★過去3作品で大変な好評を博してきた、フィンランドを拠点に活躍する旧ソ連出身のキャリア豊富なピアニスト(1948年レニングラード生まれ)の、馴染みの2人と組んだトリオによる最新アルバム。曲はスタンダードや有名ジャズメン作品など。
★特に今回は、モード色濃いダイナミックな熱情的語り口の冴えた、殺陣アクションの興趣も充分の中々強気な抒情派・新主流演奏が快調。シャフラノフの、わりかし大味で豪放な筆致が非常に頼もしい風格とノリのよさを呈しており、中でも硬角質な伝統的バップ・ピアノ語法と(アグレッシヴorパーカッシヴな)モード系文体のミックスで威勢よく突撃滑走する大半曲群の力学攻勢(ガーランド型のブロック・コード弾きなど、寛ぎめの軽妙ファンキー技も混ぜ込まれ、これがまた巧い味つけ具合)が素晴らしい。
★一方、エヴァンスに似たデリケートでロマンティックな耽美的詩情描写に専心する円舞曲やスロー・バラード、の深みある風趣も忘れ難い魅力。会心作。
1. Minority
2. Hush A Bye
3. Emily
4. Will You Still Be Mine
5. I Should Care
6. A Child Is Born
7. Surrey With The Fringe On Top
8. Mean What You Say
9. Young And Foolish
Vladimir Shafranov(piano)
Pekka Sarmanto(bass)
Jukkis Uotila(drums)
2001年 録音
*NEW JAKET
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