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スリルとサスペンス渦巻くトライアングル・インタープレイ型ピアノ・トリオの権化たるピリッとした本領が悠々発揮された充実未発表ライヴ! CD PAUL BLEY, GARY PEACOCK, PAUL MOTIAN ポール・ブレイ、 ゲイリー・ピーコック、 ポール・モティアン / WHEN WILL THE BLUES LEAVE [ECM 774 423]

販売価格: 2,350円(税込)

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★ポール・ブレイ(p)(1932年カナダ-ケベック州のモントリオール生まれ、2016年死去)、ゲイリー・ピーコック(b)(1935年アイダホ州バーレイ生まれ、2020年9月4日死去)、ポール・モティアン(ds)(1931年ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ、2011年ニューヨークのマンハッタンで死去)、という、1960年代からの親交も深い強力巨頭・盟友陣トリオによる、本盤は、1999年3月にスイスのルガーノ-トレヴァで録られていた未発表ライヴ音源の初ディスク化。

★潤いや透明感そして冷涼感豊かでありつつ剃刀の如き鋭いキレ並びに硬質性も備わった、氷片を思わせるクリスタルなタッチのピアノが、深遠な思索瞑想色とやや不可思議な幾何学性を渾然一体化させた、陰影濃くピリッとスパイシーな、それでいてブルース由来の渋旨な吟醸テイストも自ずと宿す、全く独自のダイナミック・リリカル・アクション的プレイを飄々と軽やかに紡いで、誠に風雅に、かつサスペンスフルに清新さと緊迫感溢れる奥行きも充分の鮮やかな絵を飾り、また、随所で前面に出張っては饒舌なほどに朗々と歌いまくるバネ&ウネりの十二分に利いた肉太ベースや、音響の形状も刻々多様に変じながらシャカシャカ・シャキーン!と縦横無尽の斬り込みゲリラ・アタックをカマしてくる何げにカラフルなドラム、らの活躍もそれぞれ凄味満点、存在感濃厚に無双の魅力を際立たせた、全編を通じこの上なく瑞々しい興奮やスリルと力強く雄渾なる感動を満喫できる、さすがの高密度内容。


★3者が当意即妙に或いは丁々発止に渡り合い、絡み(またある時はもつれ)合う、圧倒的な迫真サスペンスの絶えないトライアングル・インタープレイ趣向に乗せての、決して甘くはないが(ブレイ流の)抒情性を潤沢に有した奔放自在な超機動的アクティヴ奏演、が嬉々溌剌げに展開され、中でもとりわけ一座の花形を担うブレイ(p)の、例によってロマンティック&エレガントな耽美性と、シリアスでダークな抽象傾向、をごくナチュラルに融和させた泰然超然にしてメリハリある中々ドラマティックな語り口が、熟練していながら生鮮度抜群のキレを、冴え渡り様を見せていて全く見事。

→心象風景の奥底へじっくりと降りてゆくような、暗くメディテーショナルなバラード型のニガい浪漫表現、に研ぎ澄まされた幽遠なる本領が発揮される一方、機略縦横に四方八方飛び回り、ノリノリでスイングしながら繰り出す結構ダウン・トゥ・アースなブルース節、辺りにもこれまた鮮麗なる妙味があり、その、リキみなく自然体で長年磨き抜いた得意の至芸の披露にひたすら楽しげに興じきる、風なイキイキした(しかもバッチリ孤高な)筆の進め様は好感度一杯、説得力も絶大だ。粛然たる思いがいたします。

1. Mazatlan
2. Flame
3. Told You So (solo piano)
4. Moor
5. Longer
6. Dialogue Amour
7. When Will The Blues Leave
8. I Loves You, Porgy (solo piano)

Paul Bley (piano)
Gary Peacock (double bass except 3, 8)
Paul Motian (drums except 3, 8)

1999年3月18日スイス ルガーノ=Lugano-TrevanoのAula Magnaでのライヴ録音

レーベル:ECM

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スリーヴケース仕様CD

商品情報

ECM

★ECMを代表するピアニスト、ポール・ブレイの名トリオの1999年のライヴ盤が初登場。
●1963年録音の作品『ポール・ブレイ・ウィズ・ゲイリー・ピーコック』収録曲の同メンバーによるライヴ演奏を楽しむことのできるECMファン待望作品。
●1998年に録音の『Not Two,Not One』で再集結したトリオが1999年にスイスのトレヴァで行ったライヴ録音盤。   
●オーネット・コールマンのタイトル曲、ポール・ブレイの「マザトラン」、ゲイリー・ピーコックの「ムーア」、そしてガーシュウィンの「アイ・ラヴズ・ユー・ポーギー」までインプロヴァイザー・マスター3人がどの瞬間瞬間をも聴き逃すことのできない演奏を奏でる。(新譜案内より)

Concert recording by RSI,March 1999
Aula Magna STS. Lugano
RSI concert and recording producer : Paolo Keller
Engineer : Werner Walter
Cover photo : Catherine Peillon
Liner photos : Ralph Quinke,
W.Patrick Hinely
Design : Sascha Kleis
Album produced by Manfred Eicher
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