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キレ味シャープでダーク&ビターな剃刀の如き精悍凛然たる爆裂トランペット・ブロウが一撃必殺の鮮やかすぎる冴えを見せた壮快昂揚編! CD 市原 ひかり HIKARI ICHIHARA / ANTHEM アンセム [DOD 014]

販売価格: 2,630円(税込)

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★過去の作品群にもそれぞれに確たる高い評価を得てきた、しっかり硬派な人気の女性トランペッター:市原ひかり(1982年東京都武蔵野市生まれ)の、通算10作目となる本ニュー・アルバムは、贅肉を削ぎ落としたようにも感じられるワンホーン・カルテット体制での自作曲集。

★まろやかな旨味っぽさや柔和感とキレ味シャープでしなやかな伸張力や芯の強靱さ、を表裏一体に併せ持った、深い陰影を湛えニュアンス・機微にも富む何ともアジなトーンのトランペットが、キリッと背筋を伸ばして凛々しくハードボイルド調に翳りある哀愁を朗々歌い上げ、或いは鋭くソリッドに殺陣に徹した風な尖突感と破裂力・爆裂力満点のダイナミック・アクション攻勢をキメて、決して甘くない硬質的で勇壮なる華を颯爽と成し、一方、手堅くツボを心得た小石を転がすようなモーダル・ブルージーなピアノや、幾分か粘着質にスピリチュアルなコクの利いたウネり跳ね躍動を見せる弾性も充分の肉太ベース、縦横無尽・変幻自在にそこかしこへ雷を落として回る感じの(タコ足めいてもいる)ワイルドな遊撃ドラム、らのそれぞれにアタッキングなサポートも、主役のトランペットとは鮮やかなコントラストを描きつつ、極めて的確にグルーヴとスリルそして芳醇さを高めて好もしい魅力を際立たせた、全体を通じ精悍にニガみ走ったストレートアヘッド敢闘の連続で、スカッと昂揚させてくれる壮快内容。

★現代流硬派ハード・バップの王道ド真ん中を揺るぎなく確固と突き進む、表情は絶えず引き締まっているが歌心やブルース・フィーリングも潤沢に備わった、シンプル・スウィンギンな強硬感・スクエアー感ある毅然とした行軍が続き、リズム隊の中々瞬発力に長けた機動的立ち回りにガッチリ頼もしく支えられ、また上手く煽られて、市原(tp,flh)の、先ずその音そのものに圧倒的なスター性をみなぎらせ、かつまたある種の凄味や迫真白熱の気魄をビシビシに漂わせながらのアドリブ奮戦が、まさに一撃必殺の鮮麗さをもって殊の外フレッシュ・スリリングに冴え渡っており、全く見事。

→肩の力を抜いた自然体調子で伸び伸びと自由闊達に舞い泳ぎ続けるようでありながら、そのフレージングは十全に考えられ、練られた一音たりとも無駄のないタイトで濃密な流れに自ずと「構成」されてもいる、という、何げにさすがの熟達さを感じさせる充分研鑚(・修練)を積み重ねた語り口の妙は実に鮮やか、説得力も満点で、最得意とする甘さを極力排し音数も慎重に絞り込んだ結構ハードな剃刀の風合いある鋭利張り裂け咆哮の他、フリューゲルに持ち替えての一転してマイルドなゴスペル寄りのブラック・スピリチュアリティ香る牧歌的メロディック・ブロウのハートウォームさ、和み感なども含めて、そうした陰陽濃淡ある一貫してエモーショナルな吹鳴のあり様には、晴天を吹き抜ける一陣の青嵐の如き凛然として瑞々しく爽やかな趣があり、白眉。抑え役を担いながらも時折ファンキー&アーシーなイケイケ熱演モードへ突入したりもする、宮川(p)のハッスルぶりもナイス・アクセント。

1. Anthem
2. Urim & Thummim
3. Just Fade Away
4. The Thinker
5. He'll Know
6. CLC
7. Repetition
8. Revive

市原 ひかり (trumpet, flugelhorn)
宮川 純 (piano)
清水 昭好 (bass)
横山 和明 (drums)

2020年11月17日,18日東京録音
(2021年日本作品)

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD

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DAYS OF DELIGHT

★ジャズトランペッター・市原ひかり、待望の新作『Anthem』を発表!全曲オリジナルで個性豊かなバンドサウンドを展開!

★Days of Delight は、独自の世界観と唯一無二の音色で人気を博す女性トランペッター・市原ひかりの新譜『Anthem』を 3月25日に発売します。
★本作は市原ひかりにとって通算 10枚目となる記念すべきリーダーアルバム。トランペッター、バンドリーダーとしての原点に立ち返り、信頼するレギュラーバンドを率いて全曲オリジナルでレコーディングに臨みました。
★分厚く、艶やかな音色、生命感あふれるバンドサウンドが、空間全体を美しく満たしていきます。唯一無比の個性をもつ、表現力豊かな“市原ひかりサウンド”をどうぞお楽しみください。(メーカーインフォ)

●「市原ひかりは “自分だけの音”をもつ One & Only のトランペッターです。彼女の音はだれにも似ていないし、だれも真似できない。やわらかく気品があるけれど、けっして甘くはありません。生ぬるい“癒し系”でもなければ、甘ったれた“キレイ”でもない。美しい
音色の奥にある種の凄みが潜んでいるからです。その正体はおそらく“個性を引き受ける覚悟”にちがいない。ぼくは密かにそう考えています」 ―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣
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