★ヨーロッパにおけるステイタスを確立したフレッド・アステアへのトリビュート・アルバム。いまやトップ・シンガーのひとりになったステイシー・ケントが1999年に吹き込んだ一枚。
★少女時代のアイドルだったというフレッド・アステアにゆかりの楽曲群を歌う。線の細いクールな声質での、ハートフルな暖かみを呈した情緒性充分の歌いっぷり、→調子よくリズムに乗って軽妙なスイングを決め込む音程もテクニックも抜群の、しかしサラリスルリと力の抜けた演唱は誠にチャーミング。
★レスター/ゲッツ・スタイルで好投する夫君ジムや名手D・ニュートンら、息の合った馴染み伴奏陣の優しく洒脱なムーディー助演も◎。粋な小唄然としたリラクゼーション趣向と同時にクールで知的、どことなくノーブルな文学的解釈、といった雰囲気が漂う辺りがイギリスらしい、ってところか。好感度大の快盤。(当店キャプション)
1.レット ユアセルフ ゴー
2.誰にも奪えぬこの想い
3.アイ・ウォント・ダンス
4.イズン・ディス・ア・ラヴリィ・デイ?
5.ゼイ・オール・ラフド
6.ヒー・ラヴズ・アンド・シー・ラヴズ
7.シャル・ウィ・ダンス?
8.ワン・フォー・マイ・ベイビー(アンド・ワン・モア・フォー・ザ・ロード)
9.ス・ワンダフル
10.ア・ファイン・ロマンス
11.アイ・ゲス・アイル・ハフ・トゥ・チェンジ・マイ・プランズ
12.アイム・プッティング・オール・マイ・エッグス・イン・ワン・バスケット
13.バイ・マイセルフ
ステイシー・ケント(vocal)
サイモン・ソープ(bass)
スティーブ・ブラウン (drums)
コリン・オクスレー(guitar)
デビッド・ニュートン (piano)
ジム・トムリンソン(Tenor Sax,Alto Sax,Clarinet)
1999年7月 録音
在庫有り
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監修解説、解説:原田和典