商品詳細

ダイナミック・スウィンギン&テイスティー・グルーヴィーに2管ハード・バップの王道ド真ん中を突き進むブルース色濃い痛快娯楽活劇的な絶頂未発表ライヴ! CD THE GEORGE COLEMAN QUINTET ジョージ・コールマン / IN BALTIMORE [RTRCD 005]

販売価格: 2,180円(税込)

商品詳細

★今年(2020年)85歳となるも今なお現役バリバリで元気に活躍を続けているハード・バップ・テナーの生ける伝説、ジョージ・コールマン(1935年テネシー州メンフィス生まれ)の、本盤は、30代半ばの若き日=1971年5月23日、トランペット入りの自己クインテットを率いてボルティモア(米メリーランド州)のthe Famous Ballroomで行なった公演の模様を捉えた未発表ライヴ音源、の初ディスク化。従来の初リーダー・レコーディング(1974年蘭録音「On Green Dolphin Street」)(←但、後年出た発掘ライヴ盤である)よりも前のリーダーとしての演奏が聴けることになる。

★まろやかな感触を呈しつつスムースに渦巻きウェイヴを描くようであり、かつまた鋭い引き締まりやキレのよさも備わったテナーの、肉太で逞しくも旨味と温もりに満ちたブルージー・メロディック・ブロウが芳醇に、そしてイナセげに悠々堂々と華を成し、一方、少々荒削りにすばしっこく走り回る敏活闊達なトランペットや、ソリッド&スクエアーに律儀一徹な殺陣ワザ師ぶりを見せるピアノ、らの活躍もしっかり濃厚に彩りを添えた、全編2管ハード・バップの鑑とも云える徹底してストレートアヘッド、徹底してテイスティー・グルーヴィーなド真っ当熱演が横溢して、大いに沸かせる充実内容。

★歌心とスイング感を何より大切にした、ブルース色も濃い単純明快エンタテインメント指向なスカッと胸のすく活劇的ダイナミック・バップ大会!、が嬉々としておおらかに、豪快に展開され、衒いなき真っ向勝負で直線コースをひた走る開放感も一杯の雄渾なる行軍が続く中、とりわけコールマン(ts)の、ただならぬハイテンションを維持しつつドッシリ腰を据えて悔いなく伸び伸びと完全燃焼しきる、情熱爆裂のアドリブ奮戦が、突き抜けるように晴れやか&爽やかなタフネスもみなぎった格段の盛り上がりを示して、全くゴキゲンだ。

→ハード・ドライヴ感満点に猛々しく吠え、きり揉み風に突進し暴れ躍るワイルドな大立ち回り攻勢にあってさえ、そうしたアツいアグレッシヴさ〜煮えたぎる沸騰性と同時に、ダウン・トゥ・アースでソウルフルな黒いブルース由来の吟醸味やコクっぽさが決して失われることはない、という、根はあくまで「気さくな人情家」めいた大衆娯楽的なその文脈展開、吹鳴のあり様は文句なしにおいしさ格別で、また哀愁のバラードがいつしか野性的で激烈な身を絞り切るような武勇咆哮路線になってしまう、辺りの屈強この上なきタフガイたる本性の顕れ具合、も好もしい魅力。コールマンの問答無用の燃えっぷりの前でちょっと影が霞んでしまうところもあるが、ムーア(tp)のハキハキとシャープにハイノートをキックするアーシー・バピッシュ・アクションや、デイリー(p)のファンキーとアクロバティカルの間を激しく往来する奔放苛烈なダイナミズム表現、も実に快調。

1. Afternoon In Paris (J. Lewis) (11:49)
2. Sandu (C. Brown) (10:26)
3. I Got Rhythm (G. Gershwin) (5:13)
4. Body & Soul (E. Heyman) (9:55) (quartet)
5. Joy Spring (C. Brown) (9:29)

George Coleman (tenor saxophone)
Danny Moore (trumpet except 4)
Albert Daiely (piano)
Larry Ridley (bass)
Harold White (drums)

1971年5月23日米メリーランド州ボルティモアのthe Famous Ballroomでのライヴ録音

レーベル:Reel to Real Recordings

在庫有り
見開き紙ジャケット仕様輸入盤CD

商品情報

REEL TO REAL


マイルス・デイヴィス、エルヴィン・ジョーンズなどの下で活躍したジョージ・コールマン
30代半ば、71年、バルチモアでの骨太ライヴ!
リーダー作として最古の作品となる貴重な演奏が話題のReel to Realで作品化

★ここに登場する発掘作品に収められているのは、ジョージ・コールマンが自らのクインテットを率いてボルティモアのクラブで行ったライヴ・パフォーマンス。メンバーは、サド・ジョーンズ~メル・ルイス楽団で活躍したトランペッターのダニー・ムーア、1984 年に惜しくも亡くなった名ピアニストのアル・デイリー、70年のセロニアス・モンク・カルテットでの来日をはじめ何度もサイドマンとして日本にやってきているベーシストのラリー・リドリー、そしてゲーリー・バーツ“NTU Troup”のメンバーでもあったドラマーのハロルド・ホワイトという充実の布陣で、この 4 人を得たコールマンは、マイルス・デイヴィス・クインテット在籍時(1963~64 年)よりもはるかにパワフルでダイナミズムに富んだプレイを繰り広げています。

★そして、この発掘作品が貴重なのは、これまでのところ、これがジョージ・コールマンをリーダーとするレコーディングの中で最も古いものだということ。これまでは、1974 年 4 月に単身ヨーロッパを訪れた際にオランダで録音された『On Green Dolphin Street』がコールマンの初リーダー作品で、正式なスタジオ録音としては、77年11月録音の『Big George』(Catalyst)(ここにもダニー・ムーアが加わっています)が初とされていました。今回登場したボルティモアでのライヴ演奏は1971年5月23日の録音であり、上記2作よりも数年前の、とはいえすでに成熟した演奏を聴くことができるのです。

★ 1935 年にメンフィスで生まれたコールマンは、同郷のブッカー・リトルやフィニアス・ニューボーン ,Jr.、フランク・ストロジャー、チャールズ・ロイドなどと共に腕を磨き、1957 年にリー・モーガンのブルーノート作『City Lights』でレコーディング・デビューを果たした後は、マックス・ローチ、マイルス・デイヴィス、エルヴィン・ジョーンズなどの下で活躍しましたが、70年代半ば以降は自己のグループを率いて活動を続け、何と85歳になる今もなおバリバリの現役として頑張っています。そんなコールマンの初リーダー・ライヴ作品に収められているのは5曲。ジョン・ルイスの「Afternoon In Paris」に始まり、クリフォード・ブラウンのナンバーが2曲、そしてスタンダード・ナンバーが 2 曲という構成で、めちゃめちゃ速いテンポの「I Got Rhythm」と悠揚迫らざるバラード「Body And Soul」との対照の妙が鮮やかです。(新譜案内より)
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内