商品詳細
凛としたシャープな冷涼さとソフト・スムースな波乗り的リリカル感覚が細かに融和した唯一無二の'50sコニッツ・ジャズ世界!超爽快!!! 紙ジャケット仕様2枚組CD LEE KONITZ リー・コニッツ / COMPLETE STORYVILLE RECORDINGS コンプリート・ストーリーヴィル・レコーディングス [MZCB 1412]
販売価格: 2,620円(税込)
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★レニー・トリスターノ門下の白人クール派アルトサックスの最高峰であり、殊に1950年代はウォーン・マーシュ(ts)と並んで流派を代表する若頭スターとして大活躍、やがてトリスターノ流儀から離脱して独自の半抽象的なリリカル・インプロヴァイザー的芸風を確立し、今世紀に入ってからも益々磨きのかかった奔放・飄然たる熟達技を多方面で精力的に揮っていたが、つい先日(2020年4月15日)新型コロナ肺炎のために惜しくも他界した孤高の名手:リー・コニッツ(1927年イリノイ州シカゴ生まれ、2020年ニューヨークシティのマンハッタンで死去)。
★本盤は、いずれもロニー・ボール(p)をフィーチュアしたカルテット(ベース&ドラムは2人交代)による、Storyville原盤の10inchアルバム3作品、→即ち、1954年1月5日ボストンのStoryville Clubでのライヴ編:「At Storyville」、1955年2月ボストンのハーヴァード・スクエアで録られた(+「At Storyville」からの残り曲を追加した)「In Harvard Square」、そして1954年8月6日ニューヨーク録音作:「Konitz」、以上の3枚を完全収録し、更に「Konitz」からの別テイク6トラック(国内盤には初収録となる)をプラスした、CD2枚組・Storyville録音完全網羅のスペシャル永久保存版。
★まろやかなソフトネスやスムース感あるいは浮遊感覚と、剃刀的シャープさや硬質感、がおのずと一体化した、凛々しくもリキみなき美味しさ抜群なトーンのアルトが、自然に脱力しつつどこまでも抵抗なくスイスイと宙を悠遠遊泳するかのような、ヒンヤリ冷涼な風合いの内側に優しいリリシズムやマイルドな歌心を豊富に宿したクーリッシュ・メロディック・ブロウ、をひたすら流麗に繰り出し続けて何とも爽やかな華を成し、一方、より骨太く角張った固い石つぶてをぶつけてくるが如きソリッドなピアノ弾奏も、アルトとは好対照にカキコキした歯切れのいい彩りを添えた、全編瑞々しい情味とダイナミックで力強く重厚なノリのよさ、を存分に堪能できる充実内容。
★幾分かクールではあるものの厳密な意味での所謂「(トリスターノ系)クール・ジャズ」とはちょっと違った、コニッツ流のテンダネスやソフィスティケーション、ウィットっぽさ等がいい按配で発揮されつつの、殊の外生鮮で涼しげな「リリカル指向のハード・バップ」、の一種と云えそうなあくまで取っ付きやすく滑脱快適な行き方が続き、コニッツ(as)の、クール・ジャズ的なテーマを持った自作ナンバー辺りでは、やや入り組んだ頭脳的なジグザグ・アクション技と結構ブルージー・バピッシュな渋旨グルーヴ節をミックスした、何げにメリハリあるドラマティックな躍動ぶりを見せ、スタンダードや歌物、バラードなどでは更にスウィートなメロディスト面を全開させるも、しかし決してキャッチーになりすぎることなく一定の冷気やいい意味での掴みどころなさを巧まず保持して、中々ミステリアスに余韻も残すという、しかもどのアプローチにあっても終始朝飯前の軽妙さや飄々さ、脱力感を絶やさないその波乗り調子な語り口が悠々冴え渡っていて卓抜だ。
★ピーター・インド(b)&ジェフ・モートン(ds)参加の中盤〜後半では、よりハード・ドライヴ感が増し、構成も簡潔になってピリッとした凛々しさや迫力が濃厚になるが、コニッツの泰然自若としてマイペースを崩さないそうしたサーフ・ライディングな(しかも、奔放で変幻自在だったりもする)流線的立ち居振る舞いの様、は一切ブレるところがなく、清々しさも格別。わりかし陰影濃くハードでスクエアーなボール(p)の殺陣っぽい力学攻勢や、ヴォリューム感もワイドにワシワシ闊歩驀進するインド(b)の、迫真性みなぎった跳ね躍りプッシュ技も好インパクト。
Disc 1:【アット・ストーリーヴィル+イン・ハーバード・スクエア】
01. イントロダクション
02. ハイ・ベック
03. イフ・アイ・ハッド・ユー
04. サブコンシャス・リー
05. サウンド・リー
06. フーリン・マイセルフ
07. イントロダクション
08. アブルーション
