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タフ&ダイナミックでいて渋〜いけだるさも仄めく2管ピアノレス・カルテットの大豊饒ストレート・ハード・バップ大会! CD STEPHEN RILEY スティーヴン・ライリー / OLEO [SCCD 31881]

販売価格: 2,500円(税込)

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★ニューヨーク〜シカゴ〜ニューオリンズと渡り歩きながら、W・マルサリス一派やミンガス・ビッグ・バンド、ブレッカー兄弟、クラーク・テリー、アル・グレイ、ハリー・エディソン、レイ・チャールズ等々、幅広い人脈の中で多忙に辣腕を発揮、一貫してこのSteepleChaseから肝の据わったリーダー作群を続々とリリースし、好評を得てきた正統実力派テナーサックス奏者:スティーヴン・ライリー(1975年ノースカロライナ州グリーンヴィル生まれ)の、今回は、ジョー・マグナレリ(tp)をフィーチュアした2管フロントのピアノレス・カルテットによる、敬愛するソニー・ロリンズ所縁の名曲を中心とした快演集。

★肉太く締まりや絞りが利いていながら、同時に、スカスカorプスプスっぽい掠れ感をも湛えた、何とも味のあるスモーキー・トーンのテナーが、タフ&ダイナミックでありレイジー&デカダンでもある豪放磊落そうな滑脱ブロウを朗々と、それでいてちょっとけだるげに繰り出して、超芳醇かつ渋いくすみを含んだ、いい意味でやや不透明な煙霧の如き絵を飾り、かたや、終始ピーンと背筋の伸びきった凛々しくイナセでキレ味鋭い生粋硬派バッパーに徹して見せるトランペットの(あくまで輪郭のクッキリした)勇躍ぶりも、テナーとのコントラスト鮮やかに確固と拮抗した、全体に、雄渾で逞しくも一抹の憂さがよぎる男臭い哀愁ロマン世界に、ひたすら壮快に酔わせ、ハマらせる好演内容。

★徹頭徹尾メロディアス&スウィンギンな正々堂々真っ向勝負の人情娯楽的ハード・バップ大会、が豪快剛健に雄々しく展開され、ピアノレス編成ならではの結構ゴツいドライさを呈したトータル・サウンドの鳴動具合も、シッカと骨太く堅牢な重厚グルーヴ醸成に一役買っていて好もしい魅力を成す中で、フロント2管の伸び伸びと全力で躍動するシンプル・ストレートなソロ合戦(or掛け合いキャッチボール)が、ノリノリにして旨味こってりの大豊作ぶりを見せて、文句なく格段に清々しい。

★ライリー(ts)の、勇猛でワイルド&エネルギッシュな、ハード・ドライヴ感満点のスクリュー(もしくは大波)咆哮を実に頼もしく轟かせるも、その鳴音には絶えずどこかしらダルと云うかルーズと云うか、独特の脱力感や倦怠感が漂ってもいる、といった辺りの中々含蓄や機微に富んだ剛柔併せ持つ語り口の妙、が粋に冴えており、一方マグナレリ(tp)の、一切の迷いなく真っ直ぐにハードボイルドなバップ職人ぶりを貫いた、嬉々溌剌で表情豊かな立ち回りもこれまたゴキゲン。

1. Ornithology
2. Doxy
3. St. Thomas
4. Valse Hot
5. On Green Dolphin Street
6. Minority
7. Oleo
8. Lazy Bird
9. Don't Get Around Much Anymore

Stephen Riley (tenor saxophone)
Joe Magnarelli (trumpet)
Jay Anderson (bass)
Adam Nussbaum (drums)

2018年2月 録音

レーベル:SteepleChase

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STEEPLECHASE

★ロリンズ・フォロワーのステフェン・ライリーがトランペッターのジョー・マグナレリと組んだカルテット。古典的名作をソリッドな現代的解釈で挑んだ最新作。
(新譜案内より)
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