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フォーキー・スピリチュアルな耽美的ロマネスク傾向と、荒削りにパッション&ダイナミズムが激しく爆発する圧倒的アクション性を併せ持ったスコットランドの抒情派ピアノ・トリオ清新快打! CD FERGUS McCREADIE ファーガス・マクリーディー / FOREST FLOOR [EDN 1197]

販売価格: 2,180円(税込)

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★1997年英国スコットランド生まれの若手ピアニスト:ファーガス・マクリーディーのアルバム3作目=鉄壁レギュラー・トリオ(顔ぶれは1作目から不動)による快調編。

★折り目正しい端麗さと力強いアタックを併せ持った、透明感と同時に陰影もよぎる骨太なストーン・タッチのピアノが、矢継ぎ早の速射砲撃っぽく激烈に畳み掛ける圧倒的ダイナミズム攻勢の中に牧歌調のマイルド・ロマンをしっかり垣間見せる超絶アクションであったり、落ち着いた調子でしっとりとクール&テンダーに安らぎや哀愁を映しながらもその内側から熱いエモーション並びにハチ切れんばかりの躍動感・爆発力がチラついてくるバラード表現であったり、腰を据えてじっくりと心象風景の奥底へ降りてゆくような浮遊型インタープレイのサスペンスも孕んだ瞑想的アプローチであったりと、あくまで抒情的なポエティシズムやロマンティシズムを堅持する反面、結構苛烈に暴れ躍る風なキレッキレの大立ち回り猛襲の迫真力や「圧」をもそこへ滑り込ませ両立させた、中々アグレッシヴなリリカル・プレイに独自の瑞々しい魅力を発揮した敢闘内容。

★歌心や詩情を何より重視し、並行してハード&ヘヴィーかつスピーディーな力学的激動性〜凹凸の烈しい機動力も尊守された、繊細深遠にしてスリル満点のスーパー・アクティヴ・ロマンティック快演がイキイキと精悍に展開され、ベース&ドラムの機略縦横なるゲリラ遊撃風のサポートも覿面なグルーヴ効果&サスペンス効果を上げる予断を許さない道程の中、彼らに上手く突き上げられ触発される恰好で、マクリーディー(p)の、「激しく走り回る吟遊詩人」とでも云えそうな、誰にも似ていないオリジナリティ十二分のアドリブ奮戦が生鮮度抜群に冴えて、実に爽快だ。

→スコットランド仕込みのフォーキー・スピリチュアルなおおらかめ・晴れやかめの詩的情緒に溢れ、前のめりに疾走驀進するモーダル・ダイナミックなパワー爆発の速攻アクション傾向も多分に伴い、また時折妖しく翳った内省テイスト・幻想テイストも仄めかす、という、全体としてはわりかし勢いに任せて少々荒っぽく突撃するような若々しいフレッシュネスがまた妙味でもある、そうした現代ヨーロピアンらしい美メロもテンコ盛りのロマネスクな個性のあり様(アクション面に関してはメインストリーマーっぽかったりもする)は清新この上なしで魅惑力満点。

1. Law Hill
2. The Unfurrowed Field
3. Morning Moon
4. Landslide
5. Forest Floor
6. The Ridge
7. White Water
8. Glade

Fergus McCreadie (piano)
David Bowden (double bass)
Stephen Henderson (drums)

2021年7月6日-8日Quietmoney Studios録音

レーベル:Edition

在庫有り
三面紙ジャケット仕様CD

商品情報

EDITION RECORDS

スコットランドの俊英ピアニスト、ファーガス・マクリーディー待望の3rdアルバム
ECMばりの透明感とスコットランド民謡からのインスピレーションとの融合が魅力のピアノトリオ作

★スコットランドの名ピアニスト、ファーガス・マクリーディー待望の 3rdアルバムが、前作『Cairn』に続き EDITION RECORDS から登場。現代ジャズとスコットランド民謡を融合させ、荘厳な音風景が広がるピアノトリオ作。

★ファーガス・マクリーディーは 1997 年スコットランドに生まれる。キース・ジャレットを敬愛する彼は、12 歳になる頃にはピアニストの道を決めていたというほど、幼い頃から才能に恵まれ、15歳、16 歳で「U17s Young Scottish Jazz Musician award」2 連覇し、同賞創立以来初の快挙を果たす。

★自主制作盤『Turas』(2018 年)で彗星の如きデビューを遂げ、「Parliamentary and Scottish Jazz Awards」で年間最優秀アルバム賞の栄冠を掴んだ他、「Scottish Album of the Year 2019」の候補、「2018 BBC Jazz Musician of the Year」ファイナリスト、「Scottish JazzAwards 2020」のベスト・インストゥルメンタリストを受賞などタイトルを総なめにする。

★ 2021 年にリリースした前作『Cairn』では、ECM にも通じる北欧ジャズの透明感、故郷スコットランドの伝統音楽へのリスペクト、デビュー当時のザ・バッド・プラス、E.S.T. を彷彿とさせるような疾走感・ダイナミックさを併せもつ独自のスタイルを打ち出し、「Jazz FM Awards」「Scottish Album of the Year 2021」候補となる。

★本作『Forest Floor』は前作で培われたスコットランド民謡からのインスピレーションを中心に据えながら、前作・前々作からトリオメンバーを引継ぎさらに成熟したインタープレイを魅せる。前作では抒情的でスコットランドの石の永続性と美しさに焦点を当てたのに対し、本作では、季節が森の底に生み出すエネルギッシュな変化をイメージ。フルフローで輝くような音の波から、一瞬で早朝の静寂へと移行する様は、まさに息を呑むほど。

★ECM ばりの静謐さに満ちた Mー5、Mー8 があるかと思えば、爽快な疾走感を楽しむ M-1、スコットランド民謡の影響が色濃い M-4など曲調も幅広く、流麗なメロディーとタイトなリズムとが共存する奥深いピアノトリオ作に仕上がっている。(新譜案内より)
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