★母国スウェーデンやデンマークのシーンで、ソロ歌手として、またヴォーカル・グループ:トゥシェ(デンマーク)のメンバーとして精力的に活躍し、2016年のデビュー作:「I'll Be Seeing You」が好評を得ていた才媛:エレン・アンデション(1991年スウェーデンのリンショーピングまたはリンシェーピング生まれ)の、4年ぶりとなる待望のニュー・アルバム。小コンボにストリング・カルテットも加わって来つつの演奏を伴い、スタンダードを歌う。
SIDE A
1. You Should Have Told Me (Bobby Barnes / Redd Evans / Lewis Bellin)
2. Once Upon A Summertime (Michel Legrand / Eddie Barclay)
3. You've Got A Friend In Me (Randy Newman) (vo-b-ds trio with 口笛)
4. Just Squeeze Me (Duke Ellington / Lee Gaines)
SIDE B
1. Too Young (Sidney Lippman / Sylvia Dee) (vo-g-b-ds quartet)
2. The Thrill Is Gone (Ray Henderson / Lew Brown)
3. ‘Deed I Do (Fred Rose / Walter Hirsch) (vo-p-b-ds quartet)
4. Blackbird (John Lennon / Paul McCartney)
5. I Get Along Without You Very Well (Hoagy Carmichael / Jane Brown Thompson)
Ellen Andersson エレン・アンデション (vocal) (口笛? on A-3)
Joel Lyssarides ヨエル・リュサリデス (piano except A-3,4,B-1)
Anton Forberg アントン・フォシュベリ (guitar onA-4,B-1,4,5)
Niklas Fernqvist ニクラス・フェーンクヴィスト (bass)
Johan Lötcrantz Ramsay ユーハン・ローヴクランツ・ラムジー (drums)
Peter Asplund ペーテル・アスプルンド (trumpet on A-1,4)
Johanna Tafvelin ユハンナ・ターヴェリーン (violin on A-2,B-2,4)
Nina Soderberg ニーナ・ソーデルベリ (violin on A-2,B-2,4)
Jenny Augustinsson イェニー・アウスティンソン (viola on A-2,B-2,4)
Florian Erpelding フローリアン・エーペルディング (cello on A-2,B-2,4)
スウェーデンのヴォーカリスト、エレン・アンデション Ellen Andeersson(1991‒)は、2016年にデビュー・アルバム『Iʼll Be Seeing You』(PCD165)を発表。デンマーク最古の音楽雑誌『GAFFA』から「ダイアナ・クロールの1993年のデビュー・アルバム以来、もっとも注目すべき、将来を期待させるデビュー作」と評され、2017年、ジャ
ズ雑誌『OrkesterJunalen』の主宰するスウェーデンでもっとも栄誉あるジャズ・アウォードのひとつ「ゴールデン・ディスク(Gyllene Skivan)」に選ばれました。Prophone レーベルのアルバム第2作。ドリス・デイが1946年に録音した『You Should Have Told Me(言ってくれればよかったのに)』をアルバム・タイトルにとり、前作と同じ
ようにスタンダート・ナンバーを9曲歌っています。ブロッサム・ディアリー、トニー・ベネット、モニカ・セッテルルンド、バーブラ・ストライサンドたちが歌ったミシェル・ルグランの《Once Upon a Summertime》。ランディ・ニューマンが『トイ・ストーリー』の主題歌として作詞、作曲した《Youʼve Got a Friend in Me》(邦題《君はともだち》)。デューク・エリントンとリー・ゲインズの《Just Squeeze Me》(きつく抱いてもいいけど、本気じゃなきゃいや)。ナット・キング・コールが歌ってミリオンセラーを果たし、ダニー・オズモンドのレコードも国際的にヒットしたシドニー・リップマンとシルヴィア・ディーの《Too Young》。瑞々しかった恋の終わりを歌う《The Thrill Is Gone》は、1931年のブロードウェイ・ミュージカルから生まれたナンバーです。ダイアナ・クロール(クラール)が『パリ・ライヴ』で歌った《ʻDeed I Do》。黒人女性を「黒い鳥」になぞらえたと言われるビートルズの《ブラックバード》。チェット・ベイカーの歌で親しまれているホーギー・カーマイケルの《I Get Along without You Very Well》。セッションに参加したミュージシャンは、前作の「カルテット」のアントン・フォシュベリ An-ton Forsberg、『Dreamers』(PCD178)『A Better Place』(PCD200)のヨエル・リュサリデス Joel Lyssarides とニクラス・フェーンクヴィスト Niklas Fernqvist、『All My Septembers』(PCD205)のペーテル・アスプルンド Peter Asplund とユーハン・ローヴクランツ・ラムジー Johan Löfcrantz Ramsay。いくつかの曲は、ユハンナ・ターヴェリーン Johanna Tafvelin たちの弦楽四重奏を加えて演奏されています。(新譜案内より)