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しっとり優しく繊細可憐なチャーミングさとブルージー・スウィンギンな軽妙小粋グルーヴを併せ持ったカナダ発リリカル・ヴォーカル清新爽快編♡ CD CAITY GYORGY ケイティ・ジョージ / PORTRAIT OF CAITY GYORGY ポートレイト・オブ・ケイティ・ジョージ [MZCF 1448]

販売価格: 2,520円(税込)

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★トロントやモントリオールのシーンで活動し、ドン・トンプソンの近作「Lazy Afternoon - A Place That's Quiet」でも淑やかな魅力を揮っていたカナダの女性歌手(&ソングライター):ケイティ・ジョージの、本盤は、自身の2作目(フルサイズのアルバムとしてはこれが1作目)にあたる「No Bounds」(2019年録音)と最新EP「New Pronouncing」(2019年録音)をカップリング収録し、更にボーナス・トラック1曲(デビュー作のEP「Caity Gyorgy Quartet」から)をプラスした、日本独自編集の一枚。

★仄かに甘い潤いと透明感を湛えた細め・高めのきめ濃やかな爽涼キュート・ヴォイスによる、先ずは歌詞とメロディーを大切にしブルース色も充分絡めて軽妙小粋なリリカル節を優しくセンシティヴに紡ぎ、続く転回として洒落っ気あるこなれた器楽的スキャット技をもノリよく繰り出して小気味のいいグルーヴ(&スリル)を醸成、がトータルとしてはそうした半ば本格派筋のアプローチも含めて「趣味のいい瀟洒なリラクゼーションや軽み」に富んだ、ごく親しみやすく何ともアジな歌声キャラにすんなり収束させて見せる、という、一貫して肩の力の抜けたスマートでウィットっぽさある演唱ぶりで瑞々しくも旨味豊かな華を悠々(或いは飄々?)と成した、抜群の爽快内容。

★前半ではメロウ・グルーヴィーなギターがイキに活躍し、後半では管楽器陣やピアノのハード・バピッシュなプレイ(もしくは往年のウエストコースト的アンサンブル)が魅力を際立たせる、インスト連の洗練さと渋い吟醸味たっぷりの堅実サポートも中々きららかに光りつつ、インティメイトな和み感の底流するラウンジ小唄セッション風の実に居心地のいい寛いだ道程が続き、そういったジェントル・グルーヴィーなしっかりツボにハマッた的確演奏に頼もしく支えられ導かれて、ジョージ(vo)の表情多彩にして柔和なセンシビリティやデリカシーを決して失わないナチュラル・ドラマティックな歌い回しが、清やかでありちょっと儚げでもある綺羅星のような煌めきを見せて殊の外魅惑的だ。

→アメリカの白人抒情派もしくはクール派の伝統を真摯に汲んだ、自然体の落ち着きや安らかさをもってしっとりとテンダーに語りかけ、囁きかけてくるが如き情味とムード満点のロマンティック&リラクシングな機微あるまろやか節、に清楚可憐でフレッシュこの上ない確たる本領が発揮され、その一方で御俠に躍動するスキャット攻勢や幾分か鉄火肌っぽいブルージー・シャウト熱唱、といった本格派寄りの行き方にもブレていない堂々たる妙味が、説得力があり、しかしながら全体を通じてのアウトライン・イメージはあくまで脱力した作為なげな優しさや聴き手を包み込んでくれるマイルドな温もり、そして粋なシャレ心や独特の"かろみ"、などの風趣に無理なくスッキリ着地している、という、大層清新でありながら結構懐深い包容力も垣間見せる個性のあり様は、ちょっと蠱惑性すら感じさせるところがある。

01. ポステージ・デュー
02. イースト・オブ・ザ・サン
03. 言いだしかねて
04. ア・サーティン・サムワン
05. アイ・キャント・ギヴ・ユー・エニシング・バット・ラヴ
06. アンデファインド
07. バイ・バイ・ブラックバード
08. シークレット・セーフ
09. ゼア・バイ・ドア
10. 12th アヴェニュー
11. ホワイ・ドゥ・ユー・ゴッタ
12. ザ・ビー
13. エンブレイサブル・ユー (bonus track)

