は、さりげなく誰にも似ていないユニークな個性を打ち樹てていて中々見事。

1. Goldene Schätze (Ari Hoenig) 6:52
2. It Might As Well Be Spring (Richard Rodgers) 6:14
3. Child's Prey (Ari Hoenig) 5:13
4. Cherokee (Ray Noble) 6:24
5. Deluge (Wayne Shorter) 7:30
6. Conception (George Shearing) 4:38
7. Sophisticated Lady (Duke Ellington) 6:18
8. Home (Ari Hoenig) 3:15
9. Doxy (Sonny Rollins) 2:46 (solo drums)

Gadi Lehavi (piano except 9)
Ben Tiberio (bass except 9)
Ari Hoenig (drums)

*special guest:
Yoav Eshed (guitar on 2, 5)

2021年7月18日NYCブルックリンのBig Orange Sheep Studios録音

レーベル:Fresh Sound New Talent

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デジパック仕様CD

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画像: デリケートな機微に富んだ鋭いドラミングとクール・メロディックな端麗美溢れる詩的ピアノ弾奏が生鮮に融け合う現代ピアノ・トリオのクリーンヒット! CD ARI HOENIG TRIO アリ・ホーニグ / GOLDEN TREASURES
FRESH SOUND

現代ジャズの最前線で活躍を続ける人気ドラマー、アリ・ホーニグ。本作では、エリ・ディジブリの諸作でピアノを務めるGadi Lehavi、NY最前線で活躍中のベーシストBen Tiberioとのピアノ・トリオ作品。又、2曲でイスラエル出身、NYで活躍中のYoav Eshedが参加している。独自のアレンジや工夫されたテンポを取り入れ、パワフル、かつ緻密にリズムを刻む、現代ドラマーの力量が伝わる好作品。美しいタッチで歯切れよく闊歩するピアノ、ベースとのコンビネーションの良さも聴きどころ。ゲスト参加のギターも作品の良いアクセントになっている。NYジャズの醍醐味が詰まった演奏にご注目ください。

Recorded by Michael Perez at Big Orange Sheep Studios.July 18,2021
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