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流麗滑脱でしっとりとした潤いとニュアンスに富む現代ヨーロッパ耽美抒情派の神髄とも云うべき哀愁ロマネスク・ピアノの奥義名演!瑞々しさ抜群!!! CD MICHELE FAZIO TRIO feat. FABRIZIO BOSSO ミケーレ・ファツィオ feat. ファブリッツィオ・ボッソ / FREE [ABJZ 224]

販売価格: 2,200円(税込)

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★イタリア主流派シーン第一線で旺盛に活躍を続け、アルバムも着々と発表して幅広く支持を得てきた、早ヴェテランの域に入る多才なピアニスト(&コンポーザー):ミケーレ・ファツィオ(1963年イタリアのバーリ生まれ)の、本盤は、トリオを基本としつつファブリッツィオ・ボッソ(tp)が2曲に、金子飛鳥(マレー飛鳥)(vln)が1曲にゲスト参入する趣向の一編。1曲を除き録音エンジニアはステーファノ・アメーリオ。

★きめ濃やかで端正な、潤いと透明感に溢れる澄んだ水滴(或いは清流)のようであり、クリスタルのような整った精巧な鋭角性や硬質堅牢さも備える、何とも美味で耳触りのいいクリアー・タッチのピアノが、抵抗なく流れる如き滑らかさとシャープに尖った歯切れよさ〜クッキリ感を交差させながら、コンテンポラリー・ヨーロピアン・ロマンティック派の典型とも云える奥深い哀愁と弾むような躍動パワーに満ちた、風合いとしてはあくまでしっとりテイストを絶やさないマイルド&スムースなメロディック・プレイを真心こめて丹念に紡いで、瑞々しくも余情豊かな絵を鮮麗に飾りきった充実内容。

★リズム・スタイルは今日らしくヴァラエティーに富み、終始一貫して端麗なメロディーの美や歌心、風雅な詩情を大切にした、現代欧州流のエレガントなリリカル演奏がしかししっかり力強く(も小気味よく)朗々と展開され、中々骨太く跳ねのいい立体力学的グルーヴを精緻に体現するベース&ドラムの、フェイント型スリル醸成にも長けた機略縦横なるフレキシブルな、かつスイング感満点の何げに攻めたサポート、もガッチリ頼もしくテイスティー・グルーヴィーに魅力を際立たせる中で、ファツィオ(p)の、一音一音に丹誠のこもった丁寧な、それでいて肩の力は絶妙に抜けていて悠然と構えた風な趣もある、決して弾きすぎない簡潔かつ行間含蓄に富んだバランス感覚抜群のアドリブ妙演〜練り上げられた語り口が、何とも風流に、そして清新に冴え渡って素晴らしい。

→憂いを含んだアンニュイ&メランコリックなマイナー調に真価を発揮する極めてきめの細かい、しかもその強堅に叩き鳴らされる音の輪郭の鮮明さ・キレのよさには凛然毅然たるところもある浪漫描写、といった辺りの本領アプローチにはちょっとピエラヌンツィとかにも通じる味わいも認められるが、ファツィオの場合ピエラヌンツィのような暗さやニガみはあまりなく、あくまで甘美で柔和な「優しさ」を変らず身上とした歯切れよい中にもデリカシーやニュアンス・機微を欠かさない、今流ソフィスティケイテッド・ジェントルマン的サウンド・キャラが巧まず自然と貫かれていて、心地よさ格別、好感度も満点だ。

★時折現れては渋くて粋なハード・バップ・カラーを全身から発散するボッソ(tp)や、チェンバー〜クラシック系っぽい荘厳さを振りまく金子(vln)、らの客演もおいしい好アクセント(この2人の強烈な個性に引っ張られることなく、黙々とマイペースを保って確固と歩を進めるファツィオのブレなさ・揺るぎなさもまた高ポイント)。

01. Anyway (Anywhere) (Michele Fazio)
02. Valley Of Silence (Michele Fazio)
03. Dedicated To New York (Michele Fazio)
04. Free Horses (Michele Fazio)
05. La Festa (Michele Fazio)
06. Nord Sea (North Sea) (Michele Fazio)
07. Cerchi D'Acqua (Michele Fazio) (p & vln duo)
08. Senza Confini (Michele Fazio)
09. Tralicci (Michele Fazio)
10. Nel Blu Dipinto Di Blu (D. Modugno - F. Migliacci)
11. The Arrival (Michele Fazio - Fabrizio Bosso) (tp & p duo)

Michele Fazio (piano)
Marco Loddo (double bass except 07, 11)
Mimmo Campanale (drums except 07, 11)

featuring:
Fabrizio Bosso (trumpet on 03, 11)
Aska Kaneko (violin on 07)

2020年7月イタリア-Cavalicco(ウディーネ)のArtesuono Recording Studios(07のみ伊ミラノのIndiehub)録音

レーベル:Abeat for Jazz (Abeat Records)

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三つ折りデジパック仕様CD

商品情報

ABEAT JAZZ

★イタリア・ジャズの魅力満載。録音はステファノ・アメリオ。

★欧州リリシズムとイタリアらしい歌謡性が同居するイタリア人ピアニスト、ミケーレ・ファジオ。本作はファジオ率いるピアノ・トリオを基本に、曲によりAska Kanekoのヴァイオリン、ファブリツィオ・ボッソのトランペット演奏をフィーチャー。作曲でも才能を発揮するミケーレ・ファジオのオリジナル曲を中心にイタリア・ジャズの魅力がたっぷりと味わえる作品です。

録音:Recorded, mixed and mastered at Artesuono Recording Studios ( Cavalicco, Udine , Italy )
on July 2020 by Stefano Amerio, except “ Cerchi D’Acqua ”, recorded at Indiehub ( Milano,Italy ) by Stefano Giungato
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