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【Freedom Paper Sleeve Collection vol.6 60年代から70年代にかけ、沈滞したジャズ・シーンに新たなる生命を吹き込ん だインディペンデント・レーベルFreedomのUK Polydor原盤による復刻第6弾!】 初CD化!生々しくフレッシュなパッションとエモーションが鮮やかにハジけまくる60年代流スピリチュアル・モーダル・ハード・バップ会心の一撃!!! CD JYM YOUNG'S SAN FRANCISCO AVANTGARDE ジム・ヤング / PUZZLE BOX パズル・ボックス [MZCB 1442]

販売価格: 2,420円(税込)

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★1960年代にサンフランシスコのジャズ・シーンで頭角を現し、自己のコンボやデューイ・レッドマンのサイド等で活躍するも、その後1970年代にはロックやポップス系統のフィールドへ身を投じて行った個性的ピアニスト(マルチ・キーボーディスト):ジム・ヤング(またの名をヨアヒム・ヤング)(1989年死去)の、本盤は、テナーサックス入りのカルテットによる1966年サンフランシスコ録音の初リーダー・アルバム(旧西ドイツPolydor International原盤)、の世界初CD化。

★歯切れよく硬質堅牢な鋭角的タッチのピアノの、陰影豊かで思索性も仄めく、ブルージーなスピリチュアリティに満ちた中々パッショネートかつちょっとメディテーショナルでもある躍動感一杯のバピッシュ・スウィンギン・プレイが、凛然としてシャープ&ソリッドに雄渾たる哀愁ロマンの世界を創出し、一方、重厚で野太いトーンのテナーの、ハード・ドライヴ感全開で勇猛精悍に烈々と吠えるダイナミックこの上なきアグレッシヴ咆哮も、ひたすらタフ&ワイルドに頼もしい魅力を放った、大方のところ、極めて真っ当に震動スイングするスケールも大きな正攻法熱演の連続で、スカッと昂揚させてくれる壮快内容。

★唯一の例外トラックとして冒頭の表題曲においては、アフリカン親指ピアノとチャルメラが妖しく絡むエスニック系フリーっぽいアプローチを見せて意表を衝くものの、以降の3曲では徹頭徹尾ストレートアヘッドな1960年代当時の主流派ジャズの典型然とした、モーダルなハード・バップに幾分かスピリチュアル・ジャズの要素も加味される、ワンホーン物の王道たる苦味走ったハードボイルドな直球勝負の驀進、が生々しくフレッシュな気迫とスリルをもってシャキシャキ展開されて、実にわかりやすく胸のすくような興奮並びに感動が満喫できる。

★そうした中、一座の花形を担うフリードマン(ts)の、豪快武骨で熱血さと野性味に溢れ、好もしい直情的泥臭さをも湛えながらドッシリ腰を据えて荒々しく唸り叫ぶヘヴィー・ストロングなアツいエネルギッシュ・ブロウ!、がひたすら猛々しく質実剛健の漢たる底力を遺憾なく発揮していて誠に清々しく(殊に、ただならぬ推進パワーと野獣のパッションをもってモーレツに、前のめりに全力疾走しまくる#3での燃えっぷりが圧倒的!)、一方ヤング(p)の、内に激しいものを秘めた沸騰力みなぎる情魂型のエモーショナル疾駆ワザと、より理知的で抑制の利いた結構スクエアーな殺陣の型っぽいバピッシュ・フレージング、を織り混ぜて一点のブレもなく確固と歩を進める、独特の硬さと翳ったニガみが身上の凛々しき語り口の妙も、大層渋く簡潔にして余情深き本領を悠々示しており、これまた格別だ。

1. Puzzle Box パズル・ボックス
2. Lament ラメント
3. Possibility ポシビリティ
4. Skippin' In The Rain スキッピン・イン・ザ・レイン

Bennett Friedman ベネット・フリードマン (tenor saxophone)
Jym Young ジム・ヤング (piano) (African thumb piano on 1)
Harley White ハーレイ(ハーリー?)・ホワイト (bass)
Jim Messinger ジム・メッシンジャー (drums) (Indian snake-charmer on 1)

1966年米カリフォルニア州サンフランシスコ録音

レーベル:Muzak

*統一ライナーノーツ:片岡 文明
*オリジナル・デザインE式紙ジャケット

在庫有り
国内制作W紙ジャケット仕様CD

商品情報

MUZAK

Freedom Records :
多くの問題作を提供してきた英国人プロデューサー、アラン・ベイツによってBlack Lion傘下で設立されたコンテンポラリー系ジャズを主としたレーベル。1960年代後半から70年代にかけてのもっとも充実した音楽表現として、低迷と沈滞に陥りがちだった当時の状況を見事に打破して、ジャズ・ミュージックの気息と律動と生命力を十分に発揚させ、その後のブラック・ミュージックやロフト・ジャズへの影響、そして現ジャズ・シーンへと繋がる功績は大きい。50タイトルほどのカタログを有し、その中にはレーベル設立以前にアラン・ベイツがPolydor、Debut、Fontanaなどで関わったアルバムの権利を後に買い取ったものも含まれる。「フリージャズの爽快感を知らずにジャズを聴き続けるのは楽しみを半減、いや、四分の一に減らす。もったいないことだ。ぜひこの作品を聴いた方は、平原のように広がっているFreedomの自由な園へ足を踏みこんで欲しい」・・・・瀧口譲司(ライナーより)
画像: 【Freedom Paper Sleeve Collection vol.6   60年代から70年代にかけ、沈滞したジャズ・シーンに新たなる生命を吹き込ん だインディペンデント・レーベルFreedomのUK Polydor原盤による復刻第6弾!】 初CD化!生々しくフレッシュなパッションとエモーションが鮮やかにハジけまくる60年代流スピリチュアル・モーダル・ハード・バップ会心の一撃!!! CD JYM YOUNG'S SAN FRANCISCO AVANTGARDE ジム・ヤング / PUZZLE BOX パズル・ボックス
★1960年代から1970年代にかけ、沈滞したジャズ・シーンを震撼させたインディペンデント・レーベルの雄Freedom Records紙ジャケット復刻シリーズ、最後を飾る復刻第6弾は世界初CD化を含むマニア必携のコレクターズ・アイテム4タイトル!

★その後ロック・シーンへと身を投じるキーボード奏者、ジム・ヤング幻のデビュー・アルバムが奇跡の初CD化!60年代のサンフランシスコの空気を吸い込んだフラワーでピースフルなアヴァンギャルド・ミュージック?

★一連のフリーダム紙ジャケット復刻シリーズの最後に思わぬ宝物が待っていた。アラン・ベイツが1960年代中頃サンフランシスコに赴いて作った2枚のレコードのうちの1枚である。

★主役のジム・ヤングは1989年に亡くなっているが1970年代にはヨアヒム・ヤングの名でルイス・ガスカ、ボズ・スキャッグス、スティーヴ・ミラー・バンドなどの録音にピアノやオルガン、電気ピアノで参加している。このような実力者揃いの演奏が悪いはずがない。タイトル曲こそ親指ピアノ(カリンバ)とチャルメラが踊る風変わりなものの、他の3曲は爽やかな新主流派ジャズである。テナーはソニー・ロリンズやジョン・コルトレーンを消化した太い音色と豪快な節回し、ピアノはシャープで端麗明快。難解なところは少しもない。どこかヨーロッパ的なセンスの良さを感じさせる。もちろん世界初CD化。ジャケットもオリジナルのドイツ盤仕様。これを逃すと一生後悔するかも!
・・・・・片岡文明(ライナーより)
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