★グローバル・ミュージックの先駆者ともいえるシカゴのゲットー出身の音楽集団AECが第一期黄金時代に残した伝説のパリ・セッション。これまで2枚に分かれていたアルバムと追加曲を収録しての初CD化!
★「説明しないとわからない音楽は良い音楽とは言えない。と、どこかで読んだ気がするがそれを承知で書く。彼らの音楽は彼らの生活のすべてである。だから会話をし、急に黙り、つぶやき、不満をぶちまけ、叫び、誰かを皮肉り嘲笑する。彼らの音楽は彼らの歴史のすべてである
無数の打楽器や鳴り物はドラマーがいないため全員が受け持たねばならないのと同時にアフリカから続く黒人のストーリーだ。ライヴや映像に接した人ならご存知だろうが、顔にペイントを施すメンバーとそうでないメンバーがいて各人それぞれの衣装をまとう。これらも同じ理由である。彼らの音楽は音を創造する瞬間がすべてである。今日のその一音一打、一声に彼らのすべてが詰まっている。AECの音楽は説明などなくても十分に楽しめるし美しい。が、背景を知ると日本人に理解するのは永遠に無理ではないかと思わせるほど重い何かがのしかかってくる。この文も彼らの発言を参考に書いているが、全くわかっちゃいないと一蹴されるかもしれない。」
・・・・片岡文明(ライナーより)
1,トロ
2.ロリ・ソング
3.夕方の空が落ちた時
4.ザ・スピリチュアル
5.ツタンカーメン
6.9号室
7.Tthinitthedalen: Part 1 ※
8.Tthinitthedalen: Part 2※
※オリジナル未収録曲
レスター・ボウイ(tp,flh,horns,b-ds)
ロスコー・ミッチェル(as,ss,bs,cl,fl,whistles,siren,bells,perc)
ジョセフ・ジャーマン(as,ss,ts,cl,ob,fl,p,hc,g,perc)
マラカイ・フェイバース(b,fender-b,banjo,cythar,perc)
1969年6月26日 パリ録音
*統一ライナーノーツ:片岡 文明
*オリジナル・デザインE式紙ジャケット
在庫有り
W紙ジャケット仕様CD