★長らく前衛ジャズ・シーンに君臨してきたピアニスト、デイヴ・バレルのフリーという定義に囚われないアプローチが斬新なデビュー・アルバムの全貌。盟友、ファラオ・サンダースも参加!
★「今回リリースされる3枚のリーダーたちに共通することは、1970年を挟んでフランスで活動していたこと。そしてもう一つは前衛的な演奏をしながらも伝統をおろそかにしないことだ。好きなピアニストにジェリー・ロール・モートン、デューク・エリントン、セロニアス・モンクを挙げるデイヴ・バレルはボストンのバークリー音楽院で作編曲を学んだのちニューヨークに出てノア・ハワード、ファラオ・サンダース、マリオン・ブラウン、アーチー・シェップなどの前衛ジャズ奏者と共演。68年の初リーダー作となる本作は、ラグタイムからフリーまで彼なりに解釈したジャズのスタイル博物館のようだ。中でもオスカー・ピーターソンのヴァージョンを聴いてもっと自由にできないかと前衛スパイスを効かせた編曲に挑んだ「ウエスト・サイド・ストーリーメドレー」と、セシル・テイラーの影響が強い「イースト・サイド・カラーズ」からは彼の自分史が見て取れる。ファラオ・サンダースがタンバリンをカシャカシャ叩く姿を想像するのもいいだろう。近年取り上げられることが少ないピアニストなので今回の再発はまことに喜ばしい。」
・・・・片岡文明(ライナーより)
1, ウエスト・サイド・ストーリー
2. オージ・オージ
3. ビタースウィート・レミニッセンス
4. ボビー・アンド・シ
5. デイヴ・ブルー
6.マージー・パージー
7.イースト・サイド・カラー
8.テーマ・ストリーム・メドレー
デイヴ・バレル(PIANO)
シローネ(BASS)
ボビー・カップ(DRUMS #1-6,8)
サニー・マレイ(DRUMS #7)
ファラオ・サンダース(TAMBOURINE)
#1-6,8
1968年2月6日 NY 録音
#7
1968年9月9日 NY 録音
*統一ライナーノーツ:片岡 文明
*オリジナル・デザインE式紙ジャケット
在庫有り
紙ジャケット仕様CD