★1960年代のフリー・ジャズ・ムーヴメントに大きく貢献したピアニスト、ポール・ブレイが1965年に自己のトリオでコペンハーゲンに残した今もって色褪せない初期重要作 !
★「ブレイ〜カーター〜アルトシュルの3人により、1965年1月5日コペンハーゲンで録音された本アルバムは、新局面を迎えたブレイ・トリオの最初の記録に位置づけられる。ポールがメキシカン・ミュージックにインスパイアされて作曲し、ドラムスがカリプソをベースにしたリズムをキープする『マザタラン』、本アルバムの翌月にあたる1965年12月録音作『クローザー』の収録ヴァージョンとは少し異なり、アルトシュルが終始シンバルのみでアプローチする『クローザー』、3人が自由に互いを刺激しながら演奏するという、本トリオの基本ポリシーの象徴的なナンバーであるフリー・インプロヴィゼーション『パブロ』など、ここに収められているのは、かつてオーネットの音楽コンセプトに共鳴したポールが、フリー・ジャズ、即興音楽、コンポジション、インタープレイを、彼自身の方法で統合した独自のサウンドなのだ。現在のぼくたちが耳を傾けても、実に新鮮に響く本作に、世紀末の今こそ再評価を望みたい。」
・・・・杉田宏樹(前回発売時ライナーより)
1,スタート
2.タッチング
3.パブロ
4.ボス
5.マザタラン
6.カトゥーン
7.クローザー※
※オリジナル未収録
Paul Bleyポール・ブレイ(piano)
Kent Carter ケント・カーター(bass)
Barry Altschul バリー・アルトシュル(drums)
1965年11月5日 コペンハーゲン録音
(Debut Records DEB 147原盤)OR (Fontana – 888 608 ZY原盤)
*統一ライナーノーツ:片岡 文明
*オリジナル・デザインE式紙ジャケット
在庫有り
紙ジャケット仕様CD