09. ジーズ・フーリッシュ・シングス
10. エンド・アナウンスメント
11. ノー・スプライス
12. シーズ・ファニー・ザット・ウェイ
13. タイム・オン・マイ・ハンズ
14. フーリン・マイセルフ
15. ロニーズ・チューン
16. フロッギー・デイ
17. マイ・オールド・フレイム
Disc 2:【コニッツ+アウトテイク】
01. バップ・ゴース・ザ・リーゼル
02. イージー・リヴィング
03. ミーン・トゥ・ミー
04. 四月の想い出
05. 317イースト・32ストリート
06. スカイラーク
07. ナーサリー・ライム
08. ライムハウス・ブルース
09. バップ・ゴーズ・ザ・リーゼル (テイク1)
10. バップ・ゴーズ・ザ・リーゼル (テイク2)
11. ミーン・トゥ・ミー (テイク1)
12. ナーサリー・ライム (テイク1)
13. ナーサリー・ライム (テイク4)
14.ナーサリー・ライム (テイク5)
Lee Konitz リー・コニッツ (alto saxophone)
Ronnie Ball ロニー・ボール (piano)
Percy Heath パーシー・ヒース (bass on Disc 1-01〜10)
Peter Ind ピーター・インド (bass on Disc 1-11〜17, Disc 2-all)
Al (Alan) Levitt アル・レヴィット (drums on Disc 1-01〜10)
Jeff Morton ジェフ・モートン (drums on Disc 1-11〜17, Disc 2-all)
Disc 1-01〜10:
1954年1月5日米マサチューセッツ州ボストンのStoryville Clubでのライヴ録音
Disc 1-11〜17:
1955年2月ボストンのHarvard Square録音
Disc 2:
1954年8月6日ニューヨーク録音
レーベル:Muzak (Storyville原盤)
在庫有り
国内制作・紙ジャケット仕様2枚組CD
★本盤は、いずれもロニー・ボール(p)をフィーチュアしたカルテット(ベース&ドラムは2人交代)による、Storyville原盤の10inchアルバム3作品、→即ち、1954年1月5日ボストンのStoryville Clubでのライヴ編:「At Storyville」、1955年2月ボストンのハーヴァード・スクエアで録られた(+「At Storyville」からの残り曲を追加した)「In Harvard Square」、そして1954年8月6日ニューヨーク録音作:「Konitz」、以上の3枚を完全収録し、更に「Konitz」からの別テイク6トラック(国内盤には初収録となる)をプラスした、CD2枚組・Storyville録音完全網羅のスペシャル永久保存版。
★まろやかなソフトネスやスムース感あるいは浮遊感覚と、剃刀的シャープさや硬質感、がおのずと一体化した、凛々しくもリキみなき美味しさ抜群なトーンのアルトが、自然に脱力しつつどこまでも抵抗なくスイスイと宙を悠遠遊泳するかのような、ヒンヤリ冷涼な風合いの内側に優しいリリシズムやマイルドな歌心を豊富に宿したクーリッシュ・メロディック・ブロウ、をひたすら流麗に繰り出し続けて何とも爽やかな華を成し、一方、より骨太く角張った固い石つぶてをぶつけてくるが如きソリッドなピアノ弾奏も、アルトとは好対照にカキコキした歯切れのいい彩りを添えた、全編瑞々しい情味とダイナミックで力強く重厚なノリのよさ、を存分に堪能できる充実内容。
★幾分かクールではあるものの厳密な意味での所謂「(トリスターノ系)クール・ジャズ」とはちょっと違った、コニッツ流のテンダネスやソフィスティケーション、ウィットっぽさ等がいい按配で発揮されつつの、殊の外生鮮で涼しげな「リリカル指向のハード・バップ」、の一種と云えそうなあくまで取っ付きやすく滑脱快適な行き方が続き、コニッツ(as)の、クール・ジャズ的なテーマを持った自作ナンバー辺りでは、やや入り組んだ頭脳的なジグザグ・アクション技と結構ブルージー・バピッシュな渋旨グルーヴ節をミックスした、何げにメリハリあるドラマティックな躍動ぶりを見せ、スタンダードや歌物、バラードなどでは更にスウィートなメロディスト面を全開させるも、しかし決してキャッチーになりすぎることなく一定の冷気やいい意味での掴みどころなさを巧まず保持して、中々ミステリアスに余韻も残すという、しかもどのアプローチにあっても終始朝飯前の軽妙さや飄々さ、脱力感を絶やさないその波乗り調子な語り口が悠々冴え渡っていて卓抜だ。
