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徹頭徹尾ストレートアヘッドでアーシー&ソウルフルなコク味もたっぷりの痛快娯楽活劇ハード・バップ大会、大豊作! CD HAROLD MABERN ハロルド・メイバーン / MABERN PLAYS MABERN [SSR 2001]

販売価格: 2,200円(税込)

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★先頃(2019年9月)惜しくも世を去った、正統派ブラック・モダン・ピアノの巨匠:ハロルド・メイバーン(1936年テネシー州メンフィス生まれ、2019年ニュージャージーで死去)の、本盤は、依然大いに意気盛んだった晩年の名演が聴かれる、エリック・アレクサンダー(ts)、ジョン・ウェバー(b)、ジョー・ファンズワース(ds)とのレギュラー・カルテットに、ヴィンセント・ハーリング(as)とスティーヴ・デイヴィス(tb)も加わった体制での、2018年1月SMOKEジャズクラブ(NYC)での公演の模様を収めた白熱のライヴ・アルバム(追悼盤)。

★硬質強堅さと流麗さや軽み、がナチュラルに合わさった何とも味のあるタッチのピアノが、グループ全体に頼もしく気合を投入してくれるかのような、ダイナミックで雄渾なる「哀愁とガッツ」の敏活コク旨節をパワフルかつ悠々と紡いで、さすがの貫祿や醸熟オーラを放ち、一方、ある時はスモーキー・バピッシュある時はモーダル・アグレッシヴなテナーや、イキのよさ満点に熱っぽく飛び跳ね回るアーシーでイナセなアルト、ウォームで端正そしてファンキー・ソウルフルなトロンボーンら、ホーン陣のそれぞれに千両役者たるスター性をイキイキ振りまきながらのソロ活躍も、実に華々しくカラフルに座を盛り上げきった、全編フレッシュ・エキサイティングにして心温まる人情味満点の会心打内容。

★歌心とスイング感を徹底重視し、苦味走ったハードボイルドな真剣勝負の激烈アクションに悔いなくアツく没頭するシリアスめの局面も適宜ある、終始一貫して極めてストレートアヘッドな痛快活劇エンタテインメント路線のこれぞ神髄!とも云うべき、スカッと壮快に胸のすく完全燃焼の現代ハード・バップ熱演が嬉々として凛々しくも愉しげに連続し、メイバーン(p)始め銘々の気力も充実しきったエネルギッシュ&エモーショナルであり、それでいて和気あいあいとした打ち解けた親睦セッションにひたすらニコニコ上機嫌で興じるような趣もある、鮮度抜群で色彩豊かなソロ合戦(や息の合ったアンサンブルワーク)が最高に清々しい豊饒具合を見せて、云うことなし。

★メイバーン(p)の、ゴツンゴツンと固く堅牢な石をぶつけてくるようであり、同時に、しっかりダウン・トゥ・アースな漆黒の吟醸味や親しみやすいハートフルな歌謡フィーリングをもふんだんにほとばしらせた必殺濃い口至芸、が殊の外こってりと超芳醇に威風堂々たる絶好調ぶりを示してゴキゲンこの上なく、また、アレクサンダー(ts)とハーリング(as)の各々一歩も引かぬ息詰まるデッドヒート的な全力疾走リレー・バトルの燃え盛り様や、デイヴィス(tb)のバッチリ余裕を保ちつつイキに、勇み肌に唸り鳴く懐深げで包容力溢れるブルース技の情味豊かさ、といった辺りもおいしさ格別で好インパクト。

1. Mr. Johnson (Harold Mabern) 9:44
2. The Iron Man (Eric Alexander) 8:00
3. Lover Man (Jimmy Davis, Ram Ramirez & James Sherman) 7:34 (tb-as-p-b-ds quintet)
4. The Lyrical Cole-Man (Harold Mabern) 11:56 (ts-p-b-ds quartet)
5. EdwardLee (Harold Mabern) 8:53 (as-ts-p-b-ds quintet)
6. It's Magic (Jule Styne / Sammy Cahn) 5:59 (ts-p-b-ds quartet)
7. The Beehive (Harold Mabern) 7:34 (as-ts-p-b-ds quintet)
8. Rakin' and Scrapin' (Harold Mabern) 10:09

