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仄暗くアンニュイ&メランコリックな物憂き詩情やロマンティシズムにモーダル・ブルージーな旨味も適量散りばめられた独創肌リリカル・ピアノの練達名演!清新爽快!!! CD 西山 瞳 トリオ HITOMI NISHIYAMA TRIO / CALLING コーリング [MT 10]

販売価格: 2,840円(税込)

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★また一段と熟味も増してきて思い懸けずウナるものがある、お馴染み抒情派にして個性派な現代ピアノの人気才媛:西山瞳(1979年大阪府生まれ)の、久々となる自己個人名義のピアノ・トリオによる一編。

★=過去、「Music In You」(2011年録音)、「Sympathy」(2012年録音)の2作品を残している佐藤"ハチ"恭彦(b)&池長一美(ds)との緊密トリオを率い、全曲自身のオリジナル・コンポジションを殊の外繊細に奏破する。

★折り目正しくきめ細やかで端麗優美、なおかつ歯切れよく堅牢な硬質感や鋭角性も備わった、透徹に澄みきった水晶玉を転がすかのようなクーリッシュ・タッチのピアノが、気品とエレガンスと詩情に満ちた哀愁もたっぷりの浪漫節をセンシティヴに、切々と歌い上げ、同時並行的にブルース色濃いめのチョイ渋な吟醸的フレーズも絶妙の匙加減、絶妙のタイミングで適量盛り込み、メリハリの効いた半ドラマティックで清新味やスリルも絶えない鮮やかなストーリーラインを創出して、瑞々しくも十二分に練磨された芳醇さ仄めく綺羅星の如き華を成し、一方、ある時は小気味よくノリノリに安定律動的グルーヴ感をキッチリと表し、またある時は宙を浮遊し、たゆたう風な妖しいサスペンス型の蠢きにも転じる、ベース&ドラムの中々芸の細かいサポートも全体の鮮度や密度、完成度を的確に高めてアジな魅力を放った、全編を通じ聴く者を心地よく感動させるメロディーや和声の美とある種の文学性が自ずとキモとなる、さすがの研鑽ぶり・達人ぶりを痛感させる会心打内容。

★リズムやテンポには上手く多様な変化・緩急がつけられるが、ほぼ一貫して西山独自のロマネスクな詩人肌の唯美的旋律理念が巧まず音空間を支配した、「いつでもバラード・コンセプト」っぽい繊細典雅なリリカル奏演がじっくり腰を据えて展開され、佐藤(b)や池長(ds)の当意即妙な絡みつき様に非常に敏感に触発を受け、また頼もしく支えられながら、西山(p)の、極めてデリケートに、神妙厳粛に圧倒的集中力をもって一つ一つ音を選んでゆく丹念さ・丁寧さと、リキみなく自然体で伸び伸びと得意の節回しを繰り出す滑脱さやイキイキ感、とがごくナチュラルに一体化したアドリブ・プレイが、生鮮度も抜群の爽やかな冴え渡り具合を見せて素晴らしい。

→エヴァンスやピエラヌンツィの成果を踏まえ、時にはキースやラーシュ・ヤンソン辺りに通じる趣を垣間見せるところもある、しかし出来上がったその音の調べは、誰にも似ていない唯一無二なる「西山流」の雅趣深き佇まいが揺るぎなく確固と樹ち立てられていて全く見事で、微妙に仄暗い内省感を孕みながら物憂くアンニュイに心象空間を彷徨う深遠なるロマンティシズム表現や、それと正攻法のモーダル・バピッシュ・アクションを融和させたメランコリックなリズミカル・スウィンギン技、更にはまた、よりスウィート・テンダーな牧歌性や開放感、吟遊詩人テイストを強めた明朗甘美おおらか路線など、年季を積んでじっくり鍛え抜いてきた匠のワザが荘厳かつあくまで軽やかに悠々(或いは飄々)と奥行き豊かなキレを、神髄を示していて卓越しており、しかも一音たりとも無駄はなく弾鳴ひとつひとつに確たる信念を宿したその筆運びは鮮麗この上なしだ。大いに感服。

1. Indication 10:21
2. Calling 7:03
3. Reminiscence 7:54
4. Lingering In The Flow 6:19
5. Etude 6:25
6. Loudvik 8:31
7. Drowsy Spring 5:19
8. Folds Of Paints 6:36
*all compositions by Hitomi Nishiyama

西山 瞳 (piano)
佐藤 "ハチ" 恭彦 (bass)
池長 一美 (drums)

2021年3月30日,31日Studio Dede(東京 上池袋)録音

レーベル:Meantone

在庫有り
国内制作・ゲートフォールド紙ジャケット仕様CD

商品情報

Meantone Records

★2014年『Shift』より7年ぶりのピアノトリオでのスタジオ・アルバム。
自己を見つめ描いたドキュメントを収録。

★2006年デビューアルバムより、ピアノトリオ作品を中心に発表してきた西山瞳。近年はヘヴィメタル曲のカヴァーを演奏するNHORHMトリオのリリースが続き、今作は2014年『Shift』以来、久々のオリジナル曲中心のスタジオアルバムとなる。

★タイトル曲「Calling」は、デビュー前の活動初期からホームグラウンドとして共に歩み、コロナ禍の中でひっそりと閉店した神戸のライブスペースCREOLEに捧げられた曲。

★*2011年『Music In You』、2013年『Sympathy』と同じ、佐藤ハチ恭彦(bass)、池長一美(drums)によるトリオでの収録。音楽活動のあり方が変化していく中、透徹した美意識に基づいたコンポジションで、時代と向き合う。(新譜案内より)
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