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ダーク・ミステリアスにしてロマネスク&ポエティックな、濃く翳った迫真サスペンスときめ細やかなメロディーの唯美性が共存する現代ピアノ・トリオ清新快打! CD 須川 崇志 バンクシア・トリオ TAKASHI SUGAWA BANKSIA TRIO / ANCIENT BLUE エンシャント・ブルー [DOD 013]

販売価格: 2,620円(税込)

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★先頃の第1作:「Time Remembered」も好評だった、オールラウンドにして進歩派な辣腕ベーシスト:須川崇志(1982年群馬県伊勢崎市・旧境町生まれ)率いるジャパニーズ・ピアノ・トリオ=「Banksia Trio」(with林正樹-p&石若駿-ds,per)の、早くもアルバム第2弾が登場。

★ブイーンブイーンと回転振動するモーターの如く、重厚で肉太なバネとウネりと跳ねの利きまくった轟鳴を見せる中々ドスも効いたベースや、歯切れよく敏速に全方位を飛び回りつつシャープ&ソリッドに刀剣(または手裏剣?)っぽく衝きを入れてくるようなドラム、らにしっかり突き上げられ、煽られながら、端正できめの細かい、潤いや流麗さと硬質堅牢性を併せ持ったクリアー・タッチのピアノが、あくまで落ち着いたゆとり並びに安定感を絶やさない調子で、微妙にグルーミーな思索瞑想性をも仄めかしつつ美旋律と詩情に満ち満ちた奥行き深いリリカル・プレイ、を確固たる信念をもって紡ぎ、瑞々しくも行間に富む雅やかな華を成した、極めて密度の高い敢闘内容。

★スペイシーでトライアングルなリアル・インタープレイの迫真味や浮遊感覚を自然に漂わせながらの、メロディーの美と詩的風趣を何より大切にした抒情派指向の、しかし決して甘すぎず独特の濃い暗影テイストや手に汗握る生々しいサスペンス、をもう一つの柱とした、ロマネスクであり表情厳しくシリアスでもあるバランス絶妙のビター・ポエティック奏演、がセンシティヴかつダイナミックに展開され、ベース&ドラムの縦横無尽・変幻自在の不敵な遊撃攻勢も絶えず強い濃厚なる存在感を放ちつつ圧倒的スリル、そして圧倒的グルーヴを頼もしく醸成する、全体としてはややダーク・ミステリアスな道程の中で、主役格:林(p)の、ほぼ一貫して穏和・温厚なる余裕っぽさや一定の節度、ジェントルイズムを失うことのない、含蓄豊かな生粋のメロディストぶり〜揺るぎない浪漫主義者たるアドリブ技が、実に清新に冴え渡っていて全く鮮やか。

→テンポやリズムは刻々と変移するが林の本質・本性はやはりバラード・プレイヤーだと感じさせるその、どんなにサスペンスフルに緊迫した丁々発止の場面でさえ、或いはどんなに激烈猛烈なモーダル・ダイナミック・アクション速攻の渦中にあってさえ、骨太いスイング感〜ノリの体現と並行して旋律や和声の端麗さを追求することから決して逸れない、しかも弾きすぎず程好く簡潔に文脈をまとめる、そうした唯美的で雅趣深き弾鳴のあり様は、誠に風流で蠱惑性すらある。ウォーム&スピリチュアルによく歌う須川(b)の、情味たっぷりな弾力的・躍動的ソロも好インパクト。

01. Blue In Green
02. Nowheresville
03. Ancient Blue
04. Uncompleted Waltz
05. Armeria
06. Jomon Dance
07. Kothbiro
08. Mimoza
09. Trapezoidal Dance
10. Song For Nenna
11. Anemos (solo piano)

林 正樹 (piano)
須川 崇志 (contrabass except 04, 07, 11) (cello on 04) (electric bass, mbira, bell on 07)
石若 駿 (drums, percussion except 11)

2020年7月29日Studio Dede(東京 上池袋)録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD
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