★1991年7月1日にフランスで開催されたヴィエンヌ・ジャズ・フェスティバルにマイルス・デイヴィス・グループとして出演した時のライヴの模様を収録した、未発表ライヴ・アルバム『MERCI MILES! LIVE AT VIENNE』がここに登場! 世界で最も祝福されたトランぺッターのジャンルを超越した熟成された凄みを凝縮したパフォーマンスが、今あなたの手に…!]
★マイルス・デイヴィスは1991年7月1日、フランスで開催されたヴィエンヌ・ジャズ・フェスティバルにマイルス・デイヴィス・グループとして出演した。残念ながら同年9月28日、サンタモニカで息を引き取ることとになる彼にとって、このパフォーマンスは最晩年のものの一つとなったのだ。その時の貴重な未発表ライヴ音源が、黒人音楽月間(Black Music Month)セレブレーションの一環として、今回Rhino Recordsより遂に正式作品としてリリースされることとなった。
★過去の栄光にとらわれず、あらゆるジャンルを取り込んだアグレッシヴな音楽活動を展開していたジャズ界における最重要人物の、実験性だけに終わらない熟成感のある凄みに満ちた見事なパフォーマンスを凝縮したこの未発表ライヴ・アルバム『MERCI MILES! LIVE AT VIENNE』には、「Penetration」と「Jailbait」という2曲が収録されている。この2曲は、彼と互いに敬愛しあい、友情で結ばれていたプリンスの手によって書かれた楽曲だ。ブルーノ・ティリーがアート・デザインを担当した2枚組CDと2枚組アナログ盤という2形態でリリースされる今作には、音楽歴史家でありジャーナリスト、そしてプロデューサーでもあるアシュリー・カーンによるライナーノーツが掲載されている。
★彼の最晩年の貴重な未発表ライヴ・アルバムとなるこの『MERCI MILES! LIVE AT VIENNE』は、マイルスのフランスへの愛情を美しく捉えた作品であるともいえる。ヴィエンヌ・ジャズ・フェスティバルでパフォーマンスをしたその数日後、彼はフランスからレジオンドヌール勲章を授与されたのだ。当時のフランス文化省大臣、ジャック・ラングは「ジャズ界のピカソ」だとマイルスを讃え、この勲章をマイルスに授与している。その2か月後に彼がこの世を去るとは、誰も思っていなかっただろう…。
★アメリカでは毎年2月に制定されている、アフリカ系アメリカ人が成し遂げた偉業を振り返り、歴史への貢献と与えた影響を讃える"黒人歴史月間"を祝福して、今年2月にブラック・ミュージックの名盤を復刻してきたRhino Recordsは、時代を超え聴き継がれている偉大なブラック・ミュージックの名盤を引き続き讃えるべく、「黒人音楽月間(Black Music Month)」として6月より伝説たちがのこした数々の作品をリリースしていくこととなった。この『MERCI MILES! LIVE AT VIENNE』も、「黒人音楽月間」の一環としてリリースされる作品だ。(メーカーインフォ)
DISC 1
1.ハンニバル HANNIBAL
2.ヒューマン・ネイチャー HUMAN NATURE
3.タイム・アフター・タイム TIME AFTER TIME
4.ペネトレイション PENTRATION