Steve Davis (trombone except 4,5,6,7)
Vincent Herring (alto saxophone except 4,6)
Eric Alexander (tenor saxophone except 3)
Harold Mabern (piano)
John Webber (bass)
Joe Farnsworth (drums)

2018年1月5,6,7日ニューヨークシティのSMOKE Jazz Clubでのライヴ録音

レーベル:Smoke Sessions

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三面デジパック仕様CD

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SMOKE SESSION

★2019年、惜しくも他界したハロルド・メイバーンの未発表ライブ
メイバーン自身の作曲による大ヒットナンバーを中心に晩年一緒にプレイをした気の合ったメンバーと繰り広げる白熱のライブ盤!

■昨年(2019 年 9 月)惜しくも 83 才で世を去ったジャズ界の“アイアン・マン(鉄人)”ハロルド・メイバーンの通算 27 作目のリーダー・アルバム(追悼盤)。スモーク・セッション・レコードからは 5 作目のアルバム。2019 年に発売されたエリック・アレキサンダーをフィーチャーしたカルテット作品「The Iron Man、Live atSmoke」(SSR 1807)はヒット作品となった。

■本作は 2017 年 12 月 17 日から NY のジャズクラブ、スモークで行われた「カウントダウン2018-ジョン・コルトレーン・フェスティバル」と題された「ハロルド・メイバーン・カルテット・フィーチャリング・エリック・アレキサンダー」の 21 日間連続のライブにビンセント・ハーリング (as)、スティーヴ ・ デイビス (tb) が参加したステージを収録したもの。

■当然ハロルド・メイバーンのスタジオ録音作品は素晴らしいが、ライブステージで見せるピアノ・プレイは驚くばかりである。強烈なピアノタッチも凄いが、ソロの途中に次々と別の曲のメロディフレーズが飛び出してくる。とめどもなく湧き
あがるアドリブプレイはまさに神がかりである。本作はそんなメイバーンの最高のステージ、ライブにおける魅力を完璧に捉えたアルバムとも言って良いだろう。

■サイドメンのひとり、テナーのエリック・アレキサンダーは 1987 年からメイバーンに師事し、エリックとのカルテットはもう30年近く続いていた。まさに現代の「黄金のカルテット」である。また、アルトサックス奏者のビンセント・ハーリング、トロンボーン奏者のスティーブ・デイビスもライブやレコーディングでメイバーンと何度も共演して気心が知れあった仲である。ドラムスのジョー・ファンズワース、ベースのジョン・ウェーバーも同様に長い間メイバーンンのリズムセクションとして活躍した。

■収録曲はライブでは必ずといってよいほど演奏しているメイバーンのオリジナル曲中心の 8 曲。「Mr. Johnson」「EdwardLee」「The Beehive」「Rakin’ and Scrapin’」は色々なアルバムに何度も収録されているが、リー・モーガンの『Liveat The Lighthouse』に収録されている「The Beehive」はジャズファンにとってはお馴染みの曲。またエリック・アレキサンダーがメイバーンに捧げた「The Iron Man」やスティーヴ ・ デイビスを大きくフィーチャーした「Lover Man」のバラード演奏も聴きどころである。

■ある時はウイントン・ケリーのように、またある時はマッコイ・タイナーのように......。もちろんメイバーンはワン・アンド・オンリーのピアニストである。日本にも毎年コンスタントに来日していただけにメイバーンのプレイを生で観ることができないのは本当に残念である。1 曲目の最後の MC で「アリガトウゴザイマス」と日本語でアナウンス。聴衆の中に日本人がいたのかはわからないが、日本びいきのメイバーンの人柄を感じる。(新譜案内より)
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