商品詳細

エヴァン・パーカーのさすが醸熟かつ泰然たるインプロヴィゼーションが鮮やかなキレを見せた絶好調トリオ・ライヴ! CD EVAN PARKER エヴァン・パーカー TOSHI TSUCHITORI 土取 利行 WILLIAM PARKER ウィリアム・パーカー / THE FLOW OF SPIRIT - LIVE CONCERT TOKYO [RG 16]

販売価格: 2,930円(税込)

商品詳細

★多芸多才な本邦フリー派ドラマー〜パーカッショニストの土取利行(1950年香川県生まれ)が、2015年7月、郡上八幡音楽祭のために、エヴァン・パーカー(ts,ss)(1944年英国のブリストル生まれ)&ウィリアム・パーカー(b,guembri)(1952年ニューヨーク市ブロンクス生まれ)という英米の二大巨頭を招聘、このスペシャル・トリオは同音楽祭の他、京都と東京でもコンサートを行なったが、本盤はそのうち東京・草月会館での公演の模様を収めた強力作。

★必殺渾身のフリー・インプロヴィゼーション全4トラックが聴かれる。怪しくダークに唸り吠えるテナーの、アブストラクトであり、スピリチュアリティもシカと漂う力強い、そして分厚い轟鳴が、こってり濃い口の泰然&堂々たる鬼神の如き華を成し、七転八倒っぽく激烈にコロがり回りながらシャープに突き(或いは斬り込み)を入れてくるドラムの寝技的な大攻勢や、強烈にバネを利かせて跳ね躍りつつパルス様のグルーヴを体現するベースの飄遊ぶり、も揺るぎなく圧倒的な気魄でしっかりストロング&ヘビーに拮抗した、全編を通じてこの上なくスリリング&エキサイティングに超生鮮なる昂揚感を満喫させてくれる、さすが高度に練達し、研ぎ澄まされた敢闘内容。

★ほぼ一貫して、メロディアスでこそないが一定の「楽曲」らしさや情趣っぽさを湛え、脈絡を確固と感じさせる、妥協なく硬質な抽象性・実験性と奥深いスピリチュアルさを自ずと併せ持った、迷いなく悔いなき完全燃焼の驀進が展開され、3者の緊密なチームワーク〜グループ表現の巧緻さと各々の気合もノリきった白熱インプロヴィゼーションの充実具合、とでひたすら清新な気分のまま一気にイカせてくれる。

★中でもエヴァン・パーカー(ts)の、屈強にしてリキみなく(そして衒いなく)伸びやかにイキイキと躍動しまくる、終始ポジティヴな生命力と情魂味に溢れたおおらかささえ感じさせる奮戦、がとりわけ傑出しており、概ね情動型の雄渾なハード・ドライヴィング咆哮を嬉々として綴る反面、ソプラノに持ち替えた#2(W・パーカーが民俗弦楽器:グンブリを弾き、土取がパーカッションを奏するエスニック路線トラック)では、スピリチュアル&エキゾティック調で滑り出しながらもやがては得意の「キュルキュル冷涼渦巻き吹き」(大炸裂!!!)へと転じてゆくその、超然・孤高の趣がまた最高だ。

1. Improvisation 1
2. Improvisation 2
3. Improvisation 3
4. Improvisation 4

Evan Parker エヴァン・パーカー (tenor saxophone, soprano saxophone)
William Parker ウィリアム・パーカー (bass, guembri)
土取 利行 Toshi Tsuchitori (drums, percussion)

2015年7月22日東京草月会館でのライヴ録音

レーベル:立光学舎

在庫有り
見開き紙ジャケット仕様CD

■プロフィール:
★Evan Parker エヴァン・パーカー(テナー、ソプラノサックス)
1944年英国・ブリストル生まれ。1966年ジョン・スティーブンスのスポンティニ アス・ミュージック・アンサンブルに参加。1960年代後半、ペーター・コバルトとの出会いからドイツでも活動するようになり、即興演奏家として頭角を表す。 1970年代にデレク・ベイリー、トニー・オクスリーらと「INCUS」を設立。同年、現在も続くアレクサンダー・フォン・シェッペリンバッハ・トリオに参加。複数の音を同時に出すマルチフォニックスと循環呼吸を融合させた独自の奏法を開発、70年代末には革新的な即興サクソフォニストとして名を馳せる。また、1990年代半ばにはエレクトロニクス・アンサンブルでの活動をスタートさせた。 CD『Evan Parker, Derek Bailey,Han Bennink/The Topography of the Lungs』 『Monoceros』『Evan Parker Electro Acoustic Septet』など多数。

★Toshi Tsuchitori 土19取利行(ドラムス、パーカッション)
1950年香川県生まれ。1970年代より前衛ジャズドラマーとして近藤等則、高木元輝、阿部薫、坂本龍一らと活動を共にする。1975年音楽評論家間章プロデユース による日本のフリージャズユニットEEU結成直後に渡米。ドラムの革新者ミルフォード・グレイブスとの知己を得る他、パリに渡りスティーヴ・レイシー、デレク・ベイリーら即興演奏のパイオニアたちと共演。同時に20世紀を代表する演出家ピーター・ブルックの国際劇団の主要作品の音楽を40年間にわたって担当。アフリカ、中近東、インド、東南アジアなどの民族音楽の渉猟、習得を継続しながら、1983年より「銅鐸」「サヌカイト」「縄文鼓」など古代楽器の調査・演奏に取り組む。87年三絃奏者桃山晴衣と共同で郡上八幡に「立光学舎」設立。日本芸能の復活にも力を注ぐ。CD『Dissapointment Hateruma/土取利行・坂 本龍一』『Improvisation/デレク・ベイリー、土取利行ほか』『メディテーション・アモング・アス/ミルフォード・グレイヴス、土取利行ほか』『アジャガラ・ドラムソロ』ほか多数。

★William Parker ウィリアム・パーカー(ベース、グンブリ)
1952年ニューヨーク市ブロンクス生まれ。1971年に演奏活動を始め、当時のロフトジャズの支えてとして活躍。1980年から1991年までセシル・テイラー・ユニット、またサックスのディヴィッド・S・ウェアカルテット、1990年代に入ってからはマシュー・シップのグループでも演奏。ペーター・コバルトやペーター・ブロッツマンをはじめとするヨーロッパの即興演奏家との共演も多い。リーダ ーとして、コンポーザーとして、後進の育成者として自在な力を発揮している。 1996年からニューヨーク市で毎年開催される即興音楽を中心としたダンスやヴィジュアル・アートも含めた総合的なイベント「ヴィジョン・フェスティバル」の主催メンバーの一人。CD『 Essence of Elington』『Live in Wrolove』『Wood Flute Songs』『Chenge of Seasons/ビリー・バング、土取利行との共演』ほか多数。

商品情報

★ 森霊のドラミング。世界的パーカッショニスト土取 利行、極北の神秘。サックス奏法の革新者、エヴァン・パーカー、黒い霊樹。前衛詩人のベーシスト、ウィリアム・パーカー。
★2015年東京、草月会館で行われた日英米を代表する世界最高峰の即興演奏家3人による白熱のフリージャズライヴが待望のCD化!
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内