#01-#07:"No Bounds"
Caity Gyorgy ケイティ・ジョージ (vocal)
Jocelyn Gould ジョセリン・グールド (guitar)
Thomas Hainbuch トーマス・ヘインバック (bass)
Jacob Wutzke ヤコブ・ワツク (drums)
2019年9月トロント録音
(2021年作品)
Caity Gyorgy Records原盤

#08-#12:"New Pronouncing"
Caity Gyorgy ケイティ・ジョージ (vocal)
Kyle Pogline カイル・ポグリン (trumpet, flugelhorn)
Nick Forget ニック・フォーゲット (trombone)
Eric Wong エリック・ウォング (flute)
Virginia MacDonald ヴァージニア・マクドナルド (clarinet)
Daniel Barta ダニエル・バルタ (alto saxophone)
Lucas Dubovik ルーカス・ドゥボウィック (tenor saxophone)
Kyle Tarder-Stoll カイル・ターダーストール (baritone saxophone)
Felix Fox フェリックス・フォックス (piano)
Thomas Hainbuch トーマス・ヘインバック (bass)
Jacob Wutzke ヤコブ・ワツク (drums)
2019年11月4日トロントのthe Gordon Wragg Recording Studios録音
(2021年作品)
*La Reserve Records原盤

#13:from "Caity Gyorgy Quartet"
Caity Gyorgy ケイティ・ジョージ (vocal)
with piano, bass & drums
2019年作品
*Caity Gyorgy Records原盤

レーベル:Muzak

解説:日比野 真

在庫有り
国内制作 W紙ジャケット仕様CD

商品情報

★瑞々しい歌声と弾けるスキャット、そしてキュートなルックス。
ヴォーカル・ファンを虜にする噂のニュー・カマー、ケイティ・ジョージの全貌!

★カナダ出身のジャズ・シンガー/コンポーザー、ケイティ・ジョージ。若手ながらビバップやスイングを愛しスキャットも得意とする本格派のジャズ・シンガーとして注目を浴び、カナダの放送局JazzFM91で“知っておくべき8人のカナダ女性ジャズ・ミュージシャン”の一人に選ばれている。また、卓越したシンガーとしてだけではなく作詞、作曲もこなす才媛であり、彼女のオリジナル曲「Secret Safe」は2021年度John Lennon Songwriting Contestで最優秀賞に輝いた。そして遂にこの春、ケイティの日本デビュー盤が登場!1stアルバム「No Bounds」と最新EP「Now Pronouncing」の音源にボーナス・トラック1曲を収録した日本限定のスペシャルな1枚。「No Bounds」には2021年Juno Award“Jazz Album of the Year”大賞を受賞した注目の女性ギタリスト、ジョセリン・グールドもサポートで全面参加! (新譜案内より)

★カナダ出身の新星ケイティ・ジョージ。トロントとモントリオールで活動し作曲もする。デビュー作は2019年のCaity Gyorgy Quartet、そして2作目『No Bounds』を2021年1月に配信でリリース。聴き始めると即、彼女の歌声がお気に入りに。ミディアム・テンポのギター・トリオが刻むブラシ・ワークのリズムも心地よい。アップ・テンポになりハミング調のスキャットへの入り方も「うまいなあ!」。それに新鮮極まりなく見通しが爽やか。歌詞を浮き彫りにさせる少しハスキーで揺れ動くキュートさも織り込み、ナチュラルなのにジャズにとって最重要のスリリングな部分を巧みにコントロール出来ている。全7曲をスタンダードと、とりわけ完成度の高い自作曲で心地よく語らうようにつないでいる。気が付けば膝を手で打ち身体を揺らしているし、本当は誰にも教えず密かに1人占めしておきたくなる、それがケイティ・ジョージである。新作『Now Pronouncing』は2021年7月に配信された。ピアノ・トリオにホーンセクションが入り優美な彩りを増している。デビュー作収録の「Embraceable You」もそれはもう素晴らしい。-日比野真
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