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【日本ジャズのサウンドを追及するDays of Delight第五弾】 濃い陰影に包まれたビタースウィート&サスペンスフルな全く独自の新機軸リリカル・ピアノ・トリオ会心打! CD 須川 崇志 バンクシア・トリオ TAKASHI SUGAWA BANKSIA TRIO / TIME REMEMBERED タイム・リメンバード [DOD 005]

販売価格: 2,620円(税込)

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★先頃の初リーダー作:「Outgrowing」(Song X Jazz)も中々衝撃的だった、進取性に富むオールラウンドな辣腕ベーシスト:須川崇志(1982年群馬県伊勢崎市・旧境町生まれ)の、本盤は新プロジェクト=、林正樹(p)&石若駿(ds)とのジャパニーズ・ピアノ・トリオ:「Banksia Trio」による一編。

★シャープに空を斬りつつパワフルにパンチ・キックをカマしてくるドラムや、強烈にバネを利かせてウネり躍り、ダイナミック・ドライヴする重厚肉太にして敏捷なベース、らに頼もしく支えられ、プッシュされながら、折り目正しく濃やかでいてキレや勢いもあるストーン・タッチのピアノが、奥深い抒情性や思索ムードと力学的アクション傾向をミックスした(メインは前者)、陰影に富むも基本はメロディアス体質のメランコリック・プレイを滑脱に綴って、凛々しくも余情豊かな華を結構悠然と成した好演内容。

★独特の半内省的なダークネスや不穏で怪しいサスペンスを孕みながらの、インタープレイ色も濃い機動性ある適宜張り詰めたビタースウィートなテイストのリリカル奏演、が精悍かつちょっとミステリアスに展開され、雄々しく力強い立ち回りで濃く翳ったスピリチュアリティを堂々体現する須川(b)の、輪郭も太いタフげな躍動ぶりも随所に揺るぎない存在感を際立たせる中、一座の花形:林(p)の、落ち着いた調子でじっくりと心象風景の奥底へ降りてゆくような、一定の余裕と品格を保った半メディテーショナルなアンニュイ節が、何とも典雅に映えを見せて味わい深い。
→歌心を豊富に備えつつもあくまでシリアスで暗い、ニガめの硬質フレージングを主軸として、ある種の幻想性や神秘性を含んだノワールな独自のロマンティシズム世界を流麗に形作り、しかし時折、明朗瀟洒な小唄っぽさやブルースの旨味(或いはジェントル・エレガントなバラード表現とか)などオーソドックスめの吟醸的要素も垣間見せて、ホッと一息つかせてもくれる、という、その硬軟自在な匙加減のあり様が絶妙、そして極めてユニーク。

1. Time Remembered
2. Yoko no Waltz
3. Nigella
4. Banksia
5. Under The Spell
6. Lamento (p & b duo)
7. Largo Luciano
8. Yoshi

林 正樹 (piano)
須川 崇志 (bass)
石若 駿 (drums except 6)

2019年7月31日 録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD
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