★ピーター・インド(b)&ジェフ・モートン(ds)参加の中盤〜後半では、よりハード・ドライヴ感が増し、構成も簡潔になってピリッとした凛々しさや迫力が濃厚になるが、コニッツの泰然自若としてマイペースを崩さないそうしたサーフ・ライディングな(しかも、奔放で変幻自在だったりもする)流線的立ち居振る舞いの様、は一切ブレるところがなく、清々しさも格別。わりかし陰影濃くハードでスクエアーなボール(p)の殺陣っぽい力学攻勢や、ヴォリューム感もワイドにワシワシ闊歩驀進するインド(b)の、迫真性みなぎった跳ね躍りプッシュ技も好インパクト。
Disc 1:【アット・ストーリーヴィル+イン・ハーバード・スクエア】
01. イントロダクション
02. ハイ・ベック
03. イフ・アイ・ハッド・ユー
04. サブコンシャス・リー
05. サウンド・リー
06. フーリン・マイセルフ
07. イントロダクション
08. アブルーション
09. ジーズ・フーリッシュ・シングス
10. エンド・アナウンスメント
11. ノー・スプライス
12. シーズ・ファニー・ザット・ウェイ
13. タイム・オン・マイ・ハンズ
14. フーリン・マイセルフ
15. ロニーズ・チューン
16. フロッギー・デイ
17. マイ・オールド・フレイム
Disc 2:【コニッツ+アウトテイク】
01. バップ・ゴース・ザ・リーゼル
02. イージー・リヴィング
03. ミーン・トゥ・ミー
04. 四月の想い出
05. 317イースト・32ストリート
06. スカイラーク
07. ナーサリー・ライム
08. ライムハウス・ブルース
09. バップ・ゴーズ・ザ・リーゼル (テイク1)
10. バップ・ゴーズ・ザ・リーゼル (テイク2)
11. ミーン・トゥ・ミー (テイク1)
12. ナーサリー・ライム (テイク1)
13. ナーサリー・ライム (テイク4)
14.ナーサリー・ライム (テイク5)
Lee Konitz リー・コニッツ (alto saxophone)
Ronnie Ball ロニー・ボール (piano)
Percy Heath パーシー・ヒース (bass on Disc 1-01〜10)
Peter Ind ピーター・インド (bass on Disc 1-11〜17, Disc 2-all)
Al (Alan) Levitt アル・レヴィット (drums on Disc 1-01〜10)
Jeff Morton ジェフ・モートン (drums on Disc 1-11〜17, Disc 2-all)
Disc 1-01〜10:
1954年1月5日米マサチューセッツ州ボストンのStoryville Clubでのライヴ録音
Disc 1-11〜17:
1955年2月ボストンのHarvard Square録音
Disc 2:
1954年8月6日ニューヨーク録音
レーベル:Muzak (Storyville原盤)
在庫有り
国内制作・紙ジャケット仕様2枚組CD
商品情報
MUZAK
Storyville Records:
ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルのプロデューサーとして知られるジョージ・ウィンによって1951年ボストンで設立。ジャズ・クラブ“Storyville”の経営からスタートし、活動期間は5年ほどで制作したアルバムも20数枚だが、リー・コニッツや秋吉敏子の初期重要作をはじめジャズ・ファンの琴線に触れるマスト・アイテムが多く含まれている。
Storyville Records:
ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルのプロデューサーとして知られるジョージ・ウィンによって1951年ボストンで設立。ジャズ・クラブ“Storyville”の経営からスタートし、活動期間は5年ほどで制作したアルバムも20数枚だが、リー・コニッツや秋吉敏子の初期重要作をはじめジャズ・ファンの琴線に触れるマスト・アイテムが多く含まれている。
★伝統と文化の街、ボストンに生まれた名門レーベル Storyville Recordsに残された歴史的名盤の復刻!
★名プロデューサー、ジョージ・ウェインの手によりリー・コニッツ絶頂期の1950年代中期にStoryvilleに残された3枚の10吋盤を2枚のCDに収録。国内盤初登場となる6曲の別テイク・トラックを追加収録したコニッツ・ファン必聴の完全版。(新譜案内より)
★名プロデューサー、ジョージ・ウェインの手によりリー・コニッツ絶頂期の1950年代中期にStoryvilleに残された3枚の10吋盤を2枚のCDに収録。国内盤初登場となる6曲の別テイク・トラックを追加収録したコニッツ・ファン必聴の完全版。(新譜